<!-- 英・ロンドンで開催のワインコンテストに日本酒部門誕生 石川の「鶴乃里」が最高峰に -->
<!-- London IWC 07 - Sake -->
イギリス・ロンドンで行われた世界的に権威のあるワイン品評会で2007年、初めて日本酒部門が誕生し、最も評価された酒の最高峰が12日に発表された。
ロンドン市内の高級日本食レストランでは、現地のテイストに合うようにと、日本酒を使ったカクテルを出している。
イギリスへの日本酒などの輸出量は、日本食人気がけん引役となり、2000年から5年間でほぼ倍増している。
こうした日本酒人気を象徴するかのように、2007年4月、ロンドンで行われたIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)で、初めて228銘柄の日本酒が出品され、その最高峰となる「チャンピオンSake」が12日に発表された。
今回、日本酒部門の最高峰に輝いたのは石川県の「鶴乃里」だった。
羽織はかま姿で表彰式に参加した蔵元の柳 達司さんは、感無量の表情を浮かべていた。
柳さんは「ワインの世界で日本酒が認められて、日本人が日本酒のよさをもう一度再確認して、日本酒の復興、復活の1つの一路になれば」と語った。
イギリス人は「以前飲んだ日本酒よりずっと飲みやすい。おいしいわ」と語った。
今回、IWCという世界的なワインイベントに参加した蔵元は、日本酒の存在感を印象づけることができたといえる。イギリスで着実に浸透しつつある日本酒だが、関係者は「こうしたイベントがヨーロッパ進出へ向けた大きな足がかりになれば」と、期待を膨らませている。
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