日本鉄鋼連盟が11日発表した9月の普通鋼鋼材受注は前年同月比1.7%減の573万6000トンで、2カ月ぶりのマイナスとなった。エコカー補助金打ち切りに伴う反動減や円高による輸出鈍化などが影響した。5カ月連続で600万トンを割り込み、停滞感が強まっている。
内需は1.3%減の358万4000トンで、10カ月ぶりのマイナス。内訳は建設用が2.9%減の82万トンと、3カ月連続のマイナスで建設需要の低迷が続いている。製造業向けは1.6%増の178万8000トンと、11カ月連続のプラスだったが、10カ月ぶりに1けた台の低い伸びにとどまった。製造業の中で最も数量が大きい自動車用は1.8%減で11カ月ぶりに前年を割り込んだ。
輸出は円高やアジアでの需給調整が影響し、2.4%減の215万3000トンで、2カ月ぶりのマイナスとなった。鉄連では、「先行きが読めない状況が続く」と懸念している。
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