ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

日本映画祭 in ペルミ

2013年10月13日 | 日記
 日本では、あまり知られてはいないけれど、ロシア人はびっくりするぐらい日本が大好きです。
日本育ちのユーリャとも「このロシア人の日本への愛は何なんだろうね」と話し合うほどの大きな愛です。
 
 そして今週は、日本映画祭が開催されるということで、さっそく生徒と行ってきました。
 
 1日目『三丁目の夕日』
 2日目『天国と地獄』
 3日目『炎上』
 4日目『豚のいた教室』

 本日は、2日目の黒澤監督の『天国と地獄』でした。
 1963年の映画で、主演は私の大好きな三船敏郎です。
 ある邸宅で誘拐事件が起き、けれど犯人は富豪の子供と運転手の子を取り違えた挙句、かまわず身代金を要求してきます。人の子供に今まで築き上げた地位をなげうって大金を払わなければならなくなった富豪の格闘と絶対に犯人を捕まえたい執念の警察との推理物です。
 人間の心の格闘が丁寧に書かれ、60年代のまだ貧しかった頃の日本の景色を全編に見ることができ、非常に面白かったです。
 そして、ロシアの山奥で日本好きなロシア人たちと昔の日本映画を見ることの不思議にも包まれた夜でした。