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3つ目の目。脳の松果体が光を直接感知!

2014-02-24 12:35:57 | ニュース

松果体(しょうかたい:pineal body)は、脳にある内分泌器で、脳内の中央、2つの大脳半球の間に位置し、2つの視床体が結合する溝にはさみ込まれるように存在している。

 

以前は、松果体は虫垂のように、大きな器官の痕跡器官と考えられていた。
松果体にメラトニンの生成機能があり、概日リズムを制御していることを科学者が発見したのは1960年代である。

 

メラトニンはアミノ酸の一種トリプトファンから合成されるもので、中枢神経系では概日リズム以外に成熟抑制などの機能もある。メラトニンの生産は、光の暗さによって刺激され、明るさによって抑制される。
網膜は光を検出し、視交叉上核(SCN)に直接信号を伝える。神経線維はSCNから室傍核(PVN)に信号を伝え、室傍核は周期的な信号を脊髄に伝え、交感システムを経由して上頚神経節(SCG)に伝える。そこから松果体に信号が伝わる。


この機能により、松果体は概日リズムを調節するホルモン、メラトニンを分泌する。


最近の研究では、この松果体自身に光を受容するレセプターが存在することがわかってきた。


脊椎動物の中には、松果体細胞が目の光受容器細胞に似ている動物がいて、松果体細胞は進化において網膜の細胞と起源を同じくすると考える進化生物学者もいる。つまり、3つ目の眼である。

ニワトリの松果体からは、ヒトの網膜などで見られる光の感知に関与するロドプシンに似た、ピノプシンと言うオプシンの1種が見つかっている。また、スズメの頭骨は薄いため、スズメの松果体には太陽光が直接届いており、スズメの概日リズムに関与していることが知られている。

この他、ヤツメウナギやムカシトカゲなどに見られるように、脊椎動物には松果体の近くに光を通すための頭孔を持つものがいる。


また、脊椎動物には、光にさらされると松果体で酵素、ホルモン、ニューロン受容体に連鎖反応が起きるものがあり、この反応が概日リズムの規則化を起こしていると考えられる。
ヒトなどの哺乳類では、概日リズムの機能は網膜視床下部によって行われ、視床下部視交叉上核の中にリズムが伝えられとされていたが、実験的には松果体に直接光をあてた場合も同じ反応が見られた。

 

そこで、耳から松果体に直接光をあて、概日リズムの調整、冬季うつの解消を図ろうと試みているのがフィンランドのalkee社である。
valkee社が開発した当地の医療機器VALKEE2は、イアプラグで耳から光を9分程度体内に取り込み、概日リズムの調整、冬季うつの解消をするものである。


VALKEEについては、日本法人もでき、すこやかメディカル株式会社が総代理店をつとめている。

 


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