鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

『鮎2006』から

2006-04-20 23:40:13 | お知らせ

この本にもいいところがありましたので、抜粋してご紹介します。 組合長のひとり言「無菌証明と人工産」と題して、気田川漁協の中道組合長の発言です。

・・・毎年、養魚場や河川で冷水病が大発症しているのに、未だに確かな予防の手立てが見つからない。・・・。アユだけに限らず、組合は漁業権を取得すると義務放流が課せられる。・・・、遡上の多い小河川でも義務放流が課せられる。海水で育って無菌で遡上してくる稚アユの川に、保菌しているアユや質のよくないアユを放流するのは、わざわざ病原菌を撒き散らしているのに等しい。そして、この放流アユがフレッシュな遡上アユの成育を阻害する。・・・。

 ・・・アユを取り巻く環境は悪くなる一方なのだ。・・・。アユの解禁後に冷水病が発症する河川が多いのは、釣り人が冷水病を広げている場合もある、ということを考える必要がある。・・・。他の河川のオトリや水は持ち込まない。タイツ、ウエダーは完全に乾かしてから使うか、消毒して使う。06年はこれが、釣り人の重要なマナーとして加わるだろう。・・・・。無菌証明書はなんの意味もなかった。 ・・・人間が起こした環境の変化で減少したアユを、補おうとして創りだした人工産アユがますます天然アユを追い込んでいる。・・・。釣り人は釣果ばかりを追い、漁協は釣り人の誘致を第一に考える。しかし、これでいいのだろうか?  

鋭い指摘と思いますが、皆さんはどう考えますか。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 直っていました。 | トップ | アユ釣り用品について »
最新の画像もっと見る

お知らせ」カテゴリの最新記事