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一川と山岡両大臣の問責決議案と参議院

2011-12-11 05:48:47 | ニュース
今回は、一川防衛大臣が95年の少女暴行事件を乱交事件と発言の関連エントリなのだが、参議院は9日の本会議で自民、公明両党が提出した一川保夫防衛大臣と山岡賢次消費者担当大臣に対する問責決議が採決され、何れも野党側の賛成多数で可決した。

午後1時から参院本会議が開かれて、先ず一川大臣に対する問責決議案が取り上げられ、沖縄県選出の自民党の島尻安伊子が「沖縄で起きたアメリカ軍兵士による暴行事件に付いて、詳細には知らないと発言する等、自覚と資質が欠如している」との提案理由を説明したのに対し、民主党の徳永エリは「沖縄県民や国民からの信頼は仕事で回復すべきだ」と反論した。
そして、採決の結果、賛成130・反対109となり、一川大臣に対する問責決議は野党側の賛成多数で可決された。

続いて、山岡大臣に対する問責決議案の審議に移り、自民党の二之湯智が「所謂マルチ商法に多くの消費者が苦しめられているのに、正当化する発言を繰り返し、消費者を守るべき立場の大臣として不適格だ」と述べたのに対し、民主党の大野元裕は「問題なのはマルチ紛いの悪徳商法であり、問責決議案を提出は参議院の歴史に汚点を残す」と反論した。
そして、採決の結果、賛成125・反対109となり、山岡大臣に対する問責決議は棄権した社民党を除く野党側の賛成多数で可決された。

問責決議の可決に付いて、一川防衛大臣は「不徳の致す所だが、しっかりと受け止め、反省する所は反省しながら、引き続き防衛大臣の職責を全うしたいと言う決意を新たにした。今日も野田総理大臣や藤村官房長官に電話で、そう言った旨を報告し、今、懸案事項も多いので、しっかりと遣りましょうと言う話を頂いているし、民主党の輿石幹事長にも会い、この難局をしっかりと頑張って欲しいと言われた。沖縄県民には深くお詫び申し上げるが、少しでも基地の負担を軽減できるよう頑張って行きたい」とコメント。

更に一川大臣は、記者団が「来年の通常国会への影響を避ける為、年明けに辞任する考えもないか」と質問したのに対し、「それは無い」と述べた。
問責決議が可決された事に付いて、山岡消費者担当大臣は「引き続き、職務に全力を挙げて取り組んで参ります」と述べ、辞任する考えは無い事を明らかにした。

お二方は、自身の問責決議案が可決されても辞任する意向は無いと言う事で、野田佳彦ドジョウ首相も同様の考えであり、両大臣を罷免する事も無く問責決議案の可決は完全スルーらしいね。
御存知の方も多いだろうが問責決議案とは、参院で首相や閣僚の政治責任を問う為に提出するもの。
憲法に基づき内閣総辞職か衆院解散を迫る事が出来る衆院の内閣不信任決議とは異なり、可決されても法的拘束力は無い。

しかし、である。可決されると野党が国会審議を拒否する場合もあり、現に野党時代の民主党は問責決議案の提出を匂わし、与党だった自民党に対する有効なカードとして使って来た訳だ。
そう言った政治的効果は大きい筈なのだが、民主党が与党となり、最近では昨年11月に当時の仙谷由人官房長官、馬渕澄夫国土交通大臣の問責決議案が可決されても辞任せず、年が明けて今年1月に行われた内閣改造で交代している。

民主党からすれば、参院の問責決議案が提出されても関係無くスルーするから、カードにはならないと野党を牽制する狙いがあるのだろうが、これでは国会軽視と言われても仕方が無いわな。
国会の参院で、大臣の資質が問われて審議された後に多数決を行い、その結果、大臣として問題であるとの意見が過半数を超えて、参院は大臣として不適切だと判断したのである。

その参院の意思が全く相手にされないとは、国会の参議院とは何なのか?。って事になる。
憲法では、法律案の議決(59条)、予算先議と予算案の議決(60条)、条約の承認(61条)、内閣総理大臣の指名(67条)で衆議院の優越が決められている。
が、である。それらは確かに衆議院の優越が定められているのだが、その他を見れば衆議院の優越は記載されて無く、ましてや参議院を軽視しても言いとは何処にも見当たらない。

参院の問責決議案に法的拘束力は無いのだが、それは政治家の倫理観に判断を委ねると言う不文律なのであり、法的拘束力は無いから問責決議案を無視して良いとの理由にはならない筈だ。
参院で決められた意思を完全スルーされて、野党の参院議員みならず、与党である民主党の参院議員は悔しくないのかね?。
民主党の参院議員は党利党略だから仕方が無い。って感じなのだろうかね?。

前に当ブログのエントリ、参議院は衆議院の劣化コピーにも書いたのだが、やはり参院は政党政治から切り離すべきだな。
詳しくは上記エントリを読んで頂きたいのだが、今の参院は参院としての存在意義が無いね。
問責決議案の件を見ても、「良識の府」と言われていた頃の参院で、今回みたいな事をすれば非難轟々だと思うけど、衆議院の劣化コピーと言われる現在の参院だから、こんな馬鹿げた事が行われるのだろう。
参院の存在意義を今一度、考える必要があるのではないだろうか?。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】
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