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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その451 棍棒を持ったCrytek編

2012-01-10 09:44:00 | ゲーム一般
「棍棒を持った人間は振り回さずにはいられない」というのは、元友店長さんから教わった格言だが、Crytek社もCrysisのヒットにより、富と名声という棍棒を手に入れたようだ。

この棍棒がCrysis2の扱いにくさとなって現れている。 セーブがオートセーブしかできないので、今夜はこれでおしまい、さて明日のために寝ようかと思っても、セーブができないとゲームを終了できない。 これは大変困る。 F.E.A.R.2.3もそうだが、最近はこの手の困ったゲームが増えているような気がする。

他にもグラフィックスの画質設定が、最も低い設定でも「高」しか選べないというものがある。 通常のゲーム画質設定は「高中低」などの設定だが、このCrysis2は「超最高・最高・高」(笑)というなんとも凄い設定しか選べない。 

もっとグラフィックス設定を下げて快適な速度でプレイしたいと思っても、「高」以下には下げられないのだ。 私のマシンでのGTX560/580では「高」でもぬるぬる速度でプレイできるが、それ以上設定を上げようとはさらさら思わない。

「このゲームはね、中や低でプレイするようなゲームじゃないんだよ 中や低で遊びたかったらよそのゲームをやりな」という、つまりは自社技術の見せびらかし設定なのだ。

マップやガイドも前作と違って非常に見づらい。 マップはなくなってしまい、左下のHUDのガイドのみなのだが、このガイドが半透明のため明るいシーンではほとんど見えない。 といってこれが見える程度に暗くすると、今度は周囲の状況が見えない。 

回復アイテムもなく、プレーヤーの状態回復は自動回復のみであり、この回復が結構時間がかかるので、その間ぼーっとして待っているしかない。

それも敵がのんびりとこちらの回復を待っていてくれればの話しで、大抵の場合はドバドバドバとアサルトライフルを乱射されて死んでしまう。 死ねば遙か前のオートセーブデータからやり直しとなる。 orz・・・

その他全般的にAMMOが少ないとか、ロード時の状況(乱数なのだろう)によっては突如としてやたら強い敵が現れるとか、使いにくいところが多い。

これらの点は前作では存在しなかったので、改悪といえる。 要は開発会社の押しつけというか自己主張が強すぎて、ユーザーの遊びやすさという点が無視されている、といってもよいだろう。

ゲーム自体の面白さは、とびきり面白いとは言えないがそこそこのレベルには到達している。 しかし前作と比較するとこれもやはり低下しているような気がする。

結論としては、グラフィックス技術の誇示という棍棒ばかりが目立つ、扱いづらいゲームになっている。 次のCrysis3が同じ路線なら、私はもうCrysisシリーズはプレイしないだろうと思う。