日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

与謝野馨は、大不況の元凶

2009-03-23 12:20:56 | Weblog
現在、日本の財布を一人で握っている人がいます。

その人物とは(貧乏神)与謝野馨のことですが、彼は財務大臣、経済財政政策担当大臣、金融担当大臣と、お金に関する重要閣僚の三つを兼任しています。

昨日、与謝野馨がサンデープロジェクトに出ていましたが、せっかく石原伸晃が20兆円の財政出動が必要だと言っているのに、彼の主張はこうです。

「景気回復の到達点を、どこに設定するのかが問題。現在マイナスになっているのをゼロにするのか、それとも次の世代のことを考えて、半分くらいに留めておくのか、議論が必要だ」「必要な公共事業というのもあまりない」

なんと(!)、彼はゼロ成長に戻すことさえ、渋っているわけです。

GDPが年率換算で60兆円も堕ちようとしている時期に、そのような考えでは緊縮財政と何ら変わりありません。

さすが、自民党きっての増税論者(貧乏神ともいいますが)ですな。

かつて与謝野馨は、亀井静香さんとは同じ志帥会でしたが、彼が袂から離れて、小泉改革以降日本を無茶苦茶にしてきた中心人物であったということがまず一点。

彼の喉頭癌は治りましたが、今現在も彼が、日本の重要閣僚を寡占していることこそが日本最大の癌なわけであります。テレビゲームの「桃太郎電鉄」のキャラクターで、キングボンビーというスーパー貧乏神がいますが、与謝野はそれ以上でしょう(苦笑)

秘書の逮捕で小沢批判をしていますが、与謝野だって、昨年公設秘書が痴漢で逮捕されているんだから偉そうに言うなって(笑)

それにしても今現在、職安は失業者であふれかえっています。中小零細企業では、物が全く売れません。お金が回らないと、人は死んでしまいます。

その一方で、政府が経団連と連携して、日本型ワークシェアリング体制を作ることに合意したなんて、給与を二割も三割も減らしてしまう貧乏政策をまた新しく決めてしまいましたよ。

これは既に派遣社員増大というワークシェアリング政策が達成されて、不景気でいらなくなったから派遣を切ってしまった現在、さらに残された正社員をワークシェアするということなのです。

今後は長時間残業や、夫婦共働きでどうにか生活できている人々すら、生活できなくなってしまうでしょう。

日本がやるべきは、ワークシェアリングではなくて、もっと高い給与と雇用増大のどちらも欠けることのないように、財政出動によって、それを達成させることでしょう。

このことを、どうしてもっとメディアは報道しないのか。

明日はそのメディアについて、一昨日(土曜日)に放送された「日本のこれから~テレビのこれから」の感想を書こうと思います。

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