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◎初挑戦は大成功 ESS春公演「Angry Jurors」

2013年05月18日 | 公演・演劇・展示
 ESSのドラマセクションによる春公演「Angry Jurors」が5月16日、シアター300で行われた。この劇は場面が変わることは一切なく、出演者全員がステージに出続けるという、ESSにとって初めての挑戦となった。また劇中のセリフはすべて英語が使用され、同時に日本語の字幕も表示された。留学生を含め多くの学生が訪れ、流暢な英語と迫力のある演技に魅了されていた。【5月18日 神戸大NEWSNET=UNN】

 劇の原作となったのは1954年に製作されたアメリカドラマおよび映画「12 Angry Men(12人の怒れる男)」。父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、12人の陪審員たちの少年を罪に問うか否かで揺れる心の葛藤を描く。すべての出来事がたった一室で繰り広げられ、「密室劇の金字塔」と評される名作だ。

 劇中も12人の陪審員たちが評議する一室からの場面転換は一切なく、出演者全員がステージに立ち続けた。また踊りや音楽なども使用せず、陪審員たちの人間味ある掛け合いを中心に会話劇が繰り広げられ、過去のESSのミュージカル風な作品などとは一味違うものになった。



 この初挑戦にディレクターの戸田弥希さん(工・3年)は「セリフが中心なので個々のスピーキングに力を入れた」。またシーンを区切って練習ができなかったため「12人集まる事自体は大変だった」と苦労を振り返る。それでも本番の1週間前からは毎日朝9時から夜8時まで練習に没頭。初日公演の大成功にこぎつけた。

 公演終了後、「今までで一番良い出来だった」と笑顔で語った戸田さん。また「来場してくれたお客様とお世話になった先輩方にThanksを」と感謝を述べた。以前にも劇を観賞したことがあるという女性は「今回は出演者の演技力が素晴らしかった」と感動した様子だった。

 公演は18日にも同じくシアター300で行われる。(記者=仲林恒平)


【写真上】カーテンコールに並ぶ出演者ら
【写真下】公演の看板とディレクターの戸田さん(いずれも5月16日・シアター300で 撮影=仲林恒平)
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