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Unknown (くがーと)
2006-11-14 14:48:58

昭和37年の東映フライヤーズの優勝は、幼少だったもので、東映が優勝したということは覚えているの
ですが、監督(水原茂氏)や選手(張本とか土橋)
については、後から知ったわけです。シリーズの対戦
相手である阪神については地元でもあり、多少は覚えていっます。この年の日本シリーズは阪神が二連勝
して、このまま優勝か、と思われたのですが、
リードしていた三戦目を九回に追いつかれて、引き分けになったのを転機に、東映が四連勝し、日本一に
輝いた、ということです。土橋投手(後のヤクルト
監督)と種茂捕手の二人が、共に最高殊勲選手に
選ばれるという異例の受賞でした。当時のスポーツ記事によると「阪神は上位打線がシリーズの後半に
東映の投手に抑えられたのが痛かった。何故ならば
阪神の下位打線は無力に等しい存在だからだ」
と書かれていました。ヒドイ表現(笑)ですが、
たしかに当時の阪神というと村山、小山、バッキー、
というエース級の投手のことばかり書かれて、
打者については、あまり触れられませんね。
野手で一番有名なのは吉田義男氏でしょうが、
強打者という人ではありませんね。やはり当時の
阪神は投手に依存するチームだったのでしょう。
阪神は二年後の1964年にも優勝しますが、
南海に3勝4敗で、またも破れます。ただこれは
よく覚えているのですが、関西同士の対戦であり
東京オリンピックの開幕と重なったこともあり、
ひどく注目度の低いシリーズでした。
二度の優勝を阪神にもたらした藤本貞義監督は
戦前に川上、千葉、沢村などを擁して第一次黄金時代と言われた頃の巨人の監督で、歴代の巨人の監督
でも名監督と言われた人でした。巨人と阪神の
監督を努めた人は藤本氏の他にはいないと思います。
東映の水原監督も勿論、元巨人の監督です。
なんだか事実を羅列するだけの文章になりましたが、
昔のプロ野球に思いを馳せる、これは野球に限ったことではありませんが、野球が突出して、ノスタルジー
に結びつきやすいのだ、ということをアメリカの
歴史学者が言っていました。
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Unknown (管理人)
2006-11-14 22:25:10
>くがーとさん
お久しぶりでございます。るか嬢がまだご多忙のようで、私もちっとも更新が進まないため、なかなかお話する機会がなく(苦笑)

流石に吉田義男の現役当時のことは私は分かりませんが、野球が突出してノスタルジーに結びつき易い理由があるとすれば、野球というスポーツはプレーの一つ一つの区切りがはっきりしている、プロのレベルでは頭脳戦の要素もかなりある、からでしょうかねぇ・・・

イチローだって6割は「打てない」訳ですが、それは相手チームが投手(バッテリー)も守備陣も打たせない工夫を最大限してるからのことで、日本やメジャーの一軍の選手であれば、ど真ん中の棒球ストレートは少なくとも7割以上はヒットゾーンには打てる筈です。で、当然バッターの方も、相手投手の球種や球筋を頭に叩き込んで配球を読んで打ちに行く。

つまり実際に投手が球を投げる前から、プロは将棋の持ち時間のごとく勝負についてお互い考えている訳で、観る側も好きな人はそこまで考えながら観るので(私もそうですが)、「記憶」として映像や感情だけではないものまで絡むからノスタルジーに結びつき易い、ってことはあるのかもしれませんね。



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