鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

20度超え、OK、ですが、

2020-10-20 15:14:01 | 思いつくまま

 

いやあ、外は明るく眩しく、雲は白く、空はあくまでも青く申し分ないです。暑いくらいです。いえ、暑いです。今一枚上着を脱ぎました。今午後3時15分過ぎですが、最高気温は午後0時51府に記録した21.2度です。

 

いいいいですね、20度越えとは。もう10月もきょうから下旬に入りました。あと10日くらいで11月です。

 

もうあれから6年になるのでしょうか、仙フルと第九を歌う合唱団のことです。12月下旬の公演に向けてもうあと約1か月を残すのみ。合唱団に入ってた頃は、もう今頃は最後の追い込みでしたね。オケ合わせとか、ゲネプロとかがあって、本番となります。

 

しかしながら、今年は仙フィルとの合同の公演は中止となっています。年末にかけて第九を聞かないなんて10余年ぶりのことになるでしょうか。まあ、第九のCDは数枚ありますし、聴く気になればいつでも何回でも聴けるのですが、やはり生の第九とCDでの第九は違います。

 

もう今では声が出ませんので、第九のテノールを歌うことは絶望的ですが、でもこの自分でさえもベートーベンの第九の合唱を歌うことができたということは本当に一生の宝物です。

 

おまけにあの超有名な指揮者の佐渡裕先生とも直接肩を組んで「行進曲」の部分を歌ったのですから、今となっては信じられないくらいです。佐渡裕先生は本当に大きくて、肩に手を回すのが大変でした。

 

それなのに、ああそれなのに、今年の第九の生の演奏会は聞けません。仙台だけの話ならあきらめもつきますが、今年はベートーベンの生誕250年というではないですか。本来なら全世界で第九を演奏し合い、平和な世界を築こうと呼び掛けるところなのに、・・・・・・・・・。

 

世界中に拡散したコロナ禍のために、ベートーベンの生誕250周年の記念行事どころではなくなったのでしょうね、それが悲しく悔しいです。

 

きのうのブログでは、柄にもなく?日本映画2本のことを書いてしまいました。「アルキメデスの大戦」と「22年目の告白」です。映画に目覚めたということではないのですが、きょうは直接映画館に行ってみてきました。

 

妻さんが見てみたいと言っていた映画です。韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」です。9時45分からの上映ということで、NHKのラジオ講座の後の河原の散歩は午後からとなってしまいました。

 

パンフレットでは、「共感と絶望から希望が生まれたーベストセラー小説、待望の映画化」とうたっています。私は最初は恋愛ものかなと、安易に考えていたのですが、どうしてどうして大きな社会問題を取り上げている作品でした。

 

儒教の影響が強い韓国の家庭、その中での男女の関係、男尊女卑?のような男性のみ重宝される、男性中心の世界、学校生活、就職の壁、社会人生活での不利益、恋愛、結婚、そこでの夫婦の不均衡不平等、嫁から見た夫の実家の家族との関係、出産から育児へとつながる女性のみの大きな負担、夫婦の関係、夫のあり方etc,etc

 

最初から最後まで女性の生きづらさを、これでもかもれでもかと映し出します。主人公の女性は精神を病んでしまいますが、映画ではかすかな希望が見えてはきますが、韓国社会の縮図ですか、これでは合計特殊出生率が極端に低いのもうなずけます。

 

ますます人口は減っていくことでしょう。しかしこれは韓国だけの問題ではないのです、他人事ではなく、まさに日本の問題でもあるのです。しかも差し迫った大きな問題です。人口減少と少子高齢化です。

 

タイムリーにもきのうの朝日新聞の記者解説という紙面で、人口減少の問題を大きくとりあげていました。現在1億2千万人の日本の人口は、あと30年の2050年までに2000万人以上の日本人が消えるといいます。

 

このままでいくと、2065年には8808万人、2115年には5056万人にまで減少してしまうといいます。政治の世界では、少子高齢化ということは大きな問題ととらえられてはきましたが、一向に有効な手立てはないまま減少の一途をたどっています。

 

 (カワウの写真は17日のものです)

この記事を描いた編集委員の真鍋弘樹さんは言います。「(安倍政権の取り組みについて)国を愛する気持ちがあるなら、国民が減り、国家の持続可能性に影響する人口減は、最優先に取り組むべき課題であるはずだ。安倍氏が8月末の辞任記者会見で『志半ばで職を去ること』に言及した際、少子化と人口減少への対策を挙げなかったのは不思議でならない。(「国難」だと言っていたから)

 

このまま非正規社員が増え続け、富の一極集中で、富めるものはますます富み、貧しいものはますます貧しくなっていく、しかも貧しいものが増えていく、このような社会が続く限りもう日本に未来はありません。

 

たぶん大金持ちたちは、日本なんかなくなったってかまわない、世界を相手に生きていくのだからと思っているのでしょうね。日本から富を収奪して行って、それで世界を相手に動いていこうと、そうできれば貧しい大多数の国民のことなんかどうでもいい、自主自立が足りないから自業自得だということになるのでしょうか。

竹中平蔵路線で”第99代目”(菅義偉)が政権運営をしていけばそうなりますよ。とてもじゃないけど、結婚して子どもを二人以上生む生活なんて無理も無理というものです。当然人口も減っていくでしょう。当たり前のことです。

社会の持続可能性を維持できないほどの低出生率は、いわば国民投票のようなものであり、今の国のあり方に対してノーと言っているのに近い。』(社人研元副所長 金子隆一)

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やや薄暗い天気で、 | トップ | お疲れ様、岩隈投手! »
最新の画像もっと見る

思いつくまま」カテゴリの最新記事