笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

お祭り総括vol.1

2006年10月14日 10時10分33秒 | Weblog
 笛をはじめて1127日目。
一年で一番楽しみにしている祭りが終わりました。今年は、久しぶりに金曜日の夜から、宵宮で祢里の曳き回しをしましたので、いつもより長いお祭りでした。翌日は、結婚式出席の為、岐阜県ひるがの高原まで出掛けました。連日の朝4時半起きでした。
 暫くは、気力、体力共に限界の日が続き、やっとここ数日で体調も戻って来ました。次は、4月の三熊野神社大祭に向けて気持ちを切り替えます。

 祭り前は、毎晩支度で帰宅が遅く、満足に笛が持てませんでした。祭り期間中も、機会があるたびに笛をもちましたが、日中はお天気が大変良くて、日に焼けて唇も荒れてしまったので、日曜日は満足に吹けない状態でした。何とも情けない結果に終わってしまいました。来年はフルにふけるように、頑張りたいと思います。

 しばらくお祭り総括でブログを進めたいと思います。
今年の話題と言ったら、まずは我が「お組」で「天孤の舞」を披露したこと。土曜日朝の開所式や、日曜日お宮での奉納祭に披露しました。私も立ち上げから、少しだけお手伝いをさせて頂いておりましたので、奉納祭の時は、見ていて鳥肌が立ちました。

 二つ目は、「宵宮」を行った事。昨年もその動きがあったのですが、祭典委員長の許可が下りず敢えなく断念。今年は、事前に根回しをし、またいつも最終日が遅くなるので、早めに終わる事を条件に許可を頂きました。「景気つけ」と言う意味でも、宵宮は正解でした。しかしながら、最終的に祢里の格納は10時半を回ったそうで、その辺のけじめはしっかりと付けたい物です。他の地区では、12時を回ったとか、2時までやっていた等の声を聞きますが、みんなが楽しく余韻を残しながら終わるのが、やはり「粋」だと思うので、遅くとも10時までに格納するのが、私は良いと思います。本来は、道路使用許可の9時に終わるのは筋だとは思いますが・・・。

 三つ目は、何と言ってもお天気に恵まれた事。ここ数年ぶりの雨の無いお祭りでした。金曜日の午後までは時折激しい雨も降っていたのですが、夕方から雨が上がり、夜には星が出ていました。祢里の曳き回しを始め、色々と手間暇掛けて準備したことが、雨で台無しになるということもありますので、お天気になって全ての事が滞りなく行えて、本当に良かったと思います。

 但し、良いことばかりではありません。大きな事故こそありませんでしたが、ある地区では子供が祢里の輪に引かれたなんて話も耳にしましたし、軽いけが人も出たようです。いつもの事ながら、酔っぱらいの喧嘩の話もありましたし、神社境内に裸でいる人間が大勢いたことも、本当に情けない話です。
 祭りの基本は、「誰もが笑顔で楽しく」であります。