ねこやしきさらのおうち

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動物たちは相変わらず元気です

Bんぽあん(2-8)

2008年03月02日 | 温泉と蕎麦
さて、蕎麦である。まず白い蕎麦が来る。



今日はこれ目当てだったので、まずじっと観察。横から女将が、つけ汁に麺をいっぱいつけないようにと促してくれる。また、薬味を汁に入れてしまうとその味ばかりになるので、麺に載せて食べるのがよいとのこと。そうか、なるほど。夢八さんが以前いろいろ世話を焼いてくれる女将の話を書いておられたが、これは必要だと思った。

薬味はこんな感じである。



黒い小鉢に辛い大根、白いほうにはねぎとわさび。私はいろいろ試してみたが、ねぎだけ載せることにした。心なしか、つけ汁が甘くないように感じた。気のせいだろうか。こないだは甘かったように思った。今日はかつおだしが前面に出た、いい感じのつけ汁だと思った。

今日はゆっくり食べようと思い、少しずつ味わいながら、いつもより遅めに食べる。一すべ、二すべ。味がある。何やら風味がする。どこぞの蕎麦屋とは違うぞ。む、これを追いかけていくのだな。で、半分ぐらい食べたところで、あっと気づく。蕎麦の香りだ。わかった、ねこやしきは舌が鈍いのである。半分食べないとわからないのだ。こないだは2人で分けたから、この地点に至ったところかその前でおしまいだった。だから味がないように思えたのだ。しかしこの味は。何とも微妙である。それに、青っぽい。でもそれが、どこぞの蕎麦屋で食べたような生くささではなく、黒い蕎麦のように主張してくるような風味ではなく、何とも優美で上品なのであった。ああこれは、心に余裕があるときでないと感じられない風味だなと思った。聞くと、女将も大将も、今日は白の気分とか黒の気分とかいうのがあるそうである。なるほどなあ。

書き忘れていたので加筆。私は辛汁さんちのブログからここは黒だと思っていたが、女将さんによると、お店を訪れる人は白目当てに来るのだそうだ。現に、今日も私の後に白を頼んだ人がいて、その人で白は終わってしまって、黒が残ったのであった。

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