サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

【その正しさに...】彼女の友達/じゅら 3巻

2023-09-15 | 単行本感想
今回もセンシティブ問題でここまでしか載せれない。全体はアマゾン等で是非。











今回もめちゃくちゃ面白かった!!
・・・うん、
面白かったけど、
他人に薦める~とかそういう類の漫画ではないですね(笑
どちらかと言えば、独りでコッソリと読む様な漫画だと思いますね
それと、
このブログ何気に本作でのアクセスがかなり多かったりします
昔と比べてコンプライアンスが厳しいから際どいカットは載せれなかったりするんですが、
それでも本作を「好き。」という気持ちは綴れる訳で・・・怒涛の第3巻目でした。

まず、
主人公?の日高くん、
すっげぇ良いヤツだったね。。
家族で自分一人だけ生き残って自殺もしようとして、
それでもカオリのお陰で踏み止まって生きて、
将来は医者になろうと努力し、
懸命に生きている。。
精神力もさながら、
因果応報でイジめられてる女の子をまっすぐに助けたあの姿には流石に感動しました
あれは中々出来るもんじゃない、、、正に❝優しさ❞の塊の様な少年でしたね
あれ、
イジメっ子に惚れられてもおかしくない展開だったので、
ある意味では罪作りな少年~かもしれない(笑




🤨



前半は主に吉岡さんを中心とした過去のエピソードだったんですけど、
全部は描かれずに色々と謎は残ってますね
吉岡さんと水泳の間に何があったのか、
それと、
日高くんが最初に惚れたのは吉岡さんだったのか・・・
等々
あの過去編を見る限りでは
カオリが吉岡さんも、
そして日高くんも立ち直らせてくれた~という感じに見えたので、
そういう意味ではカオリが株を上げた3巻目、って言い方も出来るかもしれません
それと、
あの流れであれば、
自分の命を(間接的に)救ってくれたカオリと結ばれるのが自然。にも思えるんで
この3巻自体が日高×カオリの流れに傾いていた感覚は読んでてありましたね。

日高くんと吉岡さんの情事のシーンは結構あったんですが、
最後までジラして最後までは行かず、
さり気に、
カオリに対して最低限の操を立てているシーンが気になりました
もうあの時点で日高くんの気持ちは「誠実」に傾いてた気がしてならなかったですね
まあズブズブ途中まで浮気ってた時点である程度は不誠実だったのかもだけど。
でも日高くんも少年だし男だから仕方の無い部分も正直ある。
一度は傾きかけた想いが、
冷静さを取り戻し、
吉岡さんがないがしろにされてカオリとの「正しい道」になっていくのは
読んでいて寂しい気持ちもちょっとはありました
まあ、
客観的に考えればそれが正しいかつ誤魔化しもなくて立派な行為ではあるんですけど笑
ただ日高くんは既婚者ではないのだから、それで後悔はしないのかな。とも思う
どちらかと言えばカオリとは❝義理❞で付き合ってる様にも見える
正しい事は本当に正しい事なのか、、、
そんな事を感じさせる3巻目でございました。まあ、これはあくまで管理人の個人的な意見でございます。。




立派だ。。これも(状況的に)中々言い切れる事じゃない。




とは言え、
「彼女の友達」は浮気の背徳感を疑似体験出来るのがコンセプトの作品だったので、
このままカオリENDになってしまうとこれ以上続ける意味がなくなってしまう
その辺、
どうすんだろ・・・?と思いつつ、
情欲に流されながらも最初の付き合いを貫き通さんとする日高くんを尊敬する気持ちもある(どっちだよ)
仮にカオリENDになったとしても読者は納得するであろうバックボーンを描いてるのも巧いですね

ただ、
「正しい」によって、
こんなにも壊れてしまう心があるのも現実なんだよな。
吉岡さんはこの3巻目では、
日高くんの為にグラドルにまでなって、
気を引きたくて頑張って、
ある意味、
日高くんの為だけに生きている状態だった。
そんな(思ってた以上に)ピュアだった彼女に突き付けられた別離という現実。
そこで流した涙を見てると、「正しい」によって叶わなくなる夢もある。
って真実を垣間見ましたね
恐らく、
まだ3人の過去の全容は明かされてないので、
もうちょっと各々に感情移入したくなるような仕掛けが残されてるんでしょうけどね。
相変わらず際どいカットも多く情事や独り情事のシーンも多々描かれてるので
そっち方面で満足もさせつつ、
ストーリー性でも魅せてくれた切なさマシマシの3巻でした。
取り敢えず、(出来れば)みんな幸福になって欲しいですね・・・うん。
多角的に見れば、みんな根は良い子ばっかりだと感じちゃいました。











最後に、細かいところ。
・華道部のメガネの先生は何気に良キャラ。
・芸能事務所の伏線がしっかり活きてるのもポイント高し。
・おまけ漫画では吉岡さんが休んだ日の模様と理由が克明に示されています
 主にド迫力の独り情事の模様・・・画力も高いので(色々な意味で)要チェックです。。

ところで、
4巻目は来年の春らしいです。
・・・・・待てるかあっ!!!!!!!!(血涙)。