ネッタイムス・ブログ

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カネは天下の回り物

2011-01-28 00:35:20 | 様々な話題
何の前置きも無く、突然なんだが「ヘリコプターマネー」と言う言葉をご存知だろうか?。
これはFRB(米連邦準備制度理事会)のベン・バーナンキ議長が「ヘリコプターからカネをバラ撒けば景気は良くなる」と発言した事から、こう言われるんだがね。
要はカネをドンドン刷って市場にバラ撒け。って話だよ。バーナンキはこの発言で「ヘリコプターベン」と呼ばれる訳だ。

「カネは天下の回り物」と言う言葉がある、体で言えばカネは血液の役割、血液が循環しなければ、体は上手い具合に機能しない。
景気を良くするにはカネを国内で循環させる事が大事なんだよ。
今は、銀行屋に集まる預金が、企業等への融資に回らない。
設備投資等を手控えた企業の資金が、預金として積み上がる一方、借り入れ重要は高まらず、マネーの循環が滞っている。
銀行屋は融資に回らない資金を国債投資に振り向けている訳だ。

つまり、銀行屋から企業にカネが回らないし、消費者もデフレスパイラルで、カネをバンバン使えないからカネが回らない。
体で言えば、血液が上手く循環しない貧血状態だな。
そんな貧血状態、不景気でカネが回らないのに、消費税を増税するなんざ、愚の骨頂としか言い様が無い訳だ。
消費税が上がる前は、駆け込み需要で、一時的に市場は潤うかも知らないが、直ぐに消費が抑えられ、益々市場にカネが回らなくなる。
少し頭を使って考えれば判るよなって話だ

如何にしてカネが回る様にするかってのが大事なんだよ。
有る所にはカネが有る訳で、個人の預貯金は結構あるんだよね。
政府は如何にして、その預貯金やらタンス預金を消費に回させるか。って事を考えなきゃ。景気刺激策って奴をさ。
米国や英国は減税して消費を刺激しようと考え、日本の場合は増税がどうのこうの言ってる訳だ。
逆だろう考え方がさ。
政府も優秀な官僚を使いこなして、良い景気刺激策を実行しろよ。って話だよ。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】