防音業界の警鐘をユーザーに伝える

本業のウェブサイトだけでは伝えることができない防音情報やウェブページのDIY構築についてランダムに投稿します。

プロが勧める防音材とは

2020-10-22 15:59:11 | 防音情報
プロが勧める防音材というキーワードで検索すると、とんでもない通販業者しか出てきません。

しかも、商品の羅列がすごくて、ユーザーは何を選んだらよいかが理解できません。本当に住宅や防音室に最適な「プロ仕様の防音材」というのは、市販品にはほとんど無く、専門メーカーは直接「防音設計および防音工事」を専門とする会社と取引することを希望します。

我々、防音設計が本職の専門業者は、通販サイトの市販品はあまり眼中にないです。本当にプロ仕様の防音材を求めている施主のかたは、専門業者に相談されたほうが無難です。

キーワード検索の上位に出てくる業者は、あくまで検索エンジン対策が得意な業者であり、必ずしも専門家ではない。
この点を勘違いされないほうが良いと思います。

防音材は、実績のある専門業者であれば、必ず専用の取引先を持っていますので、その製品を入手できるかどうか、問合せをすれば良いでしょう。
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防音材の問合せが増えた

2020-09-03 16:16:07 | 防音情報
防音材の問合せが増えたのは、昨年の消費税率アップの頃からです。
おそらく、構造的な不況の深刻化で、プロに施工を任せる予算が少なくなり、DIYで施工する人が増えたのが主な要因だと思います。

防音材の業界は市販品と受注生産品の2つに大別されます。市販品の多くは大手メーカー品であり、受注生産品の大半は専門メーカーが特定の専門業者に卸す製品です。

受注生産品は知名度は低く、その道のプロが自分の設計に応じて使用するもので、事業者ごとにオリジナルの施工要領を持っています。施工要領を持っていない業者は、その製品の性能を十分に発揮できないことになります。

通販業者はオリジナルの施工要領を持っていないので、メーカーのパンフをそのまま自社のホームページに切り貼りして掲載します。メーカーのパンフは現場の状況に応じて説明するものではなく、あくまでも典型例として概要を提示しているだけです。
一般建材との組合せや細かい施工上の留意点は記載されていません。

防音材をDIYで活用するには、施工要領が必要です。無料相談では概算見積を提示されるだけであり、流石に詳しい施工要領は入手できません。

とにかく、無料相談や防音材サンプルのリクエストが増えましたが、私の方は契約者にしかサンプル材は提供しないので、一般的な通販は控えています。
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電話での防音相談

2020-07-19 10:20:37 | 防音情報
キーワード検索して見つけた防音に関する専門サイトに記載されている電話番号に問合せて質問される方が結構いると思います。

ですが、電話で相談して、すぐに具体的な対策の答えを見出すことができるのは極めて稀です。普通は問題点や課題は複数あり、簡単に口頭でアドバイスして理解できることは少ないと思います。

建築士でも知識も経験もない人は、説明しても理解できないことが多く、素人の方がすぐに理解できないのは当たり前です。

やはり、メールフォームで問合せてから、概要を検討して、提案書を作ってもらうのが良いと思います。

もしも、電話で簡単に「大丈夫です。お任せください。」という業者がいましたら、むしろ注意したほうが良いでしょう。

電話で簡単に分かることなら、誰も苦労はしないわけですから。

電話で確認することは、相談内容自体がその専門業者の守備範囲なのか、業務として受けてもらえる可能性について、しぼったほうが良いです。
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新築の防音工事の延期・休止

2020-06-11 16:27:57 | 防音情報
首都圏の公的施設の現場、中小の民間施設(一般住宅を含む)の現場は再開の見通しが出ていません。

動いているのは、ゼネコンが担当している大規模な新築現場(防音工事を含む)、防音施工とは無関係な民間住宅だけです。

このような状況になると、工事費用をダンピングする専門業者が必ず出てきますが、性能のレベルが低下するので要注意です。また、最初提示した金額に途中で必ずオプションと称して追加工事を提案する業者が増えてきます。

契約するときは施工対象や内訳詳細を明記して確認する必要があります。

リフォーム関係の情報は取引先から入らないので、よく分かりませんが、新築案件と同様に厳しい予算での工事になると思いますので、施主と受託者双方の性能見込みに乖離がある場合は、取り止める決断も必要になります。

見切り発車はお互いのためにならないです。
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提携先に防音材を支給して製品化

2020-05-08 10:34:58 | 防音情報
私が担当する首都圏の防音工事現場は、現在、中国新型コロナウィルスの感染リスクのため、着工を大幅に遅らせています。
*施主の判断により緊急事態宣言が解除されるまでは着工しない予定です。

そこで、休止中の期間は、木造防音室などの現場で使用できる防振マットや吸音パネルを製品化すための準備に充てます。

すでに完了した音楽室の依頼者が上記の製品化に非常に興味があるということでしたので、概算費用を提携先に検討してもらっています。
主なポイントは
・粉塵が出ない安全な製品
・臭いが気にならない耐久性の有る素材
・費用対効果の重視
などです。

今までの相談業務では、他社の既製品の値段が高い割に効果がイマイチ、臭いが気になる、粉塵や化学物質揮発で咳が酷くなったという人が居ました。
私の方ではリスクの有る素材は使用していませんが、床暖房に使用すると柔らかくなり多少伸びるという素材がありましたので、これを除外しました。

製品化するDIY防音材は基本的に誰でも加工できるものですが、正確な寸法できれいに仕上げるのはテクニックが必要なので、提携先の建築会社の職人が注文を受けて製作するというシステムにしました。
カバーも着脱して洗濯したり交換できるものを検討中です。
*防振マットは現時点ではグランドピアノ脚と床面の間に挟むものを製作中です。
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