Ｓちゃんの薔薇

母の日の一週間前、携帯にＳちゃんからメールが入りました。
『母の日のバラを送りたいんですけど、在宅してますか？』と言うものでした。
nettonさんは母の介護でＫ市に行っていたので、今回はお断りのメールを出しました。
そしたら、速攻で返信が返って来て、『そちらの住所をおしえてくだされば送ります』
と言ってくれたのです。
そこまで言って下さるならお断りの理由はありませんので、お願いしました。
届いたのはピンクと純白の大輪のバラが２０本でした。
そこには小さなカードにメッセージが添えられていて『母の日のプレゼントです　感謝を
込めて・・・』とありました。
さり気なくそしてキチンと毎年届く娘ではないＳちゃんからのプレゼントは、事の外感動もの
なのです。だって、私は何も彼女にしてあげてないんですもの・・・。
感謝の涙なくしては受取れませんでした。

悲しいけど主が戻る事のない母のアパートは、家財道具が片付けられて小さな花瓶が一つだけ
残されていました。それに手を替え品を替えして病院へ運びました。　

Ｓちゃん母の日のプレゼントをありがとう！！
お花は枯れても貴女の優しさはnettonさんの心の中で咲き続けています。

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