ぼくらのネタ日記

にっちもさっちもうんこです。

ミミズクのマジ日記

2004年10月27日 23時57分00秒 | ミミズク¥¥¥
この前あった量子化学のオリエンテーリングにて、講師の人がなかなか興味深いことを
おっしゃっていました。結構なるほどー、と思ったんで紹介してみます。

「君たちは高校で物理や化学、生物を勉強してきた、と思っているかもしれませんが、
本当は、物理、化学、生物“風”の“日本語”をやってきたにすぎないのです。」

こんな丁寧な言葉で紹介したかどうかはともかく(まず標準語ではない)、
この話をし出した発端というのは、うちの大学も国公立大の法人化の影響かどうかは知りませんが、
毎回セメスターが終わりに近づくと、すべての授業でアンケートを行います。
これがマークシート&自由記入欄方式で実にかったるいものなんですが、
このアンケートで、量子化学の授業への不満、をみると
「おまえがやってるのは物理ではないですか」
という悲鳴にも近い言葉がよく返ってくるそうです。‘量子’がついてる時点で十分焦(きな)臭いですが
実際やっている内容も、高校生からしてみると完全に物理です。
講師曰く、「なぜ化学を何十年もやっているベテランが、化学だ、といって教えているのに
皆さんが物理だと思うのか。それは、化学というものを全然知らないからだよ」

とまぁ、今考えてみれば、高校の化学など、暗記と算数、ちょっとしたパズルの謎解き、
ぐらいのものだったなぁ、などとも思えますし、(注、小生も高校時代はひーひー言いながらやってました)
実際こんなものを大学で続けていたら、学問になるか少し疑問です。

今、うちの学部の一回生は今、科学(物理、化学、生物、地学)のなかでは、
物理が一番授業進んでいて、ずうっと、大学の物理は数学だなぁ、と私は思いこんでいたんです。
でも、大学でやっているもののが物理だ、と考えてしまうと、やっぱりさっき紹介した教授の言葉も、
「なんだ皮肉りやがって」、ではすまないのではないか、とも思えてくるのでした。

ちなみに、うちの理学部は物理、化学、生物、地学のすべてを、全学科が履修するようになっています。、
出願するときはそれが魅力にも思えたのですが、今ではただただ忌々しいだけでしかありませんw
(だって生物の教科書¥8,400するし。無駄にオールカラーで。)