「密室で決めるのか」 傍聴求め反対派が抗議 ストレステスト審査 - MSN産経ニュース
2012.1.19 01:22
関西電力大飯原発のストレステストの審査をめぐり、原子力安全・保安院は18日、専門家会議から傍聴者を締め出した。再稼働に反対する市民ら十数人が、別室でのモニター傍聴を求められ「密室で決めるのか」と抗議、審議が大幅に遅れる展開となった。
会議は18日午後4時15分から、経産省内で開かれる予定だった。会議室に詰め掛けた市民らは「私たちの命がかかっている。別室では意味がない」などと訴え、傍聴を求めて保安院職員らに詰め寄った。午後5時50分ごろに保安院職員が委員の大半を別室に誘導し、省内には警察官が配置され物々しい雰囲気に。
枝野幸男経産相は急きょ記者会見し「大臣の立場を離れたら、再稼働には慎重であるべきという主張と、かなり近い」と一定の理解を示すも「専門的な知見から安全を議論する場が平穏に開催できない状況はとうてい容認できない」と、抗議活動を批判した。
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委員2人が欠席 「傍聴認めず」に抗議 大飯原発ストレステスト - MSN産経ニュース
2012.1.19 01:26
関西電力大飯原発のストレステスト(耐性検査)に関する経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議の委員のうち、井野博満東京大名誉教授ら2人は18日、保安院が傍聴を認めずに会議を開催したことに抗議し、会議を欠席した。
井野氏は「保安院は(傍聴を認めないのは)前回の会合で不規則発言があったためというが、議事が数分遅れた程度。そんなことを理由に傍聴者を排除するのはおかしい」と強調。
元原子力プラント設計技術者の後藤政志委員も「国会でもヤジは飛ぶ。そんなことも許容できないなら保安院はさらに信頼を失うだろう。傍聴者を締め出し、密室でやるような議論には参加できない」と述べた。
井野氏は、保安院が大飯原発のテスト評価を妥当としたことに対し「総合的安全評価というが、ほんの一部の評価をしただけだ」と批判した。
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大飯原発:ストレステスト保安院妥当評価案 「福島の反省ない」 市民ら怒りあらわ /福井 - 毎日jp(毎日新聞)
毎日新聞 2012年1月19日 地方版
おおい町の関西電力大飯原発3、4号機の安全評価(ストレステスト)を巡って18日、経済産業省原子力安全・保安院が「妥当」とする評価案を示したものの、意見聴取会が一時開けない状態になり、県や同町は情報収集に追われた。【柳楽未来、松野和生、安藤大介】
「意見聴取会が開かれていない」「大臣が緊急会見する」--。東京の情報が断片的に入るなか、おおい町役場では、報道対応の担当職員が午後5時半の終業後も引き続き待機し、電話などによる問い合わせに応じた。
意見聴取会の動向が不明ななか、担当職員はインターネットのニュースで何度も情報をチェック。コメントを求める報道陣に対して「正式に結果や内容が示されないと、判断のしようがない」と繰り返した。県原子力安全対策課の職員らも情報収集に追われた。
市民団体「森と暮らすどんぐり倶楽部(くらぶ)」代表で原発問題に取り組む松下照幸さん(63)は今回の混乱ぶりに「あれだけの被害を出した福島第1原発事故をいったいどうとらえているのか。命に関わる問題だ。再稼働に向けて拙速に『妥当』という結論を出した保安院の姿勢に、市民が怒っているということだ」と話す。
保安院の判断については「福島の事故を反省していると思えない。福島の知見を入れた新たな基準をつくるまで再稼働すべきではない」と批判した。
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大飯原発:市民団体が傍聴求め混乱 安全評価の意見聴聞会 - 毎日jp(毎日新聞)
毎日新聞 2012年1月18日 21時28分(最終更新 1月18日 21時54分)
関西電力大飯原発3、4号機の安全評価(ストレステスト)について18日に開かれた意見聴取会は、原発の再稼働に反対する市民団体のメンバー約20人が傍聴を求めて経済産業省別館の会場に入り、混乱。安全評価に批判的な井野博満東京大名誉教授ら2委員が「傍聴させないなら出席しない」と欠席し、予定から3時間半以上遅れて午後8時前にようやく開会した。
聴取会は、別室でテレビモニターによる傍聴を認める予定だったが、メンバーらは同室での傍聴を求めた上で、「再稼働ありきで議論すべきではない」などと抗議した。
枝野幸男経産相は18日夜、同省で2度にわたって緊急に記者会見。「科学的な専門家による議論が平穏に開催できないことは容認できない」と非難した。【中西拓司、関東晋慈】
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反対派、傍聴求め会場“占拠” 大飯原発評価聴取会 原発 福井のニュース :福井新聞
(2012年1月19日午前8時16分)
関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト(耐性評価)の評価結果をめぐる専門家の意見聴取会は18日、会場での傍聴が認められず別室でのモニター上映となった市民団体メンバーらが反発し、会議室を“占拠”して抗議。審議が予定の3時間以上遅れるという異例の事態となった。
会議は18日午後4時15分から経済産業省で始まる予定だった。反対派の市民らは会議が開かれる部屋での傍聴を求めて声を上げ、職員の制止を振り切って約20人が会議室に入った。原発関連企業から寄付を受けたといわれる3委員の解任をすべきだ―などとも訴えた。原子力安全・保安院の職員は委員を会議室から退席させ対応を検討した。
枝野幸男経産相は同日夕、緊急に記者会見し「専門的な知見から安全を議論する場が平穏に開催できない状況はとうてい容認できない」と批判。省内には警察官まで配置された。
一方、委員のうち反対派の後藤政志、井野博満の両氏は会議室に残り、保安院の対応を批判。井野氏は「そもそも再稼働とストレステストを結びつけるところに無理がある」と指摘し「結論ありき、スケジュールありきの進め方に疲れる」とも漏らした。
結局、別室で午後7時半ごろに会議を再開。傍聴不可と伝えられた市民団体メンバーの男性(60)は「3月末には保安院はなくなるのでそれまでに、都合のいい結論を出しておきたいという考えが透けて見えるようだ。こんな中で出た結論を国民が納得するのか」と訴えていた。(長谷川靖)
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◆関連サイト
関西電力株式会社
日本原子力発電株式会社
原子力安全・保安院
福井県原子力安全専門委員会
福井県原子力環境監視センター
2012.1.19 01:22
関西電力大飯原発のストレステストの審査をめぐり、原子力安全・保安院は18日、専門家会議から傍聴者を締め出した。再稼働に反対する市民ら十数人が、別室でのモニター傍聴を求められ「密室で決めるのか」と抗議、審議が大幅に遅れる展開となった。
会議は18日午後4時15分から、経産省内で開かれる予定だった。会議室に詰め掛けた市民らは「私たちの命がかかっている。別室では意味がない」などと訴え、傍聴を求めて保安院職員らに詰め寄った。午後5時50分ごろに保安院職員が委員の大半を別室に誘導し、省内には警察官が配置され物々しい雰囲気に。
枝野幸男経産相は急きょ記者会見し「大臣の立場を離れたら、再稼働には慎重であるべきという主張と、かなり近い」と一定の理解を示すも「専門的な知見から安全を議論する場が平穏に開催できない状況はとうてい容認できない」と、抗議活動を批判した。
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委員2人が欠席 「傍聴認めず」に抗議 大飯原発ストレステスト - MSN産経ニュース
2012.1.19 01:26
関西電力大飯原発のストレステスト(耐性検査)に関する経済産業省原子力安全・保安院の専門家会議の委員のうち、井野博満東京大名誉教授ら2人は18日、保安院が傍聴を認めずに会議を開催したことに抗議し、会議を欠席した。
井野氏は「保安院は(傍聴を認めないのは)前回の会合で不規則発言があったためというが、議事が数分遅れた程度。そんなことを理由に傍聴者を排除するのはおかしい」と強調。
元原子力プラント設計技術者の後藤政志委員も「国会でもヤジは飛ぶ。そんなことも許容できないなら保安院はさらに信頼を失うだろう。傍聴者を締め出し、密室でやるような議論には参加できない」と述べた。
井野氏は、保安院が大飯原発のテスト評価を妥当としたことに対し「総合的安全評価というが、ほんの一部の評価をしただけだ」と批判した。
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大飯原発:ストレステスト保安院妥当評価案 「福島の反省ない」 市民ら怒りあらわ /福井 - 毎日jp(毎日新聞)
毎日新聞 2012年1月19日 地方版
おおい町の関西電力大飯原発3、4号機の安全評価(ストレステスト)を巡って18日、経済産業省原子力安全・保安院が「妥当」とする評価案を示したものの、意見聴取会が一時開けない状態になり、県や同町は情報収集に追われた。【柳楽未来、松野和生、安藤大介】
「意見聴取会が開かれていない」「大臣が緊急会見する」--。東京の情報が断片的に入るなか、おおい町役場では、報道対応の担当職員が午後5時半の終業後も引き続き待機し、電話などによる問い合わせに応じた。
意見聴取会の動向が不明ななか、担当職員はインターネットのニュースで何度も情報をチェック。コメントを求める報道陣に対して「正式に結果や内容が示されないと、判断のしようがない」と繰り返した。県原子力安全対策課の職員らも情報収集に追われた。
市民団体「森と暮らすどんぐり倶楽部(くらぶ)」代表で原発問題に取り組む松下照幸さん(63)は今回の混乱ぶりに「あれだけの被害を出した福島第1原発事故をいったいどうとらえているのか。命に関わる問題だ。再稼働に向けて拙速に『妥当』という結論を出した保安院の姿勢に、市民が怒っているということだ」と話す。
保安院の判断については「福島の事故を反省していると思えない。福島の知見を入れた新たな基準をつくるまで再稼働すべきではない」と批判した。
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大飯原発:市民団体が傍聴求め混乱 安全評価の意見聴聞会 - 毎日jp(毎日新聞)
毎日新聞 2012年1月18日 21時28分(最終更新 1月18日 21時54分)
関西電力大飯原発3、4号機の安全評価(ストレステスト)について18日に開かれた意見聴取会は、原発の再稼働に反対する市民団体のメンバー約20人が傍聴を求めて経済産業省別館の会場に入り、混乱。安全評価に批判的な井野博満東京大名誉教授ら2委員が「傍聴させないなら出席しない」と欠席し、予定から3時間半以上遅れて午後8時前にようやく開会した。
聴取会は、別室でテレビモニターによる傍聴を認める予定だったが、メンバーらは同室での傍聴を求めた上で、「再稼働ありきで議論すべきではない」などと抗議した。
枝野幸男経産相は18日夜、同省で2度にわたって緊急に記者会見。「科学的な専門家による議論が平穏に開催できないことは容認できない」と非難した。【中西拓司、関東晋慈】
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反対派、傍聴求め会場“占拠” 大飯原発評価聴取会 原発 福井のニュース :福井新聞
(2012年1月19日午前8時16分)
関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト(耐性評価)の評価結果をめぐる専門家の意見聴取会は18日、会場での傍聴が認められず別室でのモニター上映となった市民団体メンバーらが反発し、会議室を“占拠”して抗議。審議が予定の3時間以上遅れるという異例の事態となった。
会議は18日午後4時15分から経済産業省で始まる予定だった。反対派の市民らは会議が開かれる部屋での傍聴を求めて声を上げ、職員の制止を振り切って約20人が会議室に入った。原発関連企業から寄付を受けたといわれる3委員の解任をすべきだ―などとも訴えた。原子力安全・保安院の職員は委員を会議室から退席させ対応を検討した。
枝野幸男経産相は同日夕、緊急に記者会見し「専門的な知見から安全を議論する場が平穏に開催できない状況はとうてい容認できない」と批判。省内には警察官まで配置された。
一方、委員のうち反対派の後藤政志、井野博満の両氏は会議室に残り、保安院の対応を批判。井野氏は「そもそも再稼働とストレステストを結びつけるところに無理がある」と指摘し「結論ありき、スケジュールありきの進め方に疲れる」とも漏らした。
結局、別室で午後7時半ごろに会議を再開。傍聴不可と伝えられた市民団体メンバーの男性(60)は「3月末には保安院はなくなるのでそれまでに、都合のいい結論を出しておきたいという考えが透けて見えるようだ。こんな中で出た結論を国民が納得するのか」と訴えていた。(長谷川靖)
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保安院、大飯3、4号機ストレステストの安全性確認へ(2012年01月19日)
敦賀2号機の1次評価に「安全の裕度は充分」と報告 -日本原子力発電(2012年01月15日)
大飯原発3号機を先行して審査、再稼働判断は4月以降の可能性(2012年01月15日)
大飯原発3、4号機のストレステスト一次評価、保安院が「妥当」判断の方針に(2012年01月15日)
敦賀原発2号機、1次評価提出へ(2011年12月23日)
美浜3号機、ストレステスト1次評価を保安院に提出 運転から35年の原子炉は提出8炉中最古(2011年12月23日)
志賀原発2号機、年明けにもストレステスト1次評価を提出(2011年12月15日)
関電・大飯4号機、ストレステスト1次評価を保安院および県に報告(2011年11月28日)
ストレステスト2次評価、年内提出は困難か 関電コメント(2011年11月22日)
大飯原発4号機、ストレステスト評価を保安院に提出 関電「安全の裕度十分」(2011年11月22日)
◆関連サイト
関西電力株式会社
日本原子力発電株式会社
原子力安全・保安院
福井県原子力安全専門委員会
福井県原子力環境監視センター