笛吹奮闘記

遠州に春を告げる「三熊野神社大祭」。祭りを彩るお囃子は、静岡県無形文化財「三社祭礼囃子」。四十を過ぎた男の笛吹挑戦記!

亀崎「潮干祭り」

2006年05月04日 16時21分08秒 | Weblog
笛をはじめて1066日目。
 昨日は、朝早くから、夜遅くまで出掛けていた。結局笛を持っていません。

 朝7時に妻を連れて家を出た。目的地は、愛知県半田市の亀崎「潮干祭り」。4年前にも一度見学に訪れているので、二回目の訪問。祭りの中で、一番好きなのが勿論「三熊野神社大祭」、そして二番目に好きなのが、この「亀崎潮干祭」です。三熊野神社大祭とはまた違った意味での魅力があるのです。

 ゴールデンウィークの渋滞を避けるために、朝早くの出発につもりだったのに・・・。7時過ぎに乗った掛川ICでは、すでに東名は混んでいる。先へ行けば行くほど渋滞との情報。予定では、途中でのんびり朝飯を食べて、10時に亀崎入り、3時間あれば充分と思っていたのに、いきなり出鼻をくじかれた。仕方ないので、浜松西ICで降りて、急遽国道で向かうことに予定変更。結局亀崎には、11時半過ぎに到着。すでに、注目の山車の「海浜引き下ろし」は始まっていた。
 前回訪れた時は、これを見ることが出来なかったので、今回はどうしても山車が海に入るところを見たかった。しかしながら、すでに山車は海岸沿いに綺麗に整列を終わったいた。海岸引き下ろしといっても、山車そのものは海に浸かると言うよりも、波打ち際に降りると言った感じですが、引き手は腰部分まで海に浸かって山車を曳きます。大変な重量の山車を、波打ち際で曳くのですから兎に角大変の事です。波打ち際に整列した
 山車5両は、今度は順次、海から引き上げられ横に整列します。その時、海岸の砂場の足元が悪いのにも関わらず、各山車との隙間は10cmも無いと思われるくらい、ピッタリと横に並びます。その山車を操るのも、見せ場の一つです。5両の山車が、海岸にぴたりと並んだ姿は、それは見事なものでした。
 さらに、砂地のお祭り広場に再び横に並び、今度は一両づつ、からくり人形の技芸奉納と続きます。

 5両の山車のからくり人形の技芸は、前回全て見ましたので、その間に昼食を取りに出掛けました。最後の、西組「花王車」の 綱割りの唐子遊びのからくりを妻が見たいというので、時間を見計らって再び山車のところまで戻って来ました。運良く丁度始まるところで、からくりを見て、山車が次の御旅所に向かうのを追って、駐車場までの帰路につきました。
 その後は、名古屋に買い物に出掛けました。祭り見物だけでは、妻は勿論ついてこないし、その後は色々と付き合わされるのです。(彼女に言わせると違うというかもしれませんが・・・)

 亀崎潮干祭りの良いところは、上げたらきりはありませんが、強いて言うなら
・時期が私が出掛けられる時なので嬉しいこと
・女人禁制の、男らしい勇壮な祭りであり、見ていて気持ちがいいこと
・素晴らしい山車彫刻、豪華の刺繍の幕、からくり人形と見所が沢山ある。高山祭りと比べると、   屋台もからくりも同じだが、亀崎は山車を曳く姿も良いので、高山祭りより私は上です。
 ・装束がきっちりしていて見ていて気持ちいい。遠州横須賀も同じで、祭り装束がきっちり誰もが着こなしているのはとってもよい。ましてや、横須賀との共通点で、「白足袋足袋裸足」である。
 等々・・・。上げだしたらきりがない。

色々と写真も100枚ほど撮ってきましたので、これからこのブログでも紹介して行きたいと思います。
 今年から、国指定重要無形民俗文化財に指定されたとあって、またお天気も良かったので、人手も多く、大変素晴らしいお祭りでした。