骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

牡丹観音を骨で聴く

2008-06-06 09:43:01 | 骨で聴く巡礼旅

 牡丹観音は8メートルの高さを誇る石像です。
 以前にご紹介した道楽山永光寺境内にあります。

          弘法大師像を骨で聴く(永光寺) 

 牡丹は別名をたくさん持っています。Wikipediaで調べてみてもたくさん出てきました。引用してみましょう。

 ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木。

 または、ボタン属Paeonia)の総称。 別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。

以前はキンポウゲ科に分類されていたが、おしべ・花床の形状の違いから現在はシャクヤクとともに独立のボタン科とされている。

           《出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』》

 そして観音とはアヴァローキテーシュヴァラ(अवलोकितेश्वर [Avalokiteśvara])、仏教の観音菩薩のことです。
 日本では観音様は女性というイメージが定着していて、例えば「慈母観音」や永光寺のように花の名プラス観音など、母性的な仏像として存在するケースが多いようです。牡丹との組み合わせはそういう意味で見事です。花をめでる文化と仏教が融合しています。

 しかし、仏教の経典から見ると、釈迦が観音に向かって「善男子よ」と呼びかける場面が登場します。また「観音大士」という言葉もあります。(この部分もWikipediaや各種の文献を参照しています)
 もともとは男性であったと考えたほうが自然なようです。特筆すべきは観音経で、ここには、女性には女性に変身して説法するとも記述されています。
 要するに性別はないというのが正解なのでしょう。

 とりあえず骨で聴きましょう。

          骨伝導の神秘の世界 

 牡丹観音とともに癒しの空間を共有しましょう!

                             



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