S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl(SOC)のMOD FALLEN STAR 堕ちた傭兵 プレイ日記 その44 最終回
--------------------------------------
Varlab内で悪戦苦闘の末、ついに第4の、恐らくはリアルエンドとおぼしきエンディングに辿りついた所からである。
■Varlab
「では破壊タスクはクリアで、JJは死なない方法は? これが第4の、そしてリアルエンドなのだろう。」
コンパネにあるレバーをナイフでつっつくことで、ついにこのエンディングに辿りついた。
しかし、この後は何をすれば良いのだろう。 部屋の外に出るドアはロックされている。 つまり閉鎖空間に閉じ込められた状態なのである。
これは次回プレイ予定のAnomalyみたいじゃないか。 Anomalyは未だ先の話なのだ。 なんとか外に出る方法は、と考えた。 そうだ、アレだ。 威力のあるショットガンでドアを撃ち、開いた隙間から外に出る。 これである。
ようやく外に出ることが出来た。 タスク欄を見ると、「Stop Alien」・「Destroy the remote control Barrier」、それに「catch Alien」はクリアになっている。
残っているタスクは、それ以外の未達成タスクである。 これは一種のフリープレイではないか?
と、思ったのだが・・・
■Generator
Generatorに出ても、NPCと会話はできるが、当然ながら進展はない。 しかもGeneratorからの移動ャCントは、Varlabを別にすれば全くないのだ。
つまりは、このFALLEN STARは、第4エンディングの段階で終了ということになるようである。
エンディングは全部で4つか5つあるらしいが、4つはクリアした。 これ以外のエンディングは、ガイドや公式サイトを見ても特に触れられていない。 ということはこれでFALLEN STAR終了ということなのだろう。
翌日(実時間の方である)このシーンを再現テストしようとした。 しかし妙なことに「Cordium Controller」を装備しても、インバータを装備しても、エイリアンとの会話の後で死んでしまう。
はて、昨日は会話の後どんな行動を取ったのだっけ?
ここでJJlastの表示が出た直後にセーブ、ゲームエンド後にそのデータからロードすると、前日同様に死なないでスタートできた。 しかも視界の揺れも収まっている。
但し、武器を使うことはできない。 これは前日のプレイとは決定的に異なる。 この状態では前日のようにエイリアン爆殺、その直後のデータをセーブ、そこからロードという方法は取れないのである。
その後のデータ(昨日の死ななかった時のデータ)をロードし、エイリアンを爆殺してJJlastの表示が出た時にセーブ、ゲームエンド後にそのデータをロードすると、タスククリアの状態で再開できた。
これは昨日の時と同じ状況だが、ナイフでレバーをつっついても何事もおきない点は異なる。
昨日とは状態が違いすぎるので、再現テストはこれにて終了。 FALLEN STARもこれにて全巻の終わりとすることにした。
と思ったのだが、このFALLEN STAR、ここで止めてしまうのは押しすぎる。 で、タイムリミット付きトラック搬送で、トラックを途中放棄したらどうなるかを試してみた。
当然タイムリミットになればトラックは爆発する。 Hugo達も登場しない。
では基地のVarlabへのドアは? 基地は完全に無人となっている。 Monkもストーカー達も全て消えていた。
ドアはオープンになっていたが、開きかけて途中で締まってしまう。 しかもそのドアはロックになり、もう開けることは出来ない。 はて、これは中に入れる筈なのだが?
なのに、「リモートコントロールバリアを破壊しろ」のタスクは有効になっている。 ふと思いついてナイフでドアをつっついてみたら、ドアは完全に開くようになった。 しかも何度でも可能である。
タイムリミットはないので、問題なく最深部の実験室に到達。 視界は揺らぎ続ける。
あのエイリアンもいない。 ここでRPG7でコンパネを撃つと、「リモートコントロールバリアを破壊しろ」はタスク完了となるが、JJも死ぬ。
外界へのドアはロックされていて、行動の自由はない。 これも他のエンディングと同じである。
これが又別のエンディングルートなのだろう。 ともあれ、これで全てのエンディングを体験したことになる。 そして全てのエンディングで、JJは一旦死ぬ。 その直前のデータをロードすれば、続行は可能だがどこへも行くことはできない。
全てのエンディングを体験したことでまずは満足、今度こそFALLEN STAR全巻の終わりである。
一つ疑問が残るのは、JJはここで死ぬのだが、続篇のLast Stalkerでも登場するらしい。 そこをどのようにこじつけるwのか、そのあたりである。 或いは東Pripyatあたりでの状況を使うのか? 興味津々である。
尚、このFALLEN STARプレイ日記のその2で、「奇妙な実験室風の部屋で、このゲームは開始する。」と書いた。 その開始シーンの場所は、このVarlabの松戸菜園の部屋だったわけである。
最終シーンで開始シーンに戻るという手法は結構使われる。 Metro 2033でも同様に、最終シーンは開始シーンだったのだ。
残念だったのは、ラストシーンであのエイリアンから聞かされる、このMODの背景説明にグラフィックかムービーが入っていれば、もっともっと盛り上がったのに、という点である。
後はエンディングに至っても解決されない件が幾つかある。 例えば、Ripleyはその後どうなったのか? 監視者の作動時間は2000時間と、ラストシーンのセリフにもあるが、それにしてもBarを最後に消えてしまうのはいかがなものか?
一応ヒロイン?だろうと思うので、このあたりは疑問が残る。
更にはインバータはどうなったのか? 東Pripyatでも修理不能と言われたが、あれだけ大騒ぎしたアイテムなのに、壊れたままほったらかしである。
もう一つラストシーンでは、Xenoformが必要とガイドやサイト情報にあるが、結局Xenoformは必要なく(というかみつからないw)、ナイフでレバーをつっついただけでクリアになってしまった。 このあたりもよくわからない所である。
その他この種の疑問は相当数ある。 恐らくはその場その場での場面効果狙いでシナリオを書いていったので、このような展開になってしまったのだろう。
要するに風呂敷を広げすぎて、最後で収拾できなかったということと思われる。 或いはそのあたりの疑問は、続篇Last Stalkerで解決されるのかも知れない。
以下FALLEN STARの総評である。
一言で言えば、とにかく安定していた。 最後迄最高クラスの安定度だった。 ついにCTDなしでゲームクリアを、S.T.A.L.K.E.R.MODでは始めて体験したのだ。 S.T.A.L.K.E.R.MODといえば、即バグで落ちまくるというイメージがある中で、これだけでも特筆ものである。
但し、終盤に入ってからは、スクリプトエラーを疑いたくなるようなところがかなりあった。 それでもなんとかラストまでこぎ着けられたのだから、これはエラーとは言えないだろう。
私の長いS.T.A.L.K.E.R.MODプレイで、最初の、そして恐らくは最後の、『完全試合』達成である。
内容的には非常に面白かった。 脈絡もなくいきなりとんでもないシーンが出て来たり、重要人物とおぼしきNPCが途中で消えてしまったり、かなりいい加減な所もあるが、それもまあご愛敬。
グラフィック面ではあまり高い評価は与えられないが、見苦しい或いは見づらいというようなものではない。 まあ、標準的といえるだろう。
難易度的には、序盤は非常に易しく、中盤は普通、終盤は劇ムズという感じであり、終盤に入って急に難しくなったのには、多少驚いた。
尚、プレイ時間は約130時間程度で、かなりの大作と言えるだろう。 MODDERのZaurusクルーでは、この続篇として「Last Stalker」を製作しているそうだ。 主人公はgreeceで、JJも登場するらしい。
今回のFALLEN STARが、ややしりきれとんぼ的エンディングなのは、続篇を想定して板からかもしれない。
「Last Stalker」は早ければ本年4.5月にリリース予定とのことだが、MODのリリース予定は宝くじの6億円くじより当たらないので、期待しながら(リリース予定は)期待せず待っている。
次回からは、Anomaly 空間異常アップデート 4 プレイ日記の予定。