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◇新エネルギー◇大成建設とNTTデータ経営研、「CO2排出量ゼロビル」実現

2010年04月20日 09時29分50秒 | CO2排出量取引

 大成建設とNTTデータ経営研究所は、大成建設の技術センター事務所棟(横浜市戸塚区)、および、札幌支店ビル(札幌市中央区)でのエネルギー使用において排出されるCO2を、京都クレジットCERを使ったカーボンオフセットによりゼロとする「CO2排出量ゼロビルディングとゼロオフィス」を実現した。

 また、同時に大成建設の社員が京都クレジットを一人1トン購入し個人でCO2を1トン削減する取り組み「Taisei 1ton Club」を立ち上げ、会社の施設のカーボンオフセットと社員の日常生活におけるカーボンオフセットを同時に実現した。

 大成建設の技術センター事務所棟、および、札幌支店ビルにおけるエネルギー使用により排出されるCO2排出量は年間800トンと推計されている。この800トン相当の京都クレジットを大成建設は会社費用にて購入し、全量償却手続きを本年4月に完了している。これにより、両施設は10年度においてCO2排出量ゼロで運営されることとなった。

 また、「Taisei 1ton Club」では、社員個人の日常生活におけるCO2排出量をカーボンオフセットの対象としており、京都クレジットの購入費用は社員が全額個人負担している。社長以下の社員655名(全社員9,131名の7.2%)が賛同し、計973トン会社が上述の800トンと合わせ一括購入し、社員に代わり償却している。