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海に帰りたい~@″
 

ネズミマン(3)

2016年01月17日 | ねこ日記


堂々の風邪引きさんなので誰はばかることなく横になり読書読書読書週間

が、3日も続くとつらい

元気で南の島で休暇でときおり風が通り過ぎる

そういう風の中で読書週間がよいなあ


『わたしの外国語学習法』ロンブ・カトー(米原万里訳)

読みはじめてすぐ米原万里さんの創作フィクションじゃないのと疑って、本当に最後の最後まで騙されてるんじゃないのか?え?
ロンブ・カトーのカトーって加藤ポイと思うしし。米原万里さんがカトーとかって架空の人作りあげるんじゃないか?ん!絶対に騙されてるわ。と、疑心暗鬼でグイグイ引き込まれながら読んだ。
が、ロンブ・カトーさんは実在の人物でした。
14のヨーロッパ系言語と中国語、日本語を、ほとんど自国ハンガリーを出ることなく純粋に学習という形で身につけてしまった女性。25年間に16ヵ国語を習得した過程と秘訣をつつみ隠さず公開。米原万里さんの原点だった。
公開されても真似はなかなかできるものではないんだけどとほほ。

ちくま学芸文庫




『漢字と日本人』高島俊男 

高島先生の漢字と日本人論集大成。ハハァーとひれ伏して拝聴。
日本語のとらえ方の大枠が自分の中にできた。
これ、見えてくると和語、漢語、明治以降の造語である漢字熟語による西洋の文物やものの考えをきちんと(たぶん)分けられて便利。

92歳で亡くなった曾祖母が駅を「ステンション」、洋傘を「パラソル」と言っていたことを思い出した。



『座右の名文』高島俊男

ぼちぼち風邪がひどくなり読みつまみ。


『音とことばのふしぎな世界』川原繁人

ホントに飛ばし読み。でも、コレは元気いっぱいのときに読み返したいと思ってる。


『チェルノブイリの祈り』未来の物語  スベトラーナ・アレクシェービッチ

風邪引きのピークに読んで同化。風邪引き読書の最高峰と思う。つらかったが。
文庫だったので解説(広河隆一さん)が付いていてこれがちょっと情けなかった。文章を生業にしてしまった人の陥る罠のようなものがあるみたい。人間てなあショボショボ。

この辺りで目が疲れてKindleに移行。



『夜想曲集』カズオイシグロ 

この訳はかわいそうだった。古い日本語と、流行り廃りのはやい若者言葉のごちゃ混ぜ。などと批判がましい気持ちになれたから風邪もそろそろ終わりか?

『イスラム飲酒紀行』高野秀行

風邪が終盤。一気読み。


もう少しで風邪が去ると信じて。

1月の半分過ぎたばかりなのに、もう一年の半分ほども過ぎ去ったような心もち。疲れた。




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