nekoyan日記

雑記帳・スケッチブック・メモ

台湾料理店を訪ねて ~ 奈良県御所市 「カイシンゲン」

2015-10-25 11:34:49 | グルメ

その店は御所市の大口峠を越えて大淀に至る手前にあって、台高・大峰方面に沢登りに行くときにその赤いギラギラした看板がいつも目に飛び込んでくるのだった。もとはコンビニ店舗で、店の形からかつての姿を想像することができる。そして店の名前が気になるのだ。赤い文字で と書かれている。はて、なんと読むのか。やや照明を控えた店の中に入ると台湾人(中国人?)の店員が出迎えてくれる。メニューは定食類と一品料理に分かれており、多人数で入るときは一品料理を数種類注文すれば本格的な台湾料理をいろいろ楽しむことができる。一人で入るときにはお徳な定食やセットを注文してもよい。が、そのボリュームは決してあなどってはいけない。

その日は沢登りの帰り。現地で解散したあと僕だけ温泉に入って帰り道に店に入ると、僕より後に帰ったと思ったM内夫妻がいるではないか。眠いので1時間ほど仮眠をとってからこの店に入ったとのこと。同じテーブルで一緒に食べさせてもらうことになった。M内さんは冷麺とホイコーロー飯のセット、さおりさんは定食を注文していた。僕もチンジャオロースの定食を注文。定食には揚げたてサクサクの大きな鶏の唐揚げがついていて、これだけでもメインになりそうである。さおりさんは唐揚げを食べきれないのでM内さんに食べてもらっていたが、M内さんも自分のセットだけでボリューミーなのでちょっと苦しそうだった。それにしても気になるのは店の名前である。メニューにも漢字でと書かれているだけでフリガナはない。そこでさおりさんは店員をつかまえて「何とよむんですか?」と聞くのだが、本格的な中国語の発音で言われるのでなかなか聞き取れない。何度か聞き返してようやく読み方を覚えるのだが、しばらくするとまた忘れてしまう。店を出るときにもう一度読み方を訊いていたのだが、僕は車に戻るあいだにまた忘れてしまったのだった。店で名刺をもらったのでこの記事を書くときにIMEパッドで漢字をなぞるのだが、も出てこない。そこでパソコンの入力言語に「中国語(繁体字)」を追加し、中国語の入力に四苦八苦してようやくを入力できたが、なぜかは明朝体はゴシック体になる。さらにブログ上で表示すると文字化けしては「?」になってしまうのだった。この店、そんな日本のネット事情なんかもお構いなしに自国語の店名を堂々とつけるのも恐るべき悠揚さというべきか。

うーん、写真をとっても看板がギラギラしすぎて店の名前が読めない。。。。

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2015年10月18日 台高・木屋谷川・奥山谷

2015-10-24 19:35:38 | 

行った人:S野さん、N村さん、M内夫妻、カオリ、僕

直前に計画したので一人でも行けそうな沢ということで、木屋谷川に行くことにしたが、蓋をあけてみると会から4人が参加し、カオリもいけるというので合計6人の山行となった。前夜は波瀬の某施設駐車場でS野さんとN村さんとで前夜泊。前夜泊でビールを飲みながらプチ宴会するのは沢登りの楽しみの一部だと僕は思う。今回もS野さんがいろんなおかずを持ってきてくれたり、N村さんはおでんの中にキノコ(なんかモジャモジャのキノコ。名前忘れた。。)を入れて炊いてくれたりしたのを食べながら遅くまで飲んだ。

翌朝M内さん夫妻が到着してから木屋谷川に向かい、林道のゲート前の駐車スペースに到着。登山者の先客がいたが、コーンのゲートを移動してスペースを広げてくださった。沢装束に着替えて7時半に出発。まずは林道をテクテクと歩くが、前方の山の山頂付近はすっかり紅葉しているようだった。

マナコ谷登山口を過ぎてしばらく歩くと橋がかかるところがあり、ここから入渓。

紅葉しかけている木の下をのんびりと歩き始める。滝も出てくるが、どれも難しくはない。

  

キノコを期待していたが、このところ晴天続きなのであまり見かけることはなかった。ロープを出すところが2箇所くらいあったが、よく踏まれたルートで難しくはない。

   

最初は本谷を詰めて稜線に詰め上がり、国見山、明神平を経由して下山する予定だったが、時間がかかりすぎているので奥山谷の出合で奥山谷に変更することを宣言。色づきかけた紅葉を眺めながらのんびりと遡行する。途中でN村さんがムキタケを見つけたので僕も少しだけ採らせてもらった。これは帰宅後に味噌汁の具となる。

ブナハリダケもあったが、乾燥して使えない状態だったのは残念。14時を回ってタイムリミットを宣言し、登山道に上がった。が、これからが今回の山行一番の難所だった。登山地図では破線ルートになっているが、ところどころザレた斜面をトラバースするところがあって、カオリが怖がってなかなか進めなかった。ただ、僕がこの道にほとんど怖さを感じないのは危険回避という点から考えてむしろ問題なのかもしれない。結局林道に出てきたのは4時半を回っていた。奥山谷出合より下流は左岸に林道が走っているのでそっちに上がればよかったと思ったが、それは後の祭り。林道ではカオリは最速モードになってあっという間に駐車地に到着した。

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2015年10月10日 台高・本沢川・深切谷下降菅平谷遡行

2015-10-20 19:56:09 | 

行った人:KMD氏、僕

前夜は某駐車場で泊まる。朝方はけっこう冷え込んだ。朝になって車で大台ヶ原方面に移動。ドライブウェイ沿いの取り付きに一番よさげな駐車スペースに駐車して着替える。それにしても寒い。今回はウェットスーツとライジャケ持参だが、この寒さで泳げるのか?と不安がよぎる。さて準備完了して道路に面したルンゼを這い上がるが、途中で地図にない道が横切る。

これを少し辿ってみると立派な林道に出てきた。これをしばらく歩いて途中から尾根沿いに林の中を歩いて深切谷の上部に出てきた。谷を下っていくと次第に水が出てきてこれが大河・紀ノ川の最初の一滴というわけである。次第に谷が立ってきて滝が出てきたので脇のルンゼを降りた。こういう滝が2、3箇所ある。

 

降りれないところでは懸垂下降。ようやく本沢川本流に到着。少し歩くと寒そうな淵が前方にあるのでウエットスーツに着替えた。

その先には見覚えのある大きな滝が現れる。

何年か前にモンモンさんと来たときはモンモンさんリードで苦労して滝を直登したのだが、今回は左岸の大きなクラック沿いにKMD氏リードで巻き上がる。

途中、クラックを大きくまたぐところがあって、ランニングをとってしまうとつかむところがなくて後から登るのはかなり厳しかった。この滝を越えて少し進むと菅平谷の出合。小さな淵や滝を難なく越えていくと、谷が狭くなって長めの淵の奥に倒木が刺さった滝が見える。ここが問題のゴルジュらしい。

淵を泳いで左側のバンドに上がり、どうするかしばし相談。とりあえず僕が行ってみることになり、ロープをつけてバンドの先に進んだ。

KMD氏撮影

途中1本ハーケンを打ち、その先に進もうとするが足場が悪いので少し戻って下のバンドから行ってみるが、ハーケンを打つリスがどうしても見つからずあきらめて引き返そうとしたが、KMD氏がボルト打ったらどうというのでもう一度トライ。と、前方もう一歩踏み込んだ先に適当なリスが見つかり、ハーケン打って突破成功。この上にはきれいな滝が現れるが問題なし。そしてコンクリートを打ち込んだような平らなナメが広がる。

KMD氏撮影

フィナーレは紅葉を掛けたきれいな滝。

これより上流は平凡な流れとなる。しばらく辿ってから左岸の枝谷から上がった。途中で林道に飛び出し、それを少し歩くとドライブウェイに出た。

帰りに中荘温泉に立ち寄り、そのあとKMD氏宅にKMD氏の荷物だけ置いて僕の家の近所の店で久しぶりの焼肉を食べた。

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2015年10月4日 北山川・大又川・西ノ谷(45M大滝まで)

2015-10-12 18:44:54 | 

行った人:ikkoさん、M内さん、さおりさん、T里さん、僕

この谷に行ったのはもう10年前。沢登りを始めてから3回目に行ったのだった。雨の降る日で大きな滝を巻くのに時間がかかったことだけ覚えているが、他はほとんど忘れてしまった。林道の車止めゲート前に車を止めてそのすぐそばから沢に降りた。すぐに大きな堰堤が現れるので右側から巻く。その上は水のない河原となっている。

M内さんが奥さん(さおりさん)にこういうのを伏流というのだと説明するのを聞きながらのんびりと歩いていく。そのうちまた水が出てきて淵が現れるのでへつっていく。

7Mの釜をかまえた斜瀑はみんな右岸巻きする中、M内さんは一人泳いで突破。

 

M内さんは今回大きな浮き輪を持参していてそれを試したかったらしいが、ここではかえって邪魔だったようだ。また淵がでてきて泳いだりへつったりして突破。

また大釜をかまえた8M滝が出てくる。

左岸から巻けそうだったが、M内さんが泳いでいって登れそうか見てくるというのでしばらく待つと、滝の前でなにやらジェスチャー。意味不明である。また戻ってきて、登れそうだから泳いでいきましょうという。まずM内さんが泳いでいって浮き輪で皆を引き寄せている間に僕が滝の左側を登ってルート確保という手はず。僕が浮き輪に乗って滝のそばに行ってみるとたしかに登れそうだが、確保してもらわないとちょっと怖い。滝の左側も登れそうだとM内さんが言い出して、様子を見に行く間、他のメンバーが続々と到着。

左側が登れそうなので、結局僕が別のロープをつけて滝の前に飛び込んで左側の岸に取り付き滑りやすい斜面を慎重に登った。滝の上でハーケンを打ってまずはロープFIX。M内さんがプルージックで続くが、手を離せないのでプルージックで登るのは苦しそうだった。なんとか登りきって次はさおりさんだが、プルージックは厳しそうなのでM内さんがビレイして登ってもらった。滝を乗り越すところでかなり苦労していたので僕が降りていってアブミをつけて登ってもらう(最初からつけておけばよかったのだが)。T里さんはプルージックで問題なく登ってきた。最後にikkoさんをビレイで引き上げて全員登攀完了。

巻けば簡単な滝にずいぶんと時間がかかってしまったが、あえてこういう登り方をするのも楽しい。この後は斜瀑をひとつ越えて、長い淵が現れる(樋上さんや吉岡さんの本で「行合い」といわれているところ)。ここは泳いで突破だが、僕の後に泳いできたM内さんは浮き輪で他のメンバーを引き寄せていた。

次の8M滝は左のバンドを伝うのだが、バンドの上に乗り越すのがいやらしい。残置のハーケンがあったのでアブミをかけて登るが、T里さんはフリーで登っていた。登り切ってみんなが来るのを待っていると、T里さんがきてロープを出してほしいという。さおりさんが登るのに苦労しているとのことで、急いで戻ってハーケンを打って支点を作り、ロープで確保。ここを抜けると虹をかけた雄大な大滝が現れる。

まず前の8M滝を右側から登るが、最後に滝の落ち口をまたぐところがいやらしい。水量が多いときは難しいかもしれない。

 

そして大滝の登りは左側の岩稜に取り付いてハーケン2本打って樹林帯に入る。ここからの滝の眺めは迫力があった。みんなが上りきったところで時間は14時を回り、昼食をとったあとは下山することに決定。林道へはガレたルンゼをあえぎながら登った。林道の上からは、今回行けなかった蛇の目滝の優美な姿が眺められた。

<コースタイム>

8:30 ゲート前 ~ 9:30 7M滝登り始め ~ 11:00 7M滝登り終わり ~ 11:30 大滝前 ~ 14:00 大滝上 ~ 15:35 林道 ~ 15:55 ゲート前

 

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2015年9月27日 下多古川本谷

2015-10-11 16:19:27 | 

行った人:M内さん、さおりさん、S野さん、僕

M内さんの戸倉谷の企画に参加。当日朝に小雨の降る中道の駅川上に集合し中奥方面に向かうが、枌尾を過ぎてしばらく行くと2.3km先で崩落して通行止めだという。M内さんの機転で急遽下多古川に行き先変更して引き返す。下多古川沿いの林道を走って橋を渡る手前の広場に駐車。準備をして早速出発する。

S野さんは夏に足を骨折して今もボルトやら鉄板が入っているらしい。ずっと違和感があるらしいが、足取りはそれを思わせないくらい達者なものだった。さすがはスーパーウーマンS野さんである。沢には立派な大木を見たりしながらのんびりと歩く。

    

小さな滝がいくつか出てくるが問題なくこなしていく。みんなが巻いていく中、発熱量大のM内さんはあえて泳いで滝に取り付いて喝采を浴びたりすることもあった。やがて琵琶滝。

雄大な眺めに一同感動。ここは左側から巻いて上がった。そのあとしばらくすると今度は中の滝。

ここも左側を巻いて登った。ここでランチタイムとなる。さおりさんの足にヒルがついていて悲鳴をあげながら指で弾き飛ばしたが、僕の方向に飛んできてどこだか見えなくなる。。。下山は左岸の登山道を歩く。程なく琵琶滝の滝見台に到着。ここに来るのは10年ぶりくらいである。駐車地に戻って着替えているとさおりさんの足からまたヒルが見つかってS野さんに取ってもらっていた。

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2015年9月20日~22日 北アルプス・伊藤新道~樅沢遡行

2015-10-05 21:02:22 | 

行った人:カオリ、僕

前から行ってみたかった伊藤新道。本当は湯股から遡行したかったが、縦走するには公共交通を利用する必要があり、バスの予約が取れなかったのと日程が足りないのとで結局三俣蓮華から伊藤新道を下り赤沢出合から樅沢を遡行するプランに落ち着いた。19日の深夜に出発し、20日早朝新穂高に到着したが、登山者用駐車場はすでに満杯で入り口が封鎖されていた。仕方なく鍋平の駐車場に回るが、ここもビッシリと車が停まっていてダメかと思ったが、奇跡的に1台だけスペースを見つけて駐車。少し仮眠ととってから出発した。鍋平の駐車場から新穂高登山口へ降りる道は急斜面の上にぬかるんでいて歩きづらかった。カオリはゲーターをつけなかったことを後悔しきりである。新穂高登山口に到着するともう一仕事終えたような気分。トイレを済ませて気を取り直して歩き始める。わさび平、秩父沢、シシウドヶ原、鏡平と順調に歩き続ける。

弓折乗越を過ぎると日が傾いて自分の影が霧の中に映って見えた。ちょっと不完全ではあるが、ブロッケン現象である。

そしてようやく双六小屋がみえてきたが、その手前のテントサイトはびっしりとテントで埋め尽くされていて、カイガラムシに寄生された木の幹みたいでちょっと気持ちが悪かった。

    

双六小屋の中も登山客であふれていて、スタッフの方も対応が追いつかない様子。夕食は19時半とのことなのでまだ2時間も時間があるといってカオリは早速ケーキセットを注文していた。

僕らはなぜか男ばかりの部屋に入れられてカオリは紅一点であるが、気にしていないようだ。食事が済むとすぐに消灯時間がきたので就寝。

朝食は混雑が予想されるので弁当にしてもらい、自炊室で済ませる。なんやかんやで結局出発は6時半になっていた。本当はもう少し早く出たかったのだが。まずは三俣蓮華方面に向かう。

尾根ルートと巻き道ルートに分かれる地点では、登山ツアーのリーダーみたいなオッサンが「右に行くのは根性なしのルートだから」と何回も言うのがなにか押し付けがましくて不愉快だった。僕らはモミ沢や樅沢の上流部を観察しておきたかったので「根性なし」の右側巻き道ルートへ向かう。

遡行予定の樅沢右又をよく見ておいてから三俣蓮華へ向かった。小屋でビールを仕入れておきたかったのだが、なんと売り切れていた。仕方なく日本酒のワンカップを購入したが、紙のカップなので途中で破れたりしないか心配である。小屋から鷲羽岳方面に少し歩くと伊藤新道の分岐点。標識も何もないが、しっかりとした道が伸びて山腹へと続いているのですぐにわかった。

伊藤新道に入るとさすがに静かで快適である。それでも湯股方面から上ってくるパーティが二組あった。テン場のようななだらかな地点を過ぎると道は急に斜度を増してときには残置のロープにすがって降りるような場面が何度も出てくる。カオリは怖がってなかなか足が前に出ない様子だった。

最後はホースが放置されている河原に出てきてこれが赤沢である。

ここで靴を沢靴に履き替えた。伊藤新道はこの先も続いているようだが、河原の石にマークがあり、ルートはかなり不明瞭である。途中まではマークをたよりに歩くがあまりに歩きづらいので途中から沢の中を歩いた。やがて湯股川本流との合流地点。思ったより水量が多く、ちょっと不安な気分になる。

 

荒れた河原を岩を乗り越したり、渡渉したり、ゴーロを巻いたりしながら進むが、思いのほか時間がかかる。途中、カモシカがじっとこちらを見ているのに出会う。しばらくにらみあうが、やがて切り立った崖を軽々と駆け上がってどこかへ消えていった。

河原にはあちこち白い噴出物が噴出しているところがあるが、どれも水は冷たい。まさに硫黄の流れる沢である。

 

硫黄沢を左に見送ると水の性質が違うのか魚の姿を見るようになる。とある水たまりで大きな魚がいたので1000円で買ったナンチャッテ竿を取り出し、えさにはポールウィンナをちぎって付け、魚の目の前に糸を垂らしてみるが、まったく見向きもされなかった。そのうち我慢できなくなったカオリはザンブと水の中に飛び込んで魚を捕まえようとしたが、当然どこかへ身を隠して見えなくなる。しばらくすると澄ました様子でまた出てきたが、魚に遊ばれているようで、あきらめて先を急ぐことにした。ここからは巨大なゴーロが続く。迂回して藪こぎをしたり、岩の上を渡り歩いたりするが、なかなか先へ進めない。

ふと見ると左岸の上のほうにタープが張ってある。人気がないので最初は遭難者かとビビッたが、上流から降りてくる2人組みのパーティがあったので彼らのものだとわかって安心。すれ違うときに軽く会釈をして進んだ。沢はいけどもいけどもゴーロ帯が続き、樅沢出合まではまだまだ遠い。時間は17時を回ってタイムリミットだと思ったのでこのあたりでビバークすることに決定。テン場はカオリはちょうどいい場所を見つけた。急いでツェルトを張って焚き火を起こした。薪は湿気ていたが、一発で火をおこすことができた。紙のワンカップも無事である。さて翌々日にツアー添乗の仕事を控えているカオリは明日下山は必須。この先どうするかを検討したが、引き返して伊藤新道から登るのも、行きと同じくらい時間がかかることを考えると厳しそう。地形図ではこれからなるくなると思われるのでこのまま詰めあがることに決定した。不安を抱えながら就寝。

翌日は7時ごろ出発。滝が出てくるが問題なく巻いて登る。樅沢出合には10時ごろ到着。正面には三俣方面の稜線が見える。沢のゴールが見えてきたのでテンション上がるが、ここからも長かった。

    

明るい沢の中をどんどん歩くがなかなか登山道に出ない。結局登山道に出たのは15時過ぎ。沢装束から登山スタイルに着替えて一休みする。カオリは他の登山者から「道を間違えた人」だと思われたらしい。双六小屋に到着して飲み物を買いたかったが、ジュースはすべて売り切れ。軽く食べてから行こうと思ったが、ちょうど夕食時間で時間がかかると言われたのであきらめて空のペットボトルとアルファ米のピラフに水を入れて出発した。この時点で17時前。カオリの仕事に間に合うのか?ともかくスピードアップして新穂高へと歩く。弓折乗越の手前で小休止し、水を入れておいたピラフを食べてみるが、冷たくてべちゃべちゃであまりのまずさに3口ほど食べるのが精一杯だった。やっぱりアルファ米はお湯を入れないとダメだな。。ここでヘッドランプをつける。弓折峠から下るときに鏡平の小屋の明かりが遠くに見えた。あの中では登山者が談話室でくつろいだりしているんやろなとちょっと悲しい気分になる。鏡平を過ぎ、新穂高へ急ぎ足で下っていくが、途中でカオリは「やっぱり間に合わないかも」と言い出して、念のために会社に電話を入れることにした。担当の方になかなかつながらない様子であちこちに電話をしていたが、やっとつながって相談している。が、やっぱりどうしても行かないといけないらしい。厳しいんやな。でも本当に病気や怪我でいけなくなった場合のリスク回避とかどうなっているんやろう。と考えならがら暗い道を歩き続ける。車は鍋平に止めているので、できれば新穂高からタクシーで鍋平にいきたかったが、わさび平付近でタクシー会社に電話しても、もう回送はできないという返事だった。新穂高には22時過ぎに到着。ここで荷物を置いて僕だけで車を取りに行くが、カオリが道路から行ったほうが早いかもというので道路から行ってみた。が、車ではわずかな距離でも歩くととんでもなく長かった。40分くらいかかって車に到着。これなら登山道を登っても変わらなかったかも。車を回して荷物とカオリを積んで出発。すぐに眠気との戦いが始まる。空腹もひどかったのでコンビニで焼きそばといなりずしを買って食べた。大阪にはなんとか5時に到着。カオリを入浴施設の前で降ろしたが、僕はまだ終わっていない。これから家に大急ぎで帰ってカオリの仕事の資料を写真に撮ってメールし、ツアーに必要な荷物をカオリに届けなければならない。6時半ごろに家に到着。急いでメールしたあとようやくシャワーを浴びることができた。それから加西SAに向かい、しばらくするとカオリの乗ったバスが到着。なんとか荷物を渡すことができた。肉体的にもしんどかったが、精神的にもかなりきつい旅となった。

<コースタイム>

8:00 鍋平駐車場 ~ 8:50 新穂高登山口 ~ 16:00 弓折峠 ~ 17:30 双六小屋

6:30 双六小屋 ~ 8:50 三俣山荘 ~ 9:20 伊藤新道入り口 ~ 12:45 赤沢 ~ 15:13 硫黄沢出合 ~ 17:00 テン場

7:00 テン場 ~ 10:00 樅沢出合 ~ 15:10 三俣蓮華・双六間の巻き道登山道 ~ 22:30 新穂高

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