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銘柄パトロール(2):黒崎播磨、フタバ、ヤフー、古河電工、日揮、電通など

2010-11-11 18:35:52 | 日記
 黒崎播磨 5352 327 +28
 大幅反発。10日、11年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。通期連結業績予想を、売上高923億円(前回予想比7.7%増)、営業利益55億円(同37.5%増)、経常利益52億円(同33.3%増)、当期純利益33億円(同37.5%増)に、それぞれ上方修正した。粗鋼生産量が下振れする懸念はあるものの、耐火物需要が想定よりも上回る見通しであること等を勘案し、通期の連結業績予想を修正した。

 フタバ 7241 492 +31
 大幅に5日続伸。10日、11年3月期通期連結業績の上方修正を発表した。売上高は3760億円(前回予想比3.3%増)、営業利益は105億円(同14.1%増)、経常利益は70億円(同7.7%増)、当期純利益は23億円(同64.3%増)に上方修正した。連結業績については、当初の計画を上回る売上高の増加が見込まれるとともに、設備投資抑制による減価償却費の減少等が予想されるため、上方修正した。

 ヤフー 4689 29210 +410
 続伸。JPモルガン証券は、インターネットセクターでネットメディア企業国内最大手である同社を、投資判断「Overweight」、達成予想期間2011年11月までの目標株価3.5万円で、カバレッジを開始した。投資判断を「Overweight」とする根拠は、(1)インターネット広告需要の回復が追い風になると予想されること、(2)コスト管理を積極的に行っていることに加え、高採算のデジタルコンテンツに事業を拡大していること、(3)高収益体質によって増配が見込まれることから、コーポレートガバナンスの改善も期待されることであるそうだ。

 古河電工 5801 342 +1
 6日続伸。ゴールドマン・サックス証券は、同社のレーティング「買い」、今後12ヶ月の目標株価400円を継続した。11月9日開催の決算説明会で、中国の電力ケーブルでの競争環境がポジティブな方向に戻りつつあることを確認、この点は同社の収益にとっても一つの光明であると考えると指摘。

 日揮 1963 1630 -22
 反落。ゴールドマン・サックス証券は、同社の目標株価2050円を継続し、投資判断「買い」を続けた。中計で示された経営の目指す方向は、これまでの経営陣の発言と一致しており、フェアと感じるという。当期利益目標500億円(16年3月期)も、GS予想(13年3月期に423億円)から判断すると、達成に向けたハードルは低いとみるそうだ。また、同時開催された説明会で竹内敬介CEOが、「韓国の競合とのコスト差を埋める目途がついてきた」と発言したことはポジティブだとも。

 電通 4324 2126 -58
 6日ぶりに反落。モルガン・スタンレーMUFG証券は、同社の投資判断を従来の「Equal-weight」から「Overweight」へ引き上げ、目標株価2800円は継続した。会社側は既に上方修正を発表しているが、下期前提はまだ控えめで上振れ余地はあるという。株価のリスクリワード観点からも魅力的でバリュエーション面でも株価のサポート要因になると指摘。利益率の低下はやや気になるが、それ以上に、(1)足元の広告需要が獲得できている点(シェアの上昇)、(2)海外子会社の大幅な収益改善、などはまだ株価に織り込まれる余地があると考えているそうだ。

 ヘリオステクノH 6927 231 +14
 大幅に3日ぶりに反発。10日、第三者割当による自己株式の処分を発表した。処分株式数は88万1000株、処分価額1株あたり227円、資金調達の額1億9998万7,000円、募集または処分方法は第三者割当による、処分先は加賀電子 8154 。全額を同社子会社フェニックス電機株式会社に対する運転資金の貸付に充当する予定。当該子会社では、今後LEDランプ販売を推進するため、開発ならび資材購入資金が必要としている。処分先である加賀電子は、同社グル-プのフェニックス電機におけるランプ事業の取引先であり、特に、LED部材の供給並びにLEDランプの販売代理店と、取引が拡大してきている。

 関西ペイント 4613 755 +15
 反発。みずほ証券は、同社の投資判断「アウトパフォーム」、目標株価980円を継続した。11年3月期上期営業利益は118億円で、みずほ証券予想の115億円に対してほぼ想定の範囲内での着地であり、サプライズはなかったという。インドの好調に加え、日本も自動車塗料の回復により利益が伸長したそうだ。一方、中国では一部の日系自動車メーカーの販売が低調だったあおりを受け、利益が伸び悩んだとも。

 ツムラ 4540 2516 +65
 堅調。みずほ証券は、同社の投資判断「アウトパフォーム」、目標株価3700円を継続した。11月10日発表された11年3月期上期決算は営業利益は会社計画を8億1100万円上回ったという。主因は医療用漢方製剤が会社計画をやや上回って推移したことと販売管理費で4億円の期ずれがあったことが挙げられると指摘。みずほ証券予想を4億1100万円上回ったが4億円の期ずれを考慮するとほぼ予想どおりであり業績については、サプライズはないそうだ。しかしながら、2Q末配当を26円から28円(前年同期比5円増)に増配することも発表しており、これについては会社側の経営に対する自信の現れと考えられ、ポジティブな印象であるという。

 コニカミノルタHD 4902 885 +7
 続伸。岡三証券は、同社の目標株価を、12年3月期予想PER18倍強となる1000円とし、レーティングは従来の「中立」から「強気」に引き上げた。岡三証券では情報機器の新製品効果が2Qから顕著に現れていることや、プロダクションプリントのミドルユーザー向けへの顧客層拡大シナリオを受け、12年3月期連結営業利益予想を前回から引き上げたという。また、会社側がオプトの11年3月期営業利益予想を下方修正したことで、株価下落リスクが減少したと考えるとも。(編集担当:佐藤弘)

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銘柄パトロール(1):みずほFG、コマツ、千代建、三井不動産、アイフルなど

2010-11-11 18:35:31 | 日記
 みずほFG 8411 130 +3
 出来高を伴い続伸。出来高は2億5216万株と連日の東証1部の出来高トップ。売買代金でも3位となった。明日12日から銀行の決算発表がスタートするが、三井住友FG 8316 が2011年3月期通期予想を既に増額修正したことから、みずほFGにも同様の期待が浮上している。空売りの買い戻しも活発化している。英フィナンシャルタイムズ紙電子版の報道を機に、増資懸念が後退しており見直し買いも流入しているほか、ドイツ証券が銀行業界について、推奨ウェイトを「マーケットウェイト」から「オーバーウェイト」に引き上げたことも追い風となった。株価が100円台前半と低位で、最低売買金額はわずか1万3000円前後。個人投資家や証券ディーラーなどの関与率が高く、全般地合いの好転とともに、資金の回転が利いてきた格好だ。三井住友FG、三菱UFJFG 8306 なども高い。

 コマツ 6301 2245 -7
 反落。これまでの上昇ピッチの速さに対する警戒感が台頭している。8日まで6日続伸し、6日間で17.5%上昇したため、利益確定売りが優勢となっている。また、きょう昼休み中に中国の10月CPI(消費者物価指数)が前年同月比4.4%のプラスとなり、市場予想の4.0%を上回ったことで再利上げ観測が浮上しており、中国景気の減速懸念が一部で浮上したことも売り材料となった。ただ、信用売り残増加・買い残減少の好パターンに信用倍率は0.49倍から0.22倍へ低下しており、取り組み妙味が指摘されている。

 千代田化工建設 6366 773 +77
 後場急伸。昼休みに、2011年3月期通期の連結業績見通しを増額修正し、好感された。東証1部の上昇率上位にも急浮上した。連結営業利益は従来予想の60億円から一気に100億円上乗せされ160億円となった。ポジティブ・サプライズ。カタールガス社LNGプラント第6、第7系列建設工事の完成に伴い工事原価がほぼ確定。工事の進捗に合わせて交渉を重ねてきた契約金額の増額(チェンジ)について合意の見通しがついた。その他のプロジェクトでも採算の改善が見込まれている。

 三井不動産 8801 1518 -37
 三井不動産、三菱地所 8802 、住友不動産 8830 など大手不動産株が売られる。日銀の金融緩和から収益拡大期待が出て買われていたが、利益確定売り、戻り待ちの売りが出ている。三鬼商事が11日発表した10月末東京都心の最新オフィスビル市況で東京ビジネス地区(千代田、中央、港、新宿、渋谷の5区)の10月末の大型オフィスビル(1フロア330平方メートル以上)の空室率は8.85%となり、前月から0.16ポイントの低下となったが、買い材料とならなかった。空室率は2カ月連続の低下。8%台に低下したのは5カ月ぶり。特に三井不動産の場合、8日に1619円と10月14日に付けた戻り高値1625円に接近したことで、上値を抑えられた。1600円台前半にはフシがあるため、調整局面入り。25日移動平均線も割り込んだ。13週移動平均線1478円で下げ止まるかどうかが注目される。

 アイフル 8515 81 +14
 消費者金融株が軒並み高。アイフルが前日比20%超上昇し。東証1部の上昇率トップに浮上したほか、プロミス 8574 が出来高を伴い上昇率4位に食い込んだ。アコム 8572 も上伸。アイフルの増額修正と急騰をきっかけに、買い戻しが活発化している。アイフルは8日発表の2011年3月期上半期(4~9月)の連結営業利益を従来予想の5億800万円から52億円に大幅増額修正し、「ポジティブ・サプライズ」となり、今日で6日続伸。営業貸付金利息、償却債権回収額が予想を上回る。貸倒関連費用が減少したほほか、その他営業費用の削減も利益押し上げにつながった。通期見通しに関しては「不確定要素が大きく、合理的な業績予想の算定が困難」としているが、増額期待が浮上した。減額修正したアコムが上伸しており、買い戻しが急がれている。

 ケネディクス 4321 17350 +1100
 大幅高。2010年12月期第3四半期(1~9月)に17億1800万円の営業黒字、最終損益も1300万円とわずかながらも黒字を確保したことから見直し買いが流入している。安定した賃貸収入に運用手数料の着実な積み上げで営業収益を確保する一方、販管費などコスト削減の推進効果もあった。大和証券キャピタル・マーケッツでは「来期以降の業績回復に礎がみえ始めた決算」と前向き評価した上で、「株価水準も割安で、手数料収入が着実に増加していくことを示せれば、株価の評価余地は高まっていく」としている。

 タチエス 7239 1319 +50
 6日続伸し連日で年初来高値を更新。07年5月以来3年半ぶりの高値水準となった。10日に2011年3月期の通期予想を上方修正し好感された。増額修正を受け空売りの買い戻しも活発化している。通期の営業利益が80億円から100億円(前期比65%増)に、当期純利益も53億円から72億円(同90%増)にそれぞれ増額。通期の純利益は05年3月期の40億円を大きく上回り6期ぶりに最高益を更新する見込み。国内外の自動車販売の回復を追い風に売上が伸びている。特に日産自動車 7201 向けが大半の中国での4~9月期の売上高は前年同期より90%増の100億円に拡大した。

 大真空 6962 301 -60
 大証で大幅反落した。前日比16%超下落している。10日に2011年3月期連結経常利益を従来予想の19億5000万円から7億2000万円(前期比18%増)に大幅減額修正し、嫌気売りが出ている。水晶デバイスの受注がスマートフォン向けに好調だが、海外売上高比率が70%超と高いため円高に伴う想定以上の為替差損が発生した。円高が収益を直撃した格好となった。

 吉野家ホールディングス 9861 101600 -1000
 反落。10日発表の10月の既存店売上高は前年同月比3.8%減、全店売上高は同2.0%減となり収益悪化懸念が強まった。既存店の客数は同10.6%増だったが、客単価は同13.0%減となった。一方でゼンショー 7550 の「すき家」の10月既存店売上高は前年同月比23.5%増。松屋フーズ 9887は同10.8%増で、吉野家の「独り負け」が鮮明になっている。

 近畿車 7122 400 +50
 大幅続伸。10日、11年3月期通期連結業績予想の上方修正を発表した。通期連結業績予想の売上高は前回予想に据え置いたが、営業利益67億円(前回予想比39.6%増)、経常利益68億円(同41.7%増)、当期純利益41億円(同46.4%増)に、それぞれ上方修正した。個別において原価低減が見込まれることに加え、連結子会社において製品保証費用の発生が見込みより減少したことなどにより、各利益は前回予想を上回る見通しとなった。(編集担当:佐藤弘)

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日産自、「フーガハイブリッド」発売後の累計受注1010台達成

2010-11-11 18:35:09 | 日記
 日産自動車株式会社 7201 は11日、同社が11月2日に発売(10月26日発表)した「フーガ ハイブリッド」の受注が、発売後約1週間を経過した11月10日時点で、計画の5倍を超える累計1010台に達したと伝え、好調な立ち上がりをアピールした。

 11月10日時点の累計受注台数のうち、「フーガ ハイブリッド」が680台、「フーガ ハイブリッドVIPパッケージ」が330台となった。

 同社調べでは、同車種は60代以上からの支持が最も高く(55.2%)、続いて50~59歳(30.6%)、40~49歳(12.2%)、39歳以下(2.0%)となった。
 
 また、人気の色は「エターナルスノーホワイト」(24.6%)を筆頭に、「スーパーブラック」(20.6%)、「クリスタルホワイトパール」(19.8%)、「ガーネットブラック」(13.1%)「ブリリアントシルバー」(9.1%)、「ディープブロンズ」(6.9%)、「ブレードシルバー(6.0%)の順だった。

 このほか、オプション装着比率(オプション設定グレード内比率)については、「本革パッケージ」(23.1%)、「BOSEサラウンド・サウンドシステム」(22.8%)、「プレミアムインテリアパッケージ」(15.6%)、「サンルーフ」(5.8%)だった。(編集担当:金田知子)

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【COTY 選考コメント】現時点ではポロが“1等賞”…河村康彦

2010-11-11 18:34:48 | 日記
配点は、
VW『ポロ』:10点
プジョー『RCZ』:6点
ホンダ『CR-Z』:3点
ジャガー『XJ』:3点
スズキ『スイフト』:3点

という具合。ポロの10点は、初めてこのモデル(の、1.2TSI)をテストドライブして、「現時点ではこれが“1等賞”だナ」という印象を受けた瞬間から、結局投票に至るまでの間にその感動を上回る存在が現れなかったゆえ。
[関連写真]
そんなポロ初試乗から数か月後という段階でRCZに乗った際には、一瞬クラッと気持ちが揺らいだが、「BMWとの共同開発」を謳う搭載エンジンが、実際にはそんな相手先主導で開発が行われたものゆえ、どうしても“BMWのエンジン”というイメージが強い点。そして、この期に及んでトップバージョンが「左ハンドル仕様のみでの導入」という点などから、残念ながらの減点。

僅差でポロを打ち負かし、見事今年の“イヤーカー”に輝いたCR-Zは、ホンダ発の作品であるならば個人的にはもっとテクノロジー・オリエンテッドな内容の持ち主であって欲しかった。これまでにリリースされて来た様々な自社技術を、いわば“焼き直し”で採用したところ、そして組み合わされるエンジンそのものがどうもホンダらしい個性とフィーリングに欠ける点などから、この先のそうした声に対する解答を期待しつつも今回はトップ点を投じる気にはなれず。

そんなCR-Zが、しかし今のタイミングで思い切りスポーティな装いを披露してくれた事への敬意に対する配点と同格で、同得点を与える事にしたのが、孤高のエグゼクティブカーづくりを模索したと思えるデザインの持ち主であるXJ。

スイフトは、コンパクトカーとしての基本性能の高さと見た目質感の高さに感動。マーチと横並び比較をすればその作りの良さは歴然で、その点では10ベストカーにマーチが加わってくれたのは、スイフト陣営には好都合であったはず。

河村康彦|モータージャーナリスト
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。ワールド・カーオブザイヤー選考委員、インターナショナル・エンジンオブザイヤー選考委員。

《レスポンス 河村康彦》


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スイーツをアイスに クリスピーナ、プリンに続きチーズケーキ

2010-11-11 18:34:26 | 日記
 森永乳業は11日、シュガーコーンアイス「クリスピーナ」シリーズから「ストロベリーチーズケーキ味」を22日から来年3月までの期間限定で販売すると発表した。

 シュガーコーンにチーズ味のアイスをのせて中に果汁50%のストロベリーソースを入れ、チョコレートでコーティングして、アーモンドクランチをトッピングしている。1個120円(税別)。全国のスーパーやコンビニエンスストアなどで販売する。

 チーズケーキといったスイーツをアイスクリームにした商品が人気を呼んでおり、クリスピーナシリーズでは、9月にカスタードプリン味を発売した。

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