笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

三熊野神社大祭レポートvol.7

2006年04月19日 19時18分34秒 | Weblog
笛をはじめて1051日目。
 昨夜は8時過ぎに帰宅。最近の夕食時のマイブームは、ペリエの梅酒割り。祭りからたすきぬぎと飲む機会も多くあったので、最近は少しアルコールをセーブしています。食前酒としてグラスに一杯、これがなかなかいけるのです。
 いつものように、9時から10時まで笛を持った。CDを聞いて予習と繰り返しの稽古と半々位の時間を割いている。CDには勿論太鼓の音も入っているので、細かい音が聞き取りづらく、何度聞いても良くわからないところがある。変な指で覚えないようにしないといけないが、少し進歩があるので、稽古していて楽しい。
 今晩は、定例の稽古日ですが、昨日中止の連絡がありましたので、今晩も自宅でしっかり稽古が出来ます。今週末に向けて頑張らねば!

 但し、土曜日、青年会議所の委員会に呼ばれて、また研修講師に静岡に出掛けなくてはいけません。今度は、静岡県内各地からメンバーが集まりますので、気が抜けません。そろそろしっかりと準備も始めなくてはいけません。それもあるし、夜は少し忙しいです。

 三熊野神社大祭レポート最終回です。もっともっとお伝えしたいこと沢山あるのですが、いつも祢里を曳いているので、「田遊び」等の神事は直接見たことも無いですし、写真も詳しく撮って無いですし、結構このタイミングで撮っておけば良かったというところばかりで、詳しいレポートになりません。残念ながらひとまず今回で最終回、お伝え切れないところは、また順次気が付いたらお届けします。

 御神輿のお供で東から西に向かって横須賀を一周した祢里行列は、夕方5時になると、途中の軍全町で、一番祢里から順次枠を降ろし、夜の支度と夕食の休憩となります。下花は花差しに巻き、天幕は取り外され、その替わり提灯が取り付けられます。だし人形には照明が当てられ、昼間の雰囲気とはまた趣を変えます。ここで、初めて地面に腰を下ろし、にぎりめしやおいなりさんの夕食を頂きます。少し体も休む事が出来るのです。
 しかしながら私は、このときは近くの兄弟子のお宅におじゃまして、冷たい生ビールを頂きます。これがまた冷えていておいしいこと、休憩どころかまた酒を飲んでいたのでした。

 5時半を過ぎると、一番祢里から枠が上げられ、神社での千秋楽に向けて盛り上がりを見せます。お宮に向かう本町通りは人で溢れ、いよいよクライマックスに向かいます。途中、スンエン電気角で左折し本町通りに出るときと、神社に参入するときは、だいたいの町がお囃子を「馬鹿囃子」に替えてさらに盛り上げます。
 神社に参入した祢里は神社拝殿を一周し、境内の広場の所定の位置に付き、全ての祢里が揃うのを待ちます。一番の祢里は最後の13番目の祢里が揃うまで、その場に止めてお囃子を続けていますので、どの町内も一番くじは嫌います。
13台全ての祢里が揃うと、いよいよ千秋楽です。お囃子が止まり、全ての祢里は枠を降ろされます。このとき境内の中は、ものすごい人で埋め尽くされています。宮司の御祓い、順番旗の返納、総代会長の挨拶、青年幹事代表挨拶と続き、お開きは全員の手締めです。

 「シャンシャンシャン、シャシャシャンシャン」の手締めで締め、各町の祢里は一斉に「馬鹿囃子」の曲が鳴り始めます。すると、昔から決められた順番で、西新町(旭組)から神社を退出、自町へと戻り、三熊野神社大祭の祢里の引き回しは終了となります。クライマックスの千秋楽も見所の一つ、いつもの事ながらこの場面は感動的です。
 ろ組(東本町)はお宮の膝元の為、退出は13番一番最後です。先ほど迄の人が嘘のように、広々とした境内を寂しく後にします。そして、遠州横須賀のねりきち達は、「来年の祭りまであと365日」と誰もが思うのです。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (瓜屋の嫁)
2006-04-20 00:25:58
コメントは初めてです。

私、わかります?



禰里吉兄ぃ、頑張れぇ!



私も笛、上手になりたいなぁ
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コメント御礼 (禰里吉)
2006-04-20 10:02:11
コメントありがとうございます。勿論解りますよ!!お互い頑張りましょう!
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祭の後 (勿忘草)
2006-04-20 14:08:41
楽しさと思い入れが伝わってくるレポート、ありがとう。

祭の後の寂しさも感じられ、また来年への待ち遠しさもあるのでしょうが、笛の稽古がそれを支えてくれるのでしょうね。

「揃うのを待ちます」の画像が出ませんが、サーバー側のせいでしょうか?

お酒も飲み過ぎないように。
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レポートにリンクはってもよろしいでしょうか? (アキ)
2006-04-21 00:19:59
祭礼お疲れ様です、私は祭礼みませんでしたが、ブログの仔細レポートで臨場感が伝わってきました。

 ところで、三熊野神社大祭レポートへ私の記事からトラックバック&リンクはっても良いでしょうか?「江戸型」の形体を残し、何より江戸城入場の仕方が残っている事に興味が湧きました。名古屋のほうでも、ここで書かれている内容を知りたがっている人が多いと思います。

 是非トラックバック&リンクの許可をください。よろしくお願い致します。

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