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◎街の中にアートを 神戸ビエンナーレに学生らが参加

2009年10月20日 | 公演・演劇・展示
 10月3日から神戸市内で開催されている「港で出会う芸術祭『神戸ビエンナーレ 2009』」の企画展示に、神戸大の学生らが参加。学生らが制作したオブジェクトは三宮本通商店街に展示され、通り行く人々の目を楽しませている。【10月20日 神戸大NEWS NET=UNN】

 「神戸ビエンナーレ」は2年に1度神戸で開催されている芸術文化の祭典。その企画展示の中の一つ「人と人とアートと人と~三宮・元町プロジェクト~」に神戸大発達科学部人間表現学科の学生が作品を出展している。
 
 にぎやかな通りにひっそりと隠れている可愛らしいオブジェクトたち。しかしふと見上げると壁からは不気味な手が。
 展示のテーマは「かくれんぼ」。その名の通り「さりげない感じで(作品を)置いている」と制作のリーダーを務めた佐藤佑奈さん(発達・4年)は話す。4月から案を出し始め、それぞれが就職活動や部活などで忙しい中、時には泊まり込みで制作する事もあった。

 商店街の人々との連携も「寄添い方が難しかった」(佐藤さん)という。商店街の総会に出席して展示の案を相談する必要もあり、少し派手だと難色を示されることもあった。しかし「優しい人が多くて、結構好きなようにやらせてもらえた。ありがたかったです」と協力的だった本町通の店の人々への感謝の思いを話した。

 作品について佐藤さんは「もう少しできたかな、と思うところもあったが、展示会場に行ったとき子供たちが作品を見て喜ぶ姿が嬉しかった」と笑顔で話した。お店に沿って作った作品もあり、佐藤さんが梅干し店の店頭に展示した「うめぼしマン」は顔を入れて写真を撮る事もできるという。「ぜひ撮って下さい」(佐藤さん)と一押しの作品だ。
 「そんなに難しい事や深い事を考えるのではなく、みんなでお喋りしながら発見して楽しんでほしい」と佐藤さん。普段歩きなれた商店街が会場だからこそ、気軽に楽しめるアートづくりへのこだわりを見せた。

 「神戸ビエンナーレ2009」は11月23日まで開催。発達科学部生の作品は10月31日まで展示されている。詳しくは「神戸ビエンナーレ2009」のHP(http://www.kobe-biennale.jp/)まで。(記者=義原由樹子)

【写真】梅干し店に展示された「うめぼしマン」。顔の部分に穴があいており、写真を撮ることができるようになっている。(10月18日・三宮本通商店街で 撮影=義原由樹子)

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