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◎【東日本大震災】現地入りの学生帰還 詳細を報告

2011年04月06日 | 【東日本大震災】
 東日本大震災の被災地で支援活動を行っていた鈴木孝典さん(発達・4年)が3月21日夜に、武久真大さん(発達・3月で卒業)が4月3日にそれぞれ神戸に帰還した。鈴木さんは24日に被災地NGO恊働センターで詳細を報告、1日には代理の者が311救援ネットの会議で報告した。鈴木さんらは発災した11日夜に神戸を出発。恊働センターのスタッフと共に山形県米沢市に拠点を置き、避難者への足湯などを行っていた。【4月7日 神戸大NEWS NET=UNN】

 支援活動へ向かった学生2人はもともと学生震災救援隊に所属しており、能登、中越沖などの被災地で足湯を行ってきた中越・KOBE足湯隊のメンバー。関係が深い被災地NGO恊働センターのスタッフと共に、地震が発生した11日夜に神戸を出発。北陸道を経由して、翌12日に山形に到着した。

 学生らは12日、宮城県名取市に入り、仙台空港周辺や閖上(ゆりあげ)地区で被災者にヒアリング。13日は閖上第一中学校で避難してきた人らと共に炊き出しを行った。「旦那が行方不明のお母さん方が一所懸命炊き出しをしている姿が印象的だった」と鈴木さんは話す。

 14日、津波で大きな被害を受けた宮城県の南三陸町でヒアリングを行った。3階建ての建物の上にまで津波で流れされた木片がたまるなど、悲惨な状況だったという。
 15日からは、山形県米沢市に拠点を置き、避難所運営サポートや、避難者への足湯を行っていた。「子どもがストレスで膀胱炎になった」と漏らす母親がいるなど、ストレスがたまりがちな避難所生活での心のケアを図った。

 鈴木さんは21日に帰還、武久さんは引き続き支援活動を行った後、4月3日に帰還した。なお、神戸大は18日付で現地でのボランティア活動を自粛するようHPで通達しているが、2学生が出発した後だった。(記者=田中郁考)
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