骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

アマゾンジャングル再生を骨で聴く

2009-08-05 14:58:34 | 骨で聴くビジネス

 ブラジルでは日本人は「緑の魔術師ベルディ・ミナーグレ(緑の奇蹟)」を起こした民族として尊敬されています。
 1929年に日本人が入植したトメアスは、「黒いダイヤ」と呼ばれ植物繊維や鉄分、ポリフェノールが豊富なアサイーの生産地として注目を浴びています。また、マラリアに苦しみながら開墾された土地が、大規模単一経営から、森の再生と作物の収穫を両立させる農業と林業の複合経営「アグロフォレストリー」の先進地に生まれ変わる実例もあります。

 そして、アマゾンの熱帯サバンナ地帯であるセラード地域は今や世界の大豆の16%をまかなう一大食糧基地になり、現在5000万haが開発されています。
 あと8000万haを健全開発すればセラード地域だけで10億人分の食糧がまかなえるとも言われています。

 それは飢饉を救った移民世代が不毛の地を豊穣の大地に変えた努力によるものです。
 しかし今その土地は世界的な食料戦略の中で遺伝子組み換えと地球温暖化の危機に晒されているのです。そんな危機的現状を知り、私たちは行動を起こすことを決めたのです。


 現在、ミシシッピや黄河流域の穀倉地帯が化学肥料の大量投下で壊滅状態となったため、国際食糧戦略の焦点はアマゾンに集中しています。
 シカゴ穀物市場大手商社は海岸線に貯蔵タンク(カントリーエレベーター)を建設し、アメリカ飼料とうもろこしの80%、大豆粕の50%を大量輸送しています。中国も太平洋側へ鉄道インフラを供与する形で土地購入を続行中です。
 さらに、エタノールの原料として自然界には存在しない遺伝子組み換えによるとうもろこし、とうきびが増産されています。大豆が熱帯雨林を浸食する一方で、ミツバチは塩害で絶滅しています。

 日本も食糧の依存度は高く、鳥肉の70%はすでにブラジル産になっています。
そんな中、ブラジル環境省は平成19年8月から12月までの5ヶ月間だけで7000万平方キロの森林が失われたと発表しました。
 これは東京都の3倍にあたり、実際には伐採のスピードはさらに加速しています。

 
 全世界の1/4の酸素を放出するアマゾンのジャングルを守り地球温暖化を食いとどめるため、アマゾンジャングル再生基金はITTOなどの協力団体とともに活動の第一期として100坪1万円の基金募集を10万人に募り、マットグロッソ州の原生林36000haを購入し保全監視しながら現地経済の活性化を行っていく計画です。

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 アマゾンジャングル再生基金の目的はアマゾンのジャングルを守る事、アマゾンの現実をお互いに知り合う事です。
 日本から発信される基金活動は、ITTOや日本・ブラジル双方のNPO法人を通じて現地インディオ団体と連携することでジャングルの保全活動へと繋がっていきます。そして将来的には既に開発された地域を継続的な食料と酸素の供給源として再生させるまで続きます。

(以上、NPOアマゾンジャングル再生基金より引用)

 アマゾンのジャングルを守り、再生させることは、地球規模での大プロジェクトかもしれません。でも、できることから始めることが重要で、この第一歩が未来に大きく関係することなのです。

 骨伝導を通じて、アマゾンのジャングルを考えています。

 ⇒ アマゾンジャングル再生基金公式ページへ

 骨伝導は耳ではなく、骨から音声を脳に伝えることで、難聴者や軍隊などの騒音下での通信に貢献してきました。この延長線上でアマゾンへの貢献を考えてみたいものです。

 例えば、骨伝導機器を購入した方にアマゾンジャングル再生基金を経由してジャングルの土地を分け与え、開発しないで維持するようにして頂くとか、どうでしょうか。

 骨で聴くアマゾンジャングルと地球の問題は、まだまだ始まったばかりですから、少しずつ形にしていきたいと思います。

 ⇒ 骨伝導専門ページへ

 地球の環境を考えるとき、カーボンオフセットでは十分とはいえない気がします。
 骨で考えましょうか。

                            


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