日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

人の振り見て・・・。

2009-11-09 | 日々の生活
親というものは,子供が望むことは,それができることならば,なんとかかなえてやりたいと思うもんだよなと思う。

最近は,モンスターペアレントなんていう言葉もできて,ちょっと常識と言われるところを逸脱しているんじゃないかと思うような無理を言う親をそう呼ぶようになってきたけど,自分だって一歩間違えれば,そんな親になっていたんじゃないかと,そういう親の話を聞くたびに,ちょっとどきっとする。

程度問題ではあるものの,だから子供を育てられるんだよと開き直るのは,間違ってるだろうか。

先日,これは聞いた話だけど,小学校での修学旅行のときの話。ある子が,修学旅行へ行く前にインフルエンザにかかり,学校を休んでいたのだが,修学旅行へ行くその朝,夕べ熱が下がったからと言って,集合場所に子供を連れてきたそうだ。すったもんだしたあげく,結局修学旅行に行ったらしい。そのせいかどうか,旅行から帰ってきてからインフルエンザがはやって,しばらく学級閉鎖となったクラスがあったとか。

私に話をしてくれた人は,熱が下がったばっかりで連れてきて(インフルエンザでは,熱が下がっても2日くらいは休まないといけないらしい),ホントに非常識な親だと,随分憤っていたんだけど,でも,その話を聞きながら,もしも自分が親だったら,子供が,熱が下がったから自分も行きたいと言ったら,連れて行ったかもしれないよな・・・なんて思って,ちょっとひやりとした。我が子が一番と思っているわけでは決してないのだけれど,しかし,親というもの,我が子のことになると,ちょっと視野が狭くなるところがないわけではないよなと,我が身を省みて思う。

あんな迷惑なことをして・・・と,そんな親子を見て思いながら,頭の片隅で,いやいや,自分だって,もしかしたら同じようなことをやったかも分からないぞ,おまえは人のことをそんなふうに偉そうに言えるのかと。

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