HIROJIIの残日録PART2

軽登山・写真・美術館巡りが趣味のジジイのブログです

堺学シリーズ講演会

2018-10-18 19:40:28 | 講演会



平成30年度・堺学シリーズ講演会が始まった
会場は 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス Uホール白鷺

第一回目は 大阪府立大学名誉教授・堺都市政策研究所顧問の宮本勝浩氏
テーマは「堺の経済発展の歴史と経済効果」

氏はタイガースファンとしても知られる経済学者、阪神が優勝すれば経済効果はどのくらいと
計算もされるが、最下位(6位と言うべきか)では計算もできなさそう

「ものの始まりなんでも堺」と昔から言われるが 一つの例として 初めて堺で大量生産された
鉄砲の話が出された 1575年織田信長が武田勝頼と戦った長篠の合戦で3000丁の鉄砲を使用したが
このうち約2500丁が堺で生産されたもので、量産の秘密は「分業」であったといわれ
アダム・スミスが1776年「国富論」で大量生産をするには「分業」が必要と説く200年以上も前に
世界に先駆けて行われていたことになるという

昔から堺は独創的な品物、アイデアの発祥の地であり 現在でも自転車、包丁、線香など
堺の品物、アイデアは日本のみならず世界でも使われているが これからも堺を発展させるカギは
人口の減少を少なくさせること、観光客の誘致(古市・百舌鳥古墳群の世界遺産登録)と
ものづくりでは 東京のマネ・後追いをしない堺の独創的な商品、サービスを作り出すことであるという

毎年のように堺学シリーズ講座に参加しているが 全回参加したことがない
無料の講座であるので 今年こそ全5回参加したいものだと思っている



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無形文化遺産理解セミナー 「人形浄瑠璃文楽の歴史」

2017-10-30 07:34:07 | 講演会



堺市博物館のホールで 無形文化財遺産理解セミナーという催しがあった
第19回というが 私はこのセミナーの存在を始めて知った
今回のテーマは 大阪市立大の久堀裕朗教授の「人形浄瑠璃文楽の歴史」ということで 多少興味もあって参加した

人形浄瑠璃は中世以来の語り物(筋のある物語を節をつけて語る芸能)に操り人形芝居が結びついて成立したらしい
17世紀後半に竹本義太夫が登場して 義太夫節人形浄瑠璃が始まり 
道頓堀に竹本座を旗揚げし 近松門左衛門を座付き作者に迎え 大いに繁盛した
人形は一人遣いであったが 18世紀初頭から3人使いの人形が登場し 現代のような形になったという

文楽は18世紀末寛永のころ 正井文楽という人が 大阪で浄瑠璃の稽古場をはじめ
2代目文楽軒が 難波神社に進出して興行を始めた
文楽とは 文楽が経営する芝居小屋のことをさすようになり
明治以降 文楽座=人形浄瑠璃劇場となり 「文楽」=「人形浄瑠璃」というようになり
舞台も現代見るようなものになったという

よく文楽を見るが こういった歴史も知らず漫然と見ていたようだ
歴史を知ることにより 文楽鑑賞にも幅ができると思う このセミナーに参加してよかった


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堺学シリーズ講演会 「土塔の建立からみた行基の活動」

2017-10-09 07:02:14 | 講演会

大阪府立大での市民講座 今年度第1回目の堺学シリーズ講演会に参加しました
今回は堺市文化財課の近藤康司による「土塔の建立からみた行基の活動」です



行基は百済系渡来人の父・高志才智と中国系渡来人の母・蜂田古爾比売の間に
蜂田郷・現在の家原寺で生まれました

行基は多くの橋・道路・池・溝・港などを作る社会事業で知られていますが
それは飛鳥寺に出家したとき 中国帰りの僧・道昭に学んだことに寄るものと思われます

行基は事業と布教を同時に行うための施設として 開発地と寺院を隣接して立てているケースが多いといいます
行基建立の寺院は四十九院といわれていますが いずれも簡素な小規模の寺院が多かったようです 
現在ほとんど残っていないなかで 堺市の土塔町の大野寺と土塔は貴重な遺構です

土塔は盛り土と粘土で積み上げられた十三重の段状の塔で全面に瓦で覆われていましたが
戦前に土取りされ ほとんどその姿をとどめていませんでしたが 大阪府が買収して1958年に国の史跡に指定されました
その後調査と復元が行われ平成28年に出土資料が国の重要文化浅井に指定されました

調査の結果 初層から十二重目までは平面四辺形 十三重目は円形 最下層一辺が53.1M(天平尺で180尺)などがわかり
十三重目円形の上には 小型の八角形の木造建物があったと想定されています



調査の中で1226点の文字瓦が発掘され そのうち93%が人名を書いたものとのことです
人名から この土塔建立事業には 摂河泉地域に本拠を置く氏族や僧尼など
仏と縁を結ぶ多くの人達の参加があったことがわかりました
中でも古墳時代 百舌鳥古墳群の造営に土木技術をもって活躍した 土師氏の役割は大きかったようです
土塔のある土塔町の近くには土師町の地名も残っています

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万葉講座「万葉の道を歩く18」

2017-06-05 06:52:03 | 講演会





3日 大阪府立大の公開講座 「万葉の道を歩く」を聞きに行きました
この講座も18回目を迎えますが 講師は府立大から関西大学に移籍したお馴染みの村田右冨美氏
講座で使う写真は 写真家入江泰吉の弟子に当たる牧野貞之氏の写真で
テーマは「万葉の神々ー神話と歴史のあいだを読む」で 
久しぶりに中百舌鳥キャンパスのUホールで開催されました

いままで恋とか生活に関係したテーマとは少し違う色合いのテーマでしたが
村田教授の力の入ったすばらしい講演で 時間がアッという間に過ぎました

もっと書きたいのですが 目の調子が悪いのでこの辺で終わります


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第7回百舌鳥古墳群講演会

2017-02-06 08:45:13 | 講演会



7回目となる堺市主催の百舌鳥古墳群講演会に出かけた

今回のテーマは「倭の五王と百舌鳥・古市古墳群ー東アジアから見た巨大古墳ー」

5世紀百舌鳥・古市に巨大古墳が築造された時期 東アジア中国では宋と北魏の対立
朝鮮半島では高句麗の南下による百済・新羅への圧迫と激動の時代だった
当時倭の五王と呼ばれる倭の支配者は宋に朝貢し百済と人的交流を深め派兵をも行っていた

午前中は横浜市歴史博物館館長・鈴木靖民先生の「東アジアから見た倭の五王の時代」と
神戸大学大学院・古市晃先生の「5・6世紀における倭王と王族」と題して
従来の説に新しい知見も加わり倭の五王の実像についての講演を聞いた



午後からの講演は大阪市大・岸本直文先生の「倭の五王と百舌鳥・古市の巨大古墳」だが
少し風邪気味で朝から体がだるく午後からの講演に耐えられそうになく 昼食休憩の間に退出した

岸本先生の大胆な魅力ある説「倭国王墓の2系列と祭政分離王制」について拝聴したかったが
貰った資料を持ち帰り後日ゆっくり読んでみるつもりです 
 

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