鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

禁漁宣言と広瀬川と、

2011-08-13 21:59:03 | 広瀬川

 宣誓 13日・14日・15日の三日間、竿を出さないことを誓います。

 子どもの頃はオヤジから言われていました。 お盆期間中は殺生をするな!!と。 それをずーと守ってきましたが、その言葉を裏切ったのは大人になってしばらくしてからです。

 禁を破ったのは20年くらい前でしょうか。 それ以来よくないことと知りつつも、川に入ったりしていました。

 でも、今年は違います。

 3月11日の東北地方・太平洋沖地震、死者・行方不明者は2万人を超えています。 突然襲ってきた理不尽な死を迎えざるを得なかったたくさんの老若男女。 初盆となります。 私なりの追悼の気持ちでの禁漁宣言です。

 たった三日ですが、喪に服したいと思っています。 合掌

 

 そして、3月の大地震では天然鮎もほぼ絶滅しました。今釣れているのは放流鮎です。 長いこと私に夏の楽しみを与え続けてくれた鮎・あゆ・アユ。

 鮎だって生まれ故郷の名取川や広瀬川に遡上できなくて、遡上する直前に大津波で絶滅させられてしまって、悔しい思いをしたまま昇天してしまったのではないでしょうか。

 鮎だって生きものです。 その死を悲しんでやりたいです。

 

 きのうの広瀬川です。

 

 分流の巨大なハミ跡です。 鮎にとっては分流は格好の隠れ場所です。 ここで長生きして、時期が着たら下流に下ってたくさん産卵して欲しいものです。

           

 きのうも川に入りました。午後2時から4時15分までです。 広瀬川の水量はますます減っています。 でも活けておいた2匹の鮎は元気でした。

 美術館下の岩盤周りに入りました。 2時20分に待望の1匹ゲット。その後も掛かりました。 合計5匹掛けました、というか掛かりました。 でも確保したのはたったの1匹でした。 残りの4匹はどうなったのか? それを書き記します。

 2匹目; 1匹を掛けて、オトリは継続して使用し、送り出しました。そしたら、ポイントに入る前に、目印が大きく動き、一瞬目の前から消えたように感じました。 一瞬何が起きたのか分かりませんでした。 当りが全く感じられなかったのですが、目印は私の足元の右脇まで来ていました。距離にして4,5メートルはぶっ飛びました。 凄いじゃないですか。こんなことは初めてといってもいいです。 完璧に逆バリは外れていました。 オトリ自体決して小さくはないので、かなりの大物ではなかったかと自分では思っています。 不思議と悔しさはなかったです。

 3匹目; 少し下流の岩盤の深い溝で泳がせます。 掛からないなあ、いないのかと思いつつ目印を見ると、何かおかしい、ふわふわしている。これはもしかして掛かっているかもと思い、竿を立てると、重いです、オトリが浮き上がってきません。掛かっていました。 その後掛かり鮎は暴れます。下流は瀬になっているので、その前に引き抜かないとと焦り、半ば強引に引き抜きました。 水面すれすれに飛んできて、無事キャッチしました。大アユの時はよくありますが、大きな鮎ニ匹はなかなかすんなりとはタモに入ってくれません。 その時も掛かり鮎をタモでキャッチし、オトリ鮎はタモの外。何回もあることで、慌てはしません。左手に持ったタモを右側に少しひょいっと傾けます。こうすればタモの外の鮎も無事タモの中ということになります、なるはずでした。 しかし、今回に限ってどうしたわけか、オトリアユがタモに入ると同時に、掛かり鮎が外に出てしまったのです。 まさかこんなことになるとは、・・・。狐につままれた感じ、放心状態に。 つまり逃げられました。 これは悔しかった。

 4匹目; 下流の長い瀬に入りました。瀬尻りの方でことんという軽い当たりがありました。これはもしかして掛かったかなと思い、引き寄せたところ、寄ってきたのはオトリ鮎ばかりで、逆バリからハリスが切れていました。 オバセを大きくとりすぎたからでしょうか。 今年は久し振りにハリス切れが多発している感じがします。

 5匹目; さらに下流のトロ瀬を泳がせていると、確実な当りが伝わってきました。来た!!これはもらった!あまり大きくはないので、動かずに抜こうと竿を溜めます。 2匹の鮎が浮いてきました。 よし、引き抜くぞ!と思ったら、あろうことかかかり鮎はポロッと、水中にもどってしまいました。 まあ、お盆前のサービスか、と思うようにしました。

 というわけで、2時間余の間に5匹掛けて、確保は1匹ということになったわけです。 以上できのうの鮎と人間の物語はおしまいです。毎度まいどお粗末さまです。

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