鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

もう終わったのかな、田植え

2022-06-14 14:33:51 | 思いつくまま

         

今の時期は二十四節気でいえば、『芒種』、七十二候でいえば「蟷螂生(かまきりしょうず)」の”芒種初候”も過ぎ、”芒種次候”の「腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)」で、あしたからですか”芒種末候”の「梅子黄(うめのみきばむ)」となり、いよいよ『夏至』を迎えることになるわけです。

          

「芒種」の説明です。芒種は、芒(のぎ・イネ科の植物の穂先にある細い毛のような部分)のある穀物の種をまく時期という意味ですが、実際には田植えを始める時期でした。

 

日本では直接水田に種を蒔かず、苗代で育ててから植え替えるという方法を受け継いできました。田植えをするまでに育った苗は、「早苗」「若苗」「玉苗」などと呼ばれ、「玉」という美称をつけて呼ぶほど、いとおしく思っていた。

 

「稲」の語源は「命の根」だという説もあります。私たちが毎日頂いている命の代表。感謝を込めて「いただきます」と言いたいですね。(以上引用終わり)

 

話しは飛びますが、みなさん毎日どれくらいご飯を食べていますか? 一日一食? すくない! 一日二食はご飯を食べましょう。食糧自給率の極めて低い日本にあって、唯一自給自足が可能な食糧は”米””こめ””ご飯”なのです。

 

国を守るなんてカッコいいことを言って、派手で目立つ軍備ばかり増強しようとしていますが、それ以前に侵略に行く?国を守る?軍隊・軍人を養成するためにも肝心なのは食糧です。その中でも主食の米です。それを守らないでどうして国を、国民を守れるのですか!!

  

アメリカをはじめ西洋の先進国を見れば分かるように、いずれの国も食糧自給率は高いのです、自国の農業を大切に守っているのです。そりゃ当然です、ニンゲン生きるためには食べなければならないのですから。

  

世界第五位の軍備力・軍事力を誇る日本ですが、足元はどうですか?1億2千万人の国民がどんな時でも何とか食っていけるようになっていますか。車を輸出して、食糧は安い外国産を輸入すればいいとまだ思っているのですか!?

   

食糧を自給できなくてなんの独立国と言えますか。素直に考えれば誰でも分かる話じゃないですか。世界大戦が起きるかもしれないというのに、このままの食糧自給率でいいと本気で考えているのですか。とすればもうどうしようもない、滅んでしまえ!としか言えません。自業自得ですね。

  

その昔、今は鬼籍に入ってしまいましたが、野坂昭如が国会議員に立候補した時のスローガンの一つに『飢えた子供の顔を見たくない』というのがありました。覚えていませんか?

  

つい80年位前の話しです、アジア太平洋戦争で食糧も配給制となり、敗戦までは何とか最低限の配給制度は維持できましたが、敗戦後は弱肉強食の時代に入り、浮浪者・浮浪児が増え、餓死者が出ました。私は経験はしていませんが、圧倒的多数の国民は常に腹を空かせていたのです。

  

まだ100年も経っていないというのに、今の日本の食糧廃棄率の高いこと、少々の賞味期限切れなんかなんともないのに数字に従わされている情けなさ。食べ物を見て、匂いを嗅いで、まだ食べられるか食べられないか自分で見分けられなくて、判断できなくて今後予想されるだろう第三次世界大戦を生きていけますか。

  

コンビ二等の弁当類は毎日大量に捨てられているようなのに、一方では”飢えた”とまではいかなくても満足に食べられない子供たちがいるということで、全国に子ども食堂ができています。この需給のアンバランス。もったいない精神はどこに行ってしまったのか。

なんて嘆いても所詮は田舎の老皴皴カエルのか細い遠吠え。どっちみち日本人は人口動態からも分かるように、民族を挙げてじわじわと滅亡していくことを洗濯ならぬ選択したわけで、このままたべものを無駄にして、食糧は安い外国産のものを食べればいいと思いながら、投票にもいかず、行ったとしても深く考えることもなく自分を束縛し、日本という国を悪い方向に導く党に投票したり、もう救いようがないのでしょうか。

6月5日の天声人語で知りました。【 雑草の強さが日本の農業を規定していると見たのが、民俗学の巨人、宮本常一である。水田の除草は疲れる作業だが、何度も丁寧に行わなければならない。多くの労働者を使う大規模経営であれば、ずさんな仕事になる恐れがある。それゆえ農民たちに耕地をあずける小規模経営が主流になったのではないかと、「日本を思う」に書いている。】

さすが民俗学者、視点が違いますね。  それにしても、雑草の生命力には日々脱帽です。ゴルフ場かと見間違えるほどに刈り取られたのに、いつの間にかまた20から30センチも伸びています。大したものです。

         


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