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日本の即席ラーメン「マルちゃん」 メキシコで国家的人気

2005年10月23日 | 外国人も大好き日本の食文化


【東洋水産】の即席ラーメン「マルちゃん」がメキシコで国家的規模の人気商品になり、メキシコの伝統料理が危機にふんしているとの問題が発生している……という記事がアメリカの10月21日付けのロサンゼルス・タイムスの一面で紹介された(【参照記事:Sankei Web】【原文のロサンゼルス・タイムス、英文、無料レジストが必要】)。記事によるとその人気ぶりは、メキシコにおいて「マルちゃん」イコール「簡単にできる」「すぐできる」という意味で通じるくらいだという。


「マルちゃん」が人気の理由は他にもある。平均日給が低いメキシコの労働者にとって、お手軽な価格(約40セント、日本円で50円程度)の「マルちゃん」は安くて手ごろ、しかも冷凍の必要もない。メキシコではそのままお湯をかけて食べるのではなく、スープを捨てて焼きそばのようにして食べたり、さまざまなメキシコならではのスパイシーな調味料を加えて食するのだという。




大人気の影で、豆や米を使うメキシコの伝統料理の危機を懸念する声や、成人病への心配をする栄養士の声もある。前者は「食べものは歴史であり宗教であり世襲財産であり情熱でもある。それが変わっていくのは悲しいことだ」と述べている。


だが「マルちゃん」への人気はとどまるところを知らない。原文記事によれば、「The product is so pervasive that a national newspaper recently dubbed Mexico "Maruchan Nation."(人気のあまり全国紙では最近メキシコ自国のことを「マルちゃんの国」と呼びました)」という事例があるくらいだ。さらに「メキシコの新聞が審議を早々と打ち切った議会を『議会がマルちゃんした』と記事にした。いまや動詞として使われるようだ」という例もある。


任天堂のゲーム機「ゲームボーイ」や「ファミリーコンピューター」が全世界に波及したことで、ゲーム機のことを「ニンテンドー」と呼ぶことは良く知られた話。あと数年もすると、メキシコだけでなくもっと多くの国でインスタントラーメンのことやシンプル・スピーディなことを「マルちゃん」と呼ぶようになるのかもしれない。


【asahi.com】に南米メキシコで、【東洋水産】の即席ラーメン「マルちゃん」(参照記事では「マルチャン」と表記)が人気沸騰中との記事が掲載されていた。先に【インスタントラーメンの「マルちゃん」メキシコ制覇】でも報じたようにメキシコでの「マルちゃん」の人気は前々から炸裂的なものだが、少々面白い話も掲載されていたのでここに改めて紹介する。




記事では実際に「マルちゃん」を食べている人のインタビューがいくつも掲載されている。値段は店頭でお湯を注いで食べると8ペソ。これは日本円にすると84円に相当。スーパーで買うと4ペソでこれは42円。先の記事の約50円とほぼ同じだ。この価格はメキシコの国民食であるタコスの屋台での価格の3つ分に相当するという。


メキシコでの「マルちゃん」の消費量は8年間で10倍に伸び、その量は約10億食。想像もつかない量だ。もちろんこの大攻勢に伴い、本来メキシコ料理に欠かせない豆の消費量は10年で半減、トウモロコシも3割減と、言葉どおりマルちゃんに「食われている」状況。若い世代ほど豆を食べない傾向が強いらしい。


この状況に危機感を抱いた老舗料理の経営者のコメント「カップめんは不健康なうえに、まずくて食べる気もしない。私たちは毎日新鮮な食材を使って新鮮なメキシコ料理を出している。我々の伝統的な食文化を残すためにもカップめんと闘う」には、正直「やれやれ」という感想が思い浮かぶのみだが、その一方で「共存を図るためにマルちゃんとカップめんをマッチングさせた料理を考案すればいいのに」とも考えたりする。


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さてこの参照記事でもっとも注目したのは、警備員ゴンザレスさんの「マルちゃん」の食べ方。コンザレスさんはエビ風味のそれを店に備え付けの辛いチリソースをたっぷりかけ、ライムをしぼって食べていたという。しかもそれがこの店の流儀とのこと。


カップめんにラー油やコショウ、唐辛子(ちょいと奇抜に粉チーズ)をかけることはあっても、チリソースをかけることなど聞いたことがない。さらに本来なら揚げ物にかけてさっぱり感を演出するライムをしぼり入れるという。意外な、というか思いもよらぬ組み合わせに、味の想像がつかない。


ちょいと気の利いたサイト管理人なら「早速やってみました」ということになるのだが、残念ながら当方は栄養分制限のためカップめんもチリソースも食せそうにないので「ごめん、それ無理」。ただ、この食べ方は非常に興味深いので、やってみる価値はあるだろう。


よく考え直してみると、カップラーメンの脂っこさはライムを入れることである程度中和できる。チリソースはメキシコの人たちが常日頃食べている食事の味わいに合わせるためのもので、辛さを好む人が多いことにも対応しているといえる。老舗料理の経営者が自国の食文化が敬遠されつつあることをうれいていたが、その実多くのメキシコの人たちは「マルちゃん」という新しい食文化をうまく取り入れ、自国なりの味付けをして溶け込ませようとしているのかもしれない。


日本人(に限ったことではないが)は文明開化や戦国時代前後に代表されるように、異文化と遭遇してもそれに飲み込まれることなくうまく既存の文化とミックスして飲み込み、新しいものとして生活に取り込む「知恵」を持っている。メキシコの人たちも「マルちゃん」に対しては同じように、自分たちの食文化との融合を推し進めている最中なのだろう。
そう遠くないうちにメキシコから「メキシコ版マルちゃん」として、「チリソース味・ライム入り」版が逆輸入される日が来る、かもしれない。

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