ピストンエンジンは永遠か!な?

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レギュレーターブラケットの製作

2005年11月05日 | 金属加工

ステーもブラケットも辞書では支柱とか腕木とかの意味で大した違いはないようです。ワタシはステーはブラケットに較べて単純な形なものと区別しています。

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ウインカーステーを作ったショベリジですけれど、オイルタンクがバレルですから オイルフィルターが元々なかったので今回はジフィースタンドと共締めのタイプを取り付けました。ボルテージレギュレーターはこの場合でも通常は重ねて付くはずなのですが、このフレームはエンジンの位置が若干違うようでラバーマウントで持ち上げてありました。つまり普通の位置には付かない事が判明したので、ブラケットを製作する必要がでてきたのです。

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元々このようなカタチで付いていたのですが、ラバーマウントは振動対策をしてあったのかと思い込んでいたら、エンジンと干渉するので持ち上げていただけだったんですね。

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ラバーマウントしたのでアースもキチンととってあると感心したら大間違いで、塗装の上に端子をくっつけても導通はしません!

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何時頃からかハッキリ記憶はないのですが、社外品のレギュレーターにもアースの取りだしボスがついています。確か本来はセルフタッピングビスで締めこむのですが、タッピングビスの在庫がなかったので5mmのタップをたてます。

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アース線をビスでしっかり止めます。

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どういうブラケットを作るか決まったら材料をカットします。ウインカーステーと同じ材料です。ステンレスのフラットバーはこのような状況では非常に便利で、カットしても溶接しても錆びる心配がないのでメッキの外注にだす時間が不要なのですぐに取り付けることができます。ただ溶接はアルゴン溶接しなければならないので道具さえあればの話になってしまいます。最近は溶接機も数万円で買えますが、電源が問題になりますか。

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溶接が終わったブラケットです。ステンレス厚板の溶接はアルゴンでやると非常に簡単でできますね。

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穴あけも済んで、せっかくあるのラバーマウントも使ってレギュレーターを組みつけてみました。レギュレーターはよく壊れるという評判ですけれど、放熱とアースに気を使えばそんなに壊れるものじゃないと思います。


ウインカーステー製作

2005年11月05日 | 金属加工

IMG_0137 最近はショベリジばっかりいじっているような気がします。フォアコンについたウインカーですね。ココでもレンズのサイズが基準を満たしていれば車検でも問題はないようです。フレームに直接タブを溶接したほうがスッキリするのですが、この段階で溶接すると塗装が焦げてしまいますので今回はステーを製作して取り付けます。

IMG_0105 材料は幅25mm厚さ4mmの磨きステンレスフラットバーです。まず必要な長さにカットしてケガくために青ニスなるものを塗ります。

IMG_0107 道具は上からケガキコンパス、ケガキ針、センターポンチですね。ケガキ針は使い古したドライバーの先を尖らせてあります。廃物利用ですね。青ニスを塗るとケガキ針でこのように細い線が書けます。

IMG_0111 ステーの端を丸めるので大まかに金鋸で切ります。本体をバイスで挟むと跡がついてしまうので切り離すほうを銜えます。

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切った後はケガキ線に沿ってベルトサンダーで仕上げます。サンダーを動かさないで加工物を動かしたほうがキレイに仕上がると思いますよ。

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仕上がったステーです。青ニスはガソリン等で拭き取ればキレイに落ちます。

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ステーにウインカーを付けてみるとネジが長すぎてカッコ悪!!

IMG_0118 ネジの中には配線が通っているのでそのままではカットできません。このようにバラバラにします。気に入ったようにするには手間がかかるんですね~。

IMG_0129 カットした後は旋盤で仕上げます。

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端面を仕上げた後は、外側を面取りして穴のフチも面取りします。

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このように仕上げておくと配線の被覆が切れてショートすることも防げます。

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スッキリして、心残りもないですね。