死者からの 電話にドキリ 焦るやん

夏と言えば、怪談。

ホラーですよねー。


いつも、風ママがレギュラーでお世話になっているラジオ・イナイチの情報番組

「情報STASION　キラ☆アクティ部」の8月号が

webにアップされてますよー。

いつもは、レギュラーコーナーの「犬育てタイム」なんですが


今回は、わんこの話はお休みしていて

☆特別企画「 怪 談 」

お送りしていますよん。


そこで、私が中学時代に体験した実話を語っています。

多分、番組中半～後半に収録されています。


興味のある方は、聞いてね。


「情報STASION　キラ☆アクティ部」



さて、タイトルにあった死者からの電話なんですが・・・・・・。



突然、私の携帯電話が鳴り響きました。


電話に出ようとケータイを開けると



発信者のところあったのが



父の名前。




ドキッ!!


えっ、


うそっ!


そんなのありえない。





父は、もう亡くなって半年になる。





でも、お盆も近いからね・・・。




父の名前を見た瞬間


私の頭の中にぐるぐるそんなことが


渦巻きました。





ケータイの呼び出し音が鳴り響く中


私は、通話ボタンを押しました。



すると…、



父に似た声が


電話の向こうから聞こえてきました。




(ひぇぇぇぇぇ～)



「お姉ちゃん!　親父のパソコンやねんけどな。

　俺、そこまで手が回らんから、頼むわ」と。




そう、それは父に声もどんどん似て来た弟からでした。


どうも、私は兄弟の中でも、一番パソコンに強いと思われているようなの。



「あんた、お父さんの携帯から、かけて来たらビックリするやんか!!」と

思わず。



実は、父は個人経営の小さな会社をやっていて

現役社長のまま他界。


仕事の取引先や、仕事での緊急連絡先として

父の携帯番号が明記されていて


今だに、その携帯に父の仕事がらみの電話がかかってくる。


父の仕事も引き継ぐことになった、弟は

自分の携帯だけでなく、父の携帯も常に持って

電話があった時に、事情を説明し

担当者が父から、自分になったことを伝えているらしい。



で、父の携帯でいろいろやりとりしている時に、私に

用事があったので、そのまま私にかけてきたのだ。


でも、ドキっとするよね。


そういえば、私の携帯メールは、受信メールが1000件まで残っているんだけれど、
最新のメールを見ていて、ちょっとボタンをずらすと、消える寸前のメールが出て来る。


ちょうど、昨日・・・消える寸前のメールを見たら

今年の2/4の日付。

他界する10日前、父から届いたものだった。


メールの内容は「DVDは、12インチのモニター付きのものがいい」って。


そう、父はまさか自分が10日後に死ぬなんてことも頭になく

(私ら家族も頭になかったけれど)

入院生活を快適にするために


「DVDプレーヤーと、世界の名画(洋画)のDVDを買ってきてくれ!!」と

私に頼んでいたのでした。

今まで仕事人間で、入院直前まで働いていた父。

毎日1本ずつ、映画を見て、のんびりする時間がもてると

考えていたみたい。


父は78歳で他界したけれど、パソコンもするし、ケータイもメールもしていました。


で、昨日は実家と父の会社に出向き、弟に頼まれた


父のパソコン関係の処理をやってきました。


今やパソコン時代。

パソコン上で、いろんな契約などもできてしまう時代です。


しかし、それを解約するには、パソコンからじゃなかったらできなかったり

するところも多いんですよね。


パソコン以外で、解約をするには、
本人証明が必要だったりします。


おーい!　本人は、もうこの世におらへんねんで。



で、代理で私が手続きしようとすると、父と名字も住所も違う私が

父の娘である証明もつけなければならない。

そうなると、戸籍抄本とか出すのに、またまたお金がかかる。

もちろん、テマも時間もめっちゃかかるし。


それに、銀行は凍結されているので

次の引き落としの手続きまでに、解約していないと

死者宛に督促状がくることになってしまう。

そうなるとまたも、ややこしいことになる。






しかし、パソコンからだと

解約手続きも、ボタンひとつで瞬時にできてしまう。


ただし、どこもIDやパスワードを入れて、ログインしてからの

手続きになる。


弟に案内され、父のデスクのパソコンに座った。

「父のパソコン関係の資料は、これだから」と渡され

父のパソコンを起動した。


なんと、父のパソコンは、いまだにウインドウズ98だった。

うっひゃー、何年使っているんやー。




さて、次々に解約、もしくは契約者の切り替えをしていかないといけない。

IDなどは、きちんと列記してあるので、スムーズ。


問題は、パスワード。



父が考えそうなものを入れてみたけれど、やはりダメ。

私は、ハッカーになれないなぁとつくづく。



でも、私やったらどうしてる?

パスワードの管理。


そうだ!


「お前といっしょやがな」。

なんとなく、父がそばで言ったような気がした。


私と同じように、パスワードを管理しているなら…。

これだ!!


すると、するするログイン。

問題なく、解約や変更の手続きができた。



続いて、頼まれたのは

「父のパソコンに入っている経理書類を

　弟が持っている、最新のウインドウズ7で使えるようにしてほしい」とのこと。



「そりゃ、USBメモリーに、98のデータを入れて

　移し替えたらええんちゃうの?」

そういって、父のウインドウズ98のパソコンにUSBメモリーをさしてみた。


しかし、ティバイスがこのパソコンに入っていないとか、いろいろなメッセージが出で、不可能なことが判明。


だってー、フロッピーディスクが入れられる古いタイプのパソコンだから

USBメモリーなんて、未来の産物は対応してなかったのね。


で結局、経理データは、フロッピーに入れ。

私が家に持ち帰って、フロッピードライブを繋いでいるパソコンで

USBメモリーに入れて、弟に渡すことになりました。




父のパソコンは、本当に父そっくり。



自分のやり方をまげないし、

新しいいいものが出ても

受け付けない。



生前も、弟と仕事のことでよくぶつかっては、

弟の意見をつっぱねていたっけ。



このパソコンといっしょよね。


結局、私が間に入って、弟のパソコンでも

使えるカタチにしないと、今の世の中では通用しなかったりするのよね。



後は、父のホームページ。

父の会社のだけどね。


父ったら、あの年齢なのに、自分で自分の会社のホームページを作っていたの。



本当に簡単なサイトだけど、98で作ったにしては、頑張っていたと思う。


そういう、器用貧乏なところが私にソックリ。



いや、私がソックリなんや。



新社長の弟から、「父の思いを残したまま、リニューアルしてほしい」と

頼まれたので、頑張ってみようかな。




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