1960年代にわずか6年ほど活躍した美人女優がいた。
東宝の藤山陽子である。
彼女は1941年横浜市生まれで、高校通学時にそのずば抜けた美貌が東宝のスカウトの目にとまり、東宝俳優養成所を経て、1961年に映画デビューした。
しかし、女優業に対してはそれほど熱意がなく、1967年、結婚を機に引退した。
つまり、20歳から26歳までのわずか6年、まれにみる美貌の女優として活躍し、彗星のごとく消えたのである。
下の画像から分かるように、藤山さんは目鼻立ちがはっきりした高貴な美人である。
横浜市出身というのはドイツ人系のクォーターである原節子と同じであり、西洋人の血が入っているかのような印象がある。
ずばり、日本人離れした端正さであり、身長も161cmで当時としては高く、スタイルも西洋女性を想わせる。
役柄は清純な令嬢やOLが多い。
私としては東宝の特撮映画に出演したときの印象が強い。
『海底軍艦』(1963年)と『宇宙大怪獣ドゴラ』(1964年)である。
次の藤山さんの画像は後者からのものである。
藤山さんのことを知っている人は少ないと思う。
しかし、彼女を知っている多くの人が、彼女を絶世の美女、ないし日本映画史上最高の美人、と言っている。
しかし、20代のわずか6年活躍したのみなので、印象がうすいのである。
まさに幻の絶世の美女であり、その美貌は原節子、山本富士子、現在の滝川クリステル(ハーフ)をはるかに超えるものであった。
東宝の美人女優数十人が新年の晴れ着姿で撮影した写真においても藤山さんが一番綺麗だと、ファンの人が掲示板に書いていました。
実は、前から藤山さんのことを取り上げたかったのですが、適当な画像がなかったので、今までできなかったのです。
見終わった後、ネットで彼女の事を調べて名前を知りましたが、品の良い方ですね。