ロシア日記

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ロシアの食事事情

2013年02月05日 | 日記
 いつかロシアの食事の悪口を書こうと思っていたのですが、とうとう書いてしまいましょう。
 私は普段は、朝ごはんは家で簡単なパンとハムを焼いたのとりんごとヨーグルトと牛乳で簡単に済ませ、お昼は学校の食堂で食べます。夜は授業があるのでタッパーに食堂のごはんを詰めてもらい持ち帰ります。
学校の食堂は、先生方から生徒まで大勢が利用するので、常時、メインの肉や魚は2種類、サラダ1~2種類、主食のお米かマカロニかカーシャと呼ばれる粟のようなものを甘く柔らかく煮たもの、スープ、そしてピロシキを含むパンがあります。このように書くととても豪華でバラエティに富むとっても素敵な料理の品々に聞こえますが、事実はまったく逆なのです。
 ロシア料理は、たしかに、種類は豊富なのです。肉や魚や野菜を使い、バラエティ豊かにその食材を組み合わせています。けれどそのどれもが美味しい組み合わせで、正しい味付けとは思われないのです。私はこの2か月、食堂で食べ続けていますが、いまだに「これは本当に美味しい!」と思うようなロシア料理に出会ったことがありません。イタリア料理なら一日目で「これは美味しい!」と毎晩でも舌鼓をうちたくなるような料理だらけですが、悲しいことに我が処ロシアではそうはいきません。
 一度、食堂でゼリーのようなゼラチン状のトロンとした塊の上にサワークリームが載っているものがあり、当然素通りしようとしたら、同僚の先生から、美味しいから食べてみなさい、という声がかかりました。私は内心、美味しいとは思えないと思いましたが、仕方なくそれを取り自分のテーブル持っていきました。どうやら魚をゼリー状にしたようなものらしいということはわかったのですが、味は判然とせず、予想通りとても美味とは思えませんでした。
 写真はボルシチにも使われる赤いビーツという野菜!?のサラダ。上にサワークリームが載っていてそのまた上はチーズです。私が残さず食べれる数少ないロシア料理のひとつです。

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