笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

お疲れ様でした。

2008年04月07日 17時07分30秒 | Weblog
笛をはじめて1769日目。

 4日(金)から始まった、遠州横須賀「三熊野神社大祭」も、無事昨夜の千秋楽を持って、終了しました。本日の午前中の片付けが終わるのを待っていたかのように雨が降りはじめましたが、全く雨の心配が無かった祭りというのは、本当に久しぶりでした。
 最近では雨がつきものだった「三熊野神社大祭」が雨が少なくなり、逆に今まで全く雨の心配の無かった10月の祭りが、雨が多くなりました。地元の祭りなど、少しでも雨に降られると、その対処の仕方がまだまだ悪く、勝手に行動予定を変更したりするので、「雨の時でも、横須賀の衆みたいに、上手に祭りをやりなさい」という天の声かもって思ってしまいます。
 いずれにしても、祭りにはお天気が一番だけど、雨でもお祭りが楽しめる「遠州横須賀」の本領を発揮できなくて、少し残念だったかも、なんてちょっとだけ思ってしまいました。


 祢里の後ろについて、兄弟子の笛も良く聞いたし、少しは大太鼓を叩きに祢里に乗ろうかなんて思いもしましたが、やっぱり笛吹さんの食事交代の時の30分で良いから、祢里の上で笛を吹きたいと思いました。来年の祭りに向けて、また今日から稽古を頑張ります。兎に角、稽古あるのみです。

 今年の祭りの話題の一つに、ゑ組(軍全町)の祢里の改修がありました。大正12年作の祢里の下台の漆の塗り直しや、人形の衣装の新調等をされたそうです。元々、バランスの良い祢里でしたので、塗り替えを施すことで見違えるように、まさに新築のようになりました。輪の中心部「だるま」のところの「螺鈿細工」など、随所にこだわりを感じさせるものがありました。

 また、うれしいこともありました。日曜日の午前中、各町の祢里の写真を撮るために一人でふらふらしていると、「ブログいつもみてるよ~」と声を掛けて下さった方がいっらしゃいました。「失礼ですが」とお聞きすると、「千葉のWだよ」と教えていただきました。Wさんは、当然遠州横須賀のご出身で、現在千葉に在住、お祭りで横須賀に戻って来られたとのことでした。あまり顔を出していませんし、当然私は横須賀の人間じゃないし、どうして私って解ったのだろうって今でも不思議です。でも、声を掛けて下さって本当にうれしく思いました。Wさん本当にありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

 片付けも午前中で終了し、あとは今度の土曜日の「たすきぬぎ」のみです。それで、すべてのお祭りが無事終了です。本当に今年は良いお祭りでした。皆さん、お疲れ様でした。