鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

あの日から、5年10カ月

2017-01-11 21:04:31 | 思いつくまま

 きのうは定例会の事前の役員会、きょうは午後から別の団体の広報誌の編集会議、そしてあしたは定例会と会議が続きますが、きょうは午前中から編集会議の事前準備と定例会の準備、夕方からもあしたの準備をしなければならなかったので、あの日の月命日なのにゆっくりと考えを巡らす時間がとれませんでした。

 宮城県に住む者として月に一度くらいは、5年10か月前の出来事に思いを馳せることが必要というか当然なことと思っているのですが、情けないことにきょうはその余裕がありませんでした。 ニンゲン失格ですね。

 それにしてもきょうはとっても寒い一日でした。 日中の空気がこんなにも冷たいものかと体の芯から感じました。 午前中も細かい雪が舞ったりしていたのですが、その後はやんでいました。 でも夕方からまた冷えるとともに本当に細かい雪が降り出しました。

 そうですね、あの日も大地震のあと夕方から雪が降ってきたように思います。やはり寒かったですね。 電気もガスも止まってしまいましたが、この地域は幸いにも水道は止まりませんでした。これはとってもありがたかったです。

 大地震、大津波、原発爆発により、間もなく6年になろうとしているのに避難生活を余儀なくされている人が12万人以上もいるのです。 福島原発から避難しても、避難先でいじめられたり、お金をせびり取られたり、・・・・・

 福島原発の廃炉作業だってどこまで進んでいるのか分からないというのに、川内原発では再稼働したり、隙あらば、虎視眈々と他の原発も再稼働したがっている現実、この日本。負の現実から目をそらし、オリンピックで浮かれようとしている現実。

 フクシマのの痛みも、オキナワの痛みもまるで他人事、政権は、政治家はアメリカばかりに気を使い、アメリカのご機嫌を損ねないようにとばかりに媚び諂う。フクシマやオキナワにはなりふり構わず厳しく対応しているのに。

 でも希望を持てることもありました。9日の朝日新聞の「11日に想う 震災5年10ヵ月」という連載記事です。

 

 

 

 

 下の献花台や墓碑銘は閖上中学校から、日和山近くに移転されたものです。詳しくは、[2015年10月11日]のブログをご覧ください。

 

 以下の2枚の写真は、解体される前の閖上中学校の正面玄関前です。墓碑銘はまだ閖上中学校の前にありました。 {2015年8月11日}のブログをご覧ください。

   

 

 

 

 (2013年5月11日のブログからの引用です。季節があいませんが、私の気持ちには変わりません。)

         『雨が降っています』

   雨が降っています

 聞こえますか 雨音が

 せせらぎが 聞こえますか

 聞こえますか 鳥の声が

 風の音が 聞こえますか

 聞こえますか 人の声が

 懐かしい人の声が 聞こえますか

 

   雨が降っています

 見えましたか 桜花

 新緑が 見えますか

 見えますか タンポポが

 あやめが 見えますか

 見えますか ツバメが

 親しい人が 見えますか

 

   雨が降っています

 分かりますか 空の上から

 人々が 分かりますか

 分かりますか 生活している人々が 

 親しかった人が 分かりますか

 分かりますか 家族の生活

 

 分かりますか

 ふるさとの山

   ふるさとの川

 そして

     ふるさとの海

 そして そして

        ふるさとの人々

 

        生きています

     忘れません

   見ていてください

 見守ってください

        忘れません

 

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