ランス9 ヘルマン革命 その3
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■第5章
ネロはコサックに逃れていたが、そこへランス達の浮要塞が襲来、アホははよネロと襲って来る。
逃げ回ったネロは、ついに狂ってしまい、市街に火を放ち、周囲の者もろとも焼死しようとするが、ネロの傭兵となっていた戦姫は、ネロを切り捨てる。
こうしてネロは、ヘルマン随一の愚将として、後世に名を残すことになった。
そしてランスと再会した戦姫は、共に闘うことになる。
ヘルマン1軍に出動命令が下った。
将はヘルマン一の名将レリューコフで、知勇兼備、しかも騎士道精神を備えた人物である。
しかしその命令は、夜勤の300名のみで、コサックの無法者にあたれというものである。
遊撃である5軍には、峠を越えてリーザス領に侵入、リーザスを牽制せよと発令された。
一方リーザス軍は総司令バレスが、迎撃の赤軍の将に親衛隊長のレイラを任命した。
■第6章
ランスは一計を案じた。
ヘルマンは、無法者はコサックからボーンに向かうだろうと考える。
となれば、一転してヤンクーツクを攻略し、そこで反転して、慌てて追ってくる5軍を叩く、というのである。
パットンも賛同、ヤンクーツク攻略となったが、ヤンクーツクで待ち構えていたのは、精鋭の1軍であり、しかも指揮は将軍レリューコフ自身がとっていたのだ。
ランス達は一旦退却を決断した。
この頃にはランスもパットンも、相手は寄せ集めではなく、精鋭揃いの1軍で、指揮は将軍自身だろうと気がついていた。
ランスは一案を思いついた。
先程同様に浮要塞で接近するが、すぐ退いて横唐オになり、ランス達は物陰に隠れる。
チャンスと出てきた敵は無視、開いている城門から内部に入り、敵を一曹キるというものである。
だが、これもレリューコフは読んでいた。
突入はできたが、気がつくと前後を挟撃されている。
リックの進言で中央突破で敵を突破し、浮要塞に辿りつくことができた。
ランスは又思いついた。
軍師を呼べばよい。
JAPANには名軍師がいた筈だ、あてな、お前手紙を届けろ」
というわけで、あてなはアイスの街を訪れた。
そして真田透琳に手紙を見せたが、透琳は香は国主でもあり、ヘルマンに行くのは難しいだろうと語った。
マイトレイアには誰にも見せない裏の顔があった。
彼は戦姫を罠にかけてハニーと闘わせ、戦姫は重傷を負う。
■第7章
ランスは三度ヤンクーツクを攻め、三度ランスはレリューコフに敗北した。
レリューコフは攻城砲を低地に隠して浮要塞を鎖で足止めし、巨大な鉄の橋を用意して浮要塞に乗り込んできたのだ。
三度闘って三度破れるというのは、戦術家としてのランスがいかに無能であるかの証しだろう。
ようやく動けるようになった浮要塞で、ヘルマン1軍が城に入る前に撃滅を計る。
しかし、レリューコフは単身浮要塞に立ちはだかり、身をもって兵たちを逃がそうとする。
敵ながら天晴れである。
そのレリューコフを、ピグが石で殴り唐オヘルマン兵に城に担ぎ込ませた。
こうしてランス対ピグの個人戦となるが、これは楽勝で、ピグはランスの仲間となった。
ヤンクーツクでは将兵の不満がつのり、たもとを分かつ者が続出、1軍の兵力はおよそ半分となってしまった。
軍隊では敵前逃亡は最大の厳罰の筈だが、レリューコフは止めることもとがめることも一切なかった。
人となり高邁にして才知縦横、レリューコフこそ真の名将だろう。
ピグに続いてミラクル・トーも仲間になり、その代わりマイトレイアが正体を現してシーラの箱を奪おうとするも、失敗して逃亡となる。
ミラクルの魔術の腕は、「あの」アニスと同格というのだから、相当なものなのだろうが、えらくタカビーなおばはんである。
ラボリでは、ヘルマンのアサシン部隊が偽パットンのメ[トフを襲うが、ハンティがあっさり返り討ちにする。
ひとりだけ死んだふりをして脱出したアサシン隊長の前に、闇郭公が立ちふさがる。
彼女はハンティの前に隊長の首をおき、革命軍に参加したいと申し出るのだ。
彼女の名はフレイア・イズンである。
ランス9 ヘルマン革命 その4へ続く