鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

サントリー 10000人の第九 with TOHOKU 仙台会場

2011-12-05 21:43:32 | お知らせ

 やはり、その前に;

 ベガルタ仙台 J1 第4位、おめでとう!!鹿島や磐田、浦和等名だたるチームをものともせず、蹴散らして、堂々の第4位。 これを”天晴れ!”と言わずして何と言う?! 去年は最後まで降格するかしないかやきもきさせたのに、今年は最初からの好成績。 被災者の、東北の絆、力強い支援、声援、熱い協力関係と信頼、そして何よりも『ともに、前へ』の復興の精神のもとに一致団結した結果といえるでしょう。 我々の期待に十分すぎるくらい応えてくれた”ベガルタ仙台”、よくやってくれた、あんたは偉い!! でも、まだ天皇杯が残っています。 この調子で勝ち進んでほしい!!! 何といってもJ2から昇格した柏と仙台、だれがここまで活躍すると予想したでしょうか? 見事に期待を裏切ってくれました。 ありがとう!の一言です。

 きのう、強風の吹き荒れる中、仙台市の宮城学院女子大学講堂において「サントリー 10000人の第九 with TOHOKU」が開催されました。 そして参加しました。 歌ってきました。

   

 上の写真の左側がプログラムの表紙、右側が裏表紙、下はその中味です。 これは仙台会場用でしょう。

    

 極力自宅で本番用の衣装で来てくれというので、黒の上下のスーツに白のYシャツ、黒の蝶ネクタイ、黒の靴下、黒の革靴という出で立ちで車で早めに出かけました。 予め駐車許可証をもらっていましたので、すんなり学内駐車場へ。

 練習と同じ小ホールに集合(と同時に鼻水用の薬を飲みました)し、発声練習を軽く行い、矢沢先生(指揮者)の指揮の下、最初から一通り歌いました。 先生は軽く、70%くらいでいいからといいながら指導します。 昼からのゲネプロがあり、その後の本番という流れですので、最初から飛ばすわけには行かないわけです。

 大阪の方は全体的にゆっくりした流れになっているとか。 考えてみれば仙台会場での副指揮は大変ですよね。 佐渡裕総指揮者の映像を見ながら、その流れにあうように指揮をして、われわれ東北合唱団を導かなければなりません。 矢沢先生の気苦労はいかばかりか、・・・。

 時間はゆっくり、しかし確実に進んでいきます。

 12時頃講堂のステージに上がりました。 丸椅子が用意されています。 私の位置はファーストテノールということで、ソプラノ(下手側)の隣、男性陣の前から3列目、ソプラノから3番目でした。 指揮者のほぼ正面近くです。 

 我々200名の東北合唱団の一番後ろには巨大なスクリーンが用意されている他、前面に大きなモニターテレビ、指揮者用の小さなモニターテレビ?がセットされています。 ゲネプロの開始です。 佐渡先生の指揮の下、第1楽章から演奏がスタートしました。 全員が注視します。

 そして第4楽章へ。佐渡先生の指揮を見ながら指揮をする矢沢先生、その矢沢先生の指揮の下、238小節へ、Freude! 男声合唱から歌います。 最初の歌が上手く歌えれば、あとはもう自分たちの練習の成果を信じて歌い続けていくのみです。 Deine Zauber binden wieder(257小節以下)と続きます。

 そして約20分後、Freude, schoner Gotterfunken! Gotterfunken! (918小節から920小節)で終わりました。

 その後昼食としました。 太っ腹のサントリーです。 量の多い定食弁当を用意してくれました。 500ccのペットボトルもつきました。 そうそう弁当は石巻の会社がつくったものでした。 果物として柿とブドウがついていました。 全部食べました。 量が多く感じたので残そうかなとも思ったのですが、石巻からの弁当と思うと残すわけにはいかないと思いました。

 食堂は女子大学の食堂です。 明るく、きれいでさっぱりした食堂で、内部が2階になっています。さすが女子大!?という感じ。

 この頃になると、会場周辺は混雑してきました。講堂への入場者の列ができています。 そんな中客席の一番奥に用意されている出演者用の椅子に向かいました。 1000人が入る会場ということですが、正直言って椅子は狭く、かつ前の椅子との間隔が狭く、足の短い私としても窮屈に感じるような椅子の配置でした。

 14時30分から開演ですが、仙台会場の最初は~Le Velvets~のライブでした。 私ははじめて聴く、かつ見るグループですが、その歌唱力には脱帽です。 しかも5人全員細身で長身、かっこいい、そうなのですイケメンなのです。(後で聞こえてきたところによると、180センチ以上でイケメンであることがグループの条件だったとか) 5人とも音楽専門の大学(学部)を出ているのです。 音楽の基礎がしっかり確立されている、テノール3人、バリトン2人のグループで、現代音楽からクラシックまで幅広く歌いこなすことができます。 第九の第4楽章を彼等なりにアレンジした歌をうたったのですが、第九がこうなるのかと驚きでした。 言葉で表現できないのが、お知らせできないのが残念です。

 そしていよいよ第一部の開始です。 司会者は朝8時からの顔、小倉智昭さんです。 今回の地震と津波で亡くなった方々に全員で黙祷しました。 それからです、演出に脱帽です。 第一部の最初は、ビックリしました、まさかと思いました、福島県の先生でもあり詩人でもある『和合亮一』さんが、南三陸町の大津波で無残にも骨組みだけになってしまった3階建ての防災庁舎の前で、強風の吹きすさぶなか自作の詩を朗読したのです。

 ””高台へ””という詩です。 大阪城ホールではバッハの”G線上のアリア”が流れています。演奏は子どもたち、とはいってもスーパーキッズ・オーケストラなのです。こんな小さい子どもまで!と驚くような子どももバイオリンなりチェロを見事に弾くのです。 (”G線上のアリア”は4月11日でしたか、NHKホールでズービンメータ指揮で演奏されたのを何度も聴いていますが、本当に心に染み入る曲だと思います。満開の桜をバックに流れてくるアリアを聴くのはたまらなかった、あまりに切なすぎて、心に染み入ってきて。)

 そして和合さんです、町民に高台への避難を叫び続けながら津波に飲まれてしまった24歳の若い女性職員のことを書いた詩を朗読します。最初はゆっくり、穏やかに、徐々に力強く、持って行きようのない憤り、悔しさ、悲しさ、そして素晴らしさを心からの叫びとして読んでいきます。 音楽と詩の朗読がこれほど一体となった場面、朗読は宮城県の南三陸町、演奏は大阪、800キロ以上も離れている二つの場所がこれほど見事に一体となった空間、それが見ている、聴いているみんなを、みんなの心を一つにしました。

 この空間を共有して、心を満たされて泣かない人がいるでしょうか。涙を流さない人がいるでしょうか。 私の隣には50代くらいの男性が座っていたのですが、よほど悲しく辛い、苦しいことがあったのでしょうか、慟哭といっていいくらいに泣いていました。こみ上げてくるものを必死になってこらえるのですが、体の方がどうしようもなく反応し、しゃくりあげて泣いていました。

 今晩はここまでにさせてください。

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