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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

人口減で広がる地域格差

2006-05-07 19:46:43 | 島の生活
昨日、人口減少が地方に与える影響について書きました。きょうの朝日新聞が、人口減でひろがる都市と地方の格差を、7面1ページ使って書いています。

2030年、首都圏は、人口が0.8%増えて、経済規模が10.7%拡大しているという見通しです。一方、北海道深川市などは、44.8%も人口が減少し、経済も41.4%縮小すると見込まれています。

2050年には、日本の人口は1億人を大幅に割り込むとみられますが、その減少は地方で起きます。首都圏は、減少する人口を地方から吸引し、人口を維持する。

地方では、どんなことがおきるのでしょうか。

山村が消えようとしている。ちょうど1年前の今日の朝日新聞にも、山村からの悲痛な投稿があります。福島県の昭和村。人口1800人で、65歳以上が49.9%にもなります。

今後5年で、300人近くもの人口減が予想されています。高齢化のつぎにくるものは、つるべ落としのような人口の減少なのです。

社会システムが維持できなくなり、崩壊する。きびしい現実に直面しているのです。

では、人口が維持される大都会では、どんなことがおきるのでしょうか。

大都会で直面する問題は、劇的な高齢者の増加です。現在の首都圏1都3県の高齢化率は28%で秋田県の36%などにくらべてかなり低いのですが、これから25年間の変化の激しさが問題です。この首都圏地域で高齢者は、482万人から925万人に倍増すると予測されています。この急増に、病院や福祉施設がおいつかない。

人口減少が、われわれの社会にどのような影響を与えるのか、さまざまな角度から徹底的に研究し対策を考える必要があります。


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