骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

長安城を骨で聴く

2007-10-12 19:00:30 | 骨で聴く巡礼旅

 中国の上海や青島と比べて、今回の西安はまったく異なる印象を持ちました。
 古代の諸王朝の都として栄えたことから、街自体に歴史の重みが横たわっているようです。
 長安から西安への都市名変更は、明の時代の太祖からです。

 日本での姉妹都市は京都。
 友好都市は奈良市、飯塚市、船橋市。

 西安のシンボルは今尚残る長安城です。
 碁盤の目状の道路、南北を貫く大通り、北側に政庁、河川の配置など、日本の平城京、平安京のモデルだということがよく分かります。
 但し、大きく異なる点は城壁です。
 都市そのものが城壁に囲まれることは、ヨーロッパでも当たり前になっていました。しかし日本の都市にはありません。長安城を実際に目にするとこの違いを一番感じます。

 古都として繁栄した街ですから、日本から留学に訪れた人もたくさんいました。

 中でも突出するのは、弘法大師・空海でしょう。
 長安の青龍寺で真言密教の第八祖として継承し、インドから中国、そして日本へと密教が伝わっていったのです。

 中国古代の音を骨で聴きましょう。

 西安のどの場所に立っても、秦、漢、隋、唐の音が聞こえてます。
 耳からだけでは不可能でしょう。
 骨で聴くことで実現できるような気がします。

 骨で聴く‥‥骨伝導です。⇒ 骨で聴くドットコム

 上海とはまったく異なる中国は、確かにここにありました。
              



川エビの唐揚を骨で聴く

2007-10-12 11:17:28 | 骨で聴く癒しの世界


 清流・四万十川で捕れた川エビの唐揚です。

 東京の居酒屋にあるものとは違います。優に4倍はあるでしょう。
 身もたっぷり詰まっています。

 おいしい!

 とにかく美味です。
 地元でしか食べられない味です。これぞ贅沢なグルメです。

 骨で聴きましょう。

 口の中でエビの味が舌に伝わる感触が、耳ではなく骨で「聴こえ」ます。食感と聴覚の見事な一体感。

 これはもう、言葉で表現できません。

 ⇒ 骨伝導を勉強してこの快感を想像する

 四万十川の流れで育った川エビに乾杯です。
 特別な盛り付けでなくても、この見せ方だけで充分です。

 ⇒ よく見せれば‥‥どうなる?

 とにかく、骨で聴く旅の途中でめぐり合った素的なエビちゃんでした。
                  
 


英会話スクールを骨で聴く

2007-10-12 10:47:27 | 骨で聴くビジネス

 英会話業界最大手のスクールに関するニュースは、一過性だけに終わらず、次々と報道されてきています。今年の春にも某英会話スクールとその関連会社が破産したニュースがありました。

 まさに苦戦の英会話業界ですが、日本人の英会話に対するコンプレックスや憧憬などが衰えているのでしょうか?

 矢野経済研究所の「教育産業市場調査結果2007」を見てみます。一部を引用させて頂きます。

「06年度の英会話・語学教室市場は、前年比5.2%減の3,459億円。高級路線の一部事業者を除いて、客単価の下落、受講者減少が進行し、市場は縮小傾向に」

【資料発刊】 資料名:「教育産業白書 2007年版

 資格取得系の市場も前年比7.4%減の2,640億円ですから、まさにスクール市場としては斜陽産業。
 学習塾、幼児教育、通信教育の各市場も軒並み減少傾向で、前年比11.7%増のeラーニング市場、前年比6.1%増の企業向け研修市場との差がはっきりと出ています。

 しかも英会話の場合、一般消費者をターゲットにしたときにどれだけニーズがあるかが問題でした。中国語やフランス語、ドイツ語と比較すると、受講生のニーズ度合が低いのです。市場規模が大きく、英語コンプレックスを持つ人が多いため、英会話こそニーズが高いと思われますが、実際はまったく異なります。

 さらに、英語がどうしても必要という人たちは、必ずしも英会話スクールを必要としていない事実があります。これが他言語のニーズと異なります。

 特定継続的役務の扱い方、消費者契約法の問題も大いにからみ、この分野はまさに茨の道だといえます。
 
 ライフサイクルで新たな成長曲線を描くためにはどうするか、ウォンツからニーズ、また逆に潜在ニーズの掘り下げ方法など、模索が続くでしょう。

 役務は見せ方が困難な商品ですが、VMDの考え方、集客のための徹底したマーケティングなど、英会話スクールの今後に注目です。

 ⇒ そこで、見せ方の研究を

 この英会話スクールを骨で聴きます。
  語学と骨伝導との関係は、ここにもビジネスチャンスがありそうです。
 実際に骨伝導が世界で一番貢献している市場は、英語圏、そう、アメリカです。

 ⇒ ヒントをつかめ!

 骨で聴くビジネスチャンスは、斜陽産業の中に埋もれているかもしれません。