福島ズボラーヌ

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大阪市福島区(並びにその周辺)をうろうろ徘徊。

のんびり屋

2015-09-14 | 福島
「売れても占い商店街」こと福島聖天通商店街にあるタイ料理店。
お店の場所はヴィサージュという名前のマンションの一階、
以前は「家庭料理 花仙」と言う和食店が入居していたところ。
今年の5月にオープンしたばかりの新しいお店です。
摂津岡本にある「Bar ZENITH」の系列店。



お店のオススメメニューは「カオマンガイ」であるらしい。
カオは米飯、ガイは鶏→鶏飯・チキンライス。
鶏飯(チキンライス)は鶏料理の一種で、アジアでは広く食べられています。
鶏の出汁で炊き込んだご飯に蒸し鶏や茹で鶏などの鶏料理を添えたもの。
私が初めて食べたのはシンガポールのマンダリンホテルのカフェでした。
シンガポールでは単に「チキンライス」と言っていたように記憶しています。
台湾で食べた時は「海南鶏飯」とメニューに書かれていました。



ある日の夕方、カオマンガイを食べる気満々でお店を訪問致しました。
のんびり屋のカオマンガイはゆで鶏を使ったもの、揚げたチキンを使ったものの
2種類があるので、両方を頼んで2人で分け合おうという計画。
ビールのアテに2品ほど小皿料理を頼もうかなぁ、と。

しかし入店してメニューを拝見し、心がゆらぎました。
タイ料理を少しずつ組み合わせた「御膳」というセットメニューを見つけたからです。
「カオマンガイはランチでも食べれるから、今日は御膳にしとこう」
と同行者と意見の一致を見たため、気になる御膳を注文いたしました。

御膳と名のつくメニューは2種類。
タイ料理の王道と言うべき品を組み合わせたものと、
店主の出身地だというイサーンという町の郷土料理を組み合わせたもの。
イサーン(イーサーン)はタイの東北部にあります。
タイは日本と同じようい国土が南北に細長いため、郷土料理が多種多様です。
イサーン料理の一番の特徴は「辛い」ことなのだそうですが、
そもそもタイ料理自体が辛いというイメージがある。どう違うのか??

あまり辛いと食べられないと思い、タイ料理店であるにもかかわらず
オーダーの際に
「辛さ控えめでお願いします」
と頼んだビビリな私。
(辛さの調整は要望に答えてくれると書いてあったので…)
お願いした甲斐があって、ほとんどのお料理は辛さはマイルドで、食べやすかった。
特に生春巻きと春雨のサラダ(ヤムウンセン)が美味しかったなぁ。

が、イサーンの名物料理と言う「パパイヤのサラダ」はものすごく辛かった。
口腔内だけでなく、唇の周りがビリビリするくらい。
パパイヤサラダは未熟なパパイヤを千切りにしてドレッシングに合えたもので、
見た目が爽やかで、パパイヤの食感も良いし、辛いけれど美味しいです。
たぶん、これでも辛さは控えめにしてくれているのだと思う。
韓国料理の辛さとは一味違う、持続性と鋭さのある辛さでした。

だったらイサーン御膳を頼まなければ良かったのか、というとそうではないのです。
私にとってパパイヤサラダが辛すぎただけで、他は美味しかった。
しかも、イサーン御膳には「ジャスミンライス」という魅力的なシメの一品が付いています。
ジャスミンライスとは香りの良いもち米で、
私は20年くらい前にタイのチェンマイで食べて虜になりました。
ネットで調べて何度が自分で炊いてみたけれど、
お店で食べるみたいに美味しくはならなかった。

単品で色々と頼むのは無難ですが、何か新しい味に出会うという経験も大切です。
タイには何回か旅行しているのですが、初めて食べる味もあり
面白い経験になりました。
次回は念願のカオマンガイランチを注文する予定です。

「のんびり屋」
住所:大阪市福島区福島8-19-2
電話:06-6346-5639
営業:11:00~22:00(21:30)
休日:不定休 
備考:のんびり屋 |Bar ZENITH-ゼニス- BLOG
参考①:海南鶏飯 - Wikipedia
参考②:イーサーン料理 - Wikipedia
参考③:ソムタム - Wikipedia