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西岡「幸せ」2安打も、日本最終打席は空振り三振…ロッテ

2010-11-14 08:18:07 | 日記
 ◆日韓クラブチャンピオンシップ ロッテ3―0SK(13日・東京ドーム) 「日韓クラブチャンピオンシップ」が13日、東京Dで行われ、メジャー挑戦を熱望するロッテ・西岡剛内野手(26)が、惜別の2安打で“有終の美”を飾った。初回の右前安打など3度の出塁で、事実上の国内ラストゲームとなる韓国王者・SK戦の3―0快勝に貢献。レギュラーシーズン3位から“アジア王者”という究極の下克上を手みやげに、週明けにも球団と話し合い、ポスティングシステム(入札制度)での大リーグ入りを目指す。

 西岡は自然発生した「ツヨシ」コールに、2度のお辞儀で応えた。「苦しかった1年。休まずやってきて、ファンの声援で報われた」。ロッテを引っ張ってきたキャプテンが有終の美を飾り、海を渡ることになる。

 今オフ、ポスティングでメジャー挑戦を球団に訴えている背番号7は初回先頭で右前打すると、4回にも中前打。8回1死二塁の“日本最終打席”では空振り三振に倒れたが、球場全体から割れんばかりの拍手が巻き起こった。「(ファンの思いが)ヒシヒシと体に伝わってきた。最後まで勝ちのゲームができて、野球人として幸せです」と、吹っ切れた表情で振り返った。

 チームにとって必要不可欠な存在だけに、球団も引き留めに必死だ。瀬戸山球団社長は重光オーナー代行と話し合いを重ねていることを明かし、「以前から『個人もチームもベストな成績を残したら夢に挑戦させてほしい』と西岡君から聞いているが、リーグ優勝もあるし、もうしばらく残ってほしい。我々も悩ましいが、来週半ばまでに説得したい」と話した。

 制度上は、球団側が選手のポスティング希望に対する「拒否権」を持つ。「NO」と回答すれば残留しか選択がなくなるが、一方でフロント陣は人気、実力の両面で、チームへ大きな貢献を果たしてきた点にも理解を示し、本人の意思を反映させる構え。現状では慰留が困難とみられ、アジア一を手みやげに、ロッテ不動のリードオフマンが海を渡ることになりそうだ。

 

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