いよいよ今日で品川正治さんの公開授業「若者と語る 日本の希望in仙台」もおしまいです。4日間も付き合ってくださいましてありがとうございます。
(公開授業・その4最終回です。)
今アメリカはその戦争をしている。日本は戦争をしないといっている国。そういう日米が価値観を共有しているというのが全ての、経済界、財界、マスコミ、思想界全ての主流となっている。それを強調することによって政治経済をうまくやっていこうとしている。そのことを、オキナワ、ヒロシマ、ナガサキの人たちにいえるか、そういう考えは一切取れない。
アメリカは正当(政党?)資本主義、日本は修正資本主義、日本経済は、利益は全て資本家のものというアメリカ型に近づけようとしている。
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そのために、雇用が一番めちゃくちゃになってしまった。リストラすればするほど利益が上がる、経営者の腕のみせどころとなった。自分の給料も上がるし。
日米では価値観が異なるのに一緒と言ったために、全ての錯誤が始まった。規制緩和も大企業のためのもの。小さな政府、官から民へ、官僚を減らし給料を抑える、歳出を抑える、全くの欺瞞。
どんな政策でも誰のための政策かと疑問・質問を持っていて欲しい。簡単にだまされないようにして欲しい。
政府の借金、国債は大きなウエイトを占める。誰から借りているか? 国民から借りている。企業を助けるために借りている。企業は史上最高の利益をあげているのだから、企業から返させればいいのに、企業から返させないために国民の財布に財政赤字を負担させようとしている。国民に負担を転嫁している。
最大の座標軸は“みんなが主権者だ”ということ。みんなが主権者だという認識が今ほど大事なことはない。
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日本は戦争をしない国と言い切れるかどうか? そう言ったときには、自分だけではなく、アフリカやイラクを助けることになる。アメリカのやり方も変えられる。
改憲にNO,と応える、アメリカと違う国だといっていく、すると外交も経済も全てが変わっていく。「人間の目で経済を考えてほしい」
本当に国民主権なのか、みなさんは変えられる。
『今が国民の出番だ』
・・・以上は第一部の発言要旨 文責:newone
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※ 第2部(2時間目の授業)は、生徒たちと品川さんとの質疑応答です。
以下は気になった発言等の要旨です。
・郵政改革という名の「政治」、「政策」ではない。
・竹中平蔵という市場原理主義者により、環境や福祉も市場化された。
・「成長」という名の呪縛にとらわれている。企業から借金を返済させるのではなく、法人税を下げてさらに企業を優遇している。それも成長のためという理由で。
地方からは、東京の論理で日本を滅ぼすつもりかという声が上がっている。
・人間の「努力」の問題(教育・医療・福祉等)を全てマーケットとみなしている。勝ち組の自己過信。
・企業は教育に口を出すな。一番教育を壊しているのは企業である。CMの大きな影響。
文責:newone