nekoyan日記

雑記帳・スケッチブック・メモ

2014年8月12日~15日 北アルプス・黒部川・祖父沢 その4

2014-08-20 20:42:31 | 

最終日も晴れず。ほとんど最後に小屋を出発し、まもなく雨が降り出す。

  

三俣蓮華岳も双六岳も登らずに双六小屋に到着。カオリは靴を脱いで上がりたいみたいだったが、面倒なのと時間が心配だったので濡れ鼠のまま土間でホットミルクを注文して飲んだ。

土砂降りの雨の中にまた出て行くのは気が重かったが、意を決して出発。しばらくの間は風も強く、コンタクトレンズをしているカオリは前が見えないと言っていた。鏡平の小屋でも小休止。

相変わらず土砂降りなので小屋の裏の屋根があるところでパンをかじった。ここからの登山道はところどころ小川のように水が流れていて、僕は沢靴でちょうどよかった。カオリはここまで水があふれていることを予想していなかったらしく、朝に登山靴に履き替えていたのが裏目に出た。

 

わさび平小屋ではカツ丼を食べる。結局新穂高に到着するまでの間、ほぼ全行程で雨に打たれ通しだった。

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2014年8月12日~15日 北アルプス・黒部川・祖父沢 その3

2014-08-19 23:38:23 | 

夜の間にツェルトに月明かりが差すこともあったが、朝起きてみるとどんよりと曇っている。

朝食を済ませて出発してしばらくすると雨が降り出した。谷はゴーロ帯となり、岩の間を縫うようにして進む。ところどころ大きな崩落地があり、全体的に荒れた感じの谷である。

   

雨は降ったり止んだりを繰り返しているが、降り方がだんだんと強くなってくる。源頭域に入ると草原の中を小さな流れが曲がりくねっており、のんびりと歩いていくと突然キャンプ場に出て遡行終了となった。

木道を歩いて登山道に出て昼食。

ラーメンに餅を入れて食べた。祖父岳は巻き道ルートを通り、急坂を下りて黒部源流に出、そこから登り返して三俣山荘に到着。

  

祖父沢は沢としてはあまり面白くなかったので、本流を遡行して直接黒部源流に出てもよかったかも知れない。三俣山荘に到着すると急に雲が晴れて鷲羽岳が現れた。

山荘は混んでいて騒々しかった。が、夕食のジビエシチューは絶品だった。

 

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2014年8月12日~15日 北アルプス・黒部川・祖父沢 その2

2014-08-18 21:15:02 | 

2日目の朝は快晴。

 

昨日と同じく沢用のウェアで出発。まずは薬師沢に向かっての下り道である。途中、丸木を渡した橋があってよくゆれてカオリが怖がっていた。

3時間ほどで薬師沢小屋に到着。少し休憩した後テラスからハシゴを伝って沢に降りた。

最初は左岸沿いに歩いていくが、水に浸かるところがでてきて完全沢装束になる。

赤木沢出合いを右岸の湿地帯から越えるとエメラルドグリーンの美しい淵が広がる。

 

黒部川本流にはイワナらしき魚影をしばしば見かけるが、警戒心が強いらしくちょっと近づいただけですぐにどこかへ行ってしまう。

 

五郎沢出合い付近はどこからか綿毛のようなものがふわふわと飛んできて幻想的な光景だった。

祖父沢に入り、少し遡行したところでこの日の行動は停止。適当な平地を見つけて幕営した。ときどき雨がぱらついたが、就寝するまではひどく降ることはなかった。

 

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2014年8月12日~15日 北アルプス・黒部川・祖父沢 その1

2014-08-17 22:08:44 | 

11日は仕事を早めに(無理やり?)切り上げて帰宅し、すでに出発準備万端のカオリと家を出た。大きな荷物を背負って電車に乗るのは気が引ける。大阪から特急に乗って富山へ。この日はビジネスホテルに宿泊。大浴場で汗を流して就寝。

4時半に起床して出発。ホテルからバスの乗り場まではけっこう距離があった。来年新幹線が乗り入れる富山駅は大工事の真っ最中。通路が入り組んでいてわかりにくい。途中のコンビニで行動食と朝食を買い込んでから折立行きのバスに乗り込んだ。寝不足のためバスの中ではカオリも僕もずっと眠っていた。

折立に到着すると外は雨。うーん、気分が盛り上がらない。トイレを済ませていざ出発。どろどろの山道を歩いて登る。森林限界を超えて景色が開けても雨は降ったり止んだりの状態。

 

カオリは寝不足のためかペースがまったく上がらない。「口で息したらあかんねん。鼻で息しながら歩くんや。」と言いながら牛歩戦術のような歩きぶりで登ってくる。

結局太郎平に到着したのは14時過ぎ。奥の廊下に入るのは無理なので今日はここで泊まることにした。

 

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2014年7月19日~21日 北アルプス・湯股温泉~竹村新道~野口五郎岳 その3

2014-08-10 14:38:15 | 

この日は朝から快晴。だが寝坊助の僕らはご来光を拝むことはなかった。のんびりと朝食をとって出発。小屋の前でスタッフの方々があわただしく動いているのはもうすぐヘリコプターが物資を運んでくるからだった。少し登ったトーテムポールのところでザックをデポしているとヘリコプターの音が近づいてきた。ヘリコプターはヘリポートに近づいたかと思うとあっと言う間に荷物を置いて飛び去っていった。

野口五郎岳からの眺望はすばらしかった。槍ヶ岳、薬師岳、水晶、立山、遠くには白馬。。

          

十分景色を楽しんだあと、トーテムポールまで戻ってザックを回収し、野口五郎を後にした。しばらく歩くと近くで鳥の鳴き声がする。と、目の前の登山道に雷鳥が姿を現した。雛を一羽連れている。写真を撮ろうと思ってカメラを取り出すうちに藪の中に消えてしまった。この登山道はコマクサの群生もあちこちで見られた。恥ずかしながら高山植物ですぐに名前を言えるのはコマクサだけだ。

しばらくあるくとまた雷鳥の親子連れと出会う。しかも今度は雛を5、6羽連れていてかわいかった。

この少し先でも雷鳥の親子と出会う。

  

烏帽子小屋で少し休憩し、いよいよブナ立尾根を降りる。

 

ここはアルプス3大急登の一つと言われている厳しい坂が続くところ。以前に一度登ったことがあるが、下りは初めてである。登山道には番号札があって、下るにつれてカウントアップしている。何番までいけばゴールなのか?途中でカオリが登ってきた人に訊いたら12番まであるそうな。

ひたすら番号を追って降りてようやく12番。

ここは広い河原になっていて水場もあるので昼食をとった。カオリは疲労困憊している様子で水場の近くまで歩くのもいやといった感じ。ここから高瀬ダムまでは平坦な道をのんびりと歩いた。最後はトンネルをくぐってゴール。

ダムサイトで客待ちしていたタクシーに乗って七倉に戻った。七倉山荘で入浴して帰路につく。ここは山奥には不釣合いなほどきれいな施設だった。

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2014年7月19日~21日 北アルプス・湯股温泉~竹村新道~野口五郎岳 その2

2014-08-10 08:43:12 | 

朝食後、晴嵐荘に別れを告げて出発。

小屋の裏からいきなり急登である。途中、昨日見た墳湯丘がよく見えた。

 

3時間くらいかかって湯股岳に到着。山頂は登山道のすぐ近くにあるが、しばらくの間、間違えて登山道をたどってしまった。しばらく行くと、小さな池があって、すぐ近くに晴嵐荘の人が教えてくれた展望台がある。

土手のようなところをよじ登ると小さな広場になっていて、目の前に雄大な槍ヶ岳の絶景が。。と期待したが、この日は残念ながら曇りでほとんど何も見えなかった。

その後は左側が大きく切れ落ちているところがあったりして緊張する。

 

南真砂岳は巻き道を通る。一箇所大きな雪渓がでてきて慎重に歩いた。

その少し上に桜が咲いていて驚いた。

真砂岳分岐点から水晶岳方面に延びる登山道が見えたが、人影はなし。真砂岳も巻き道になっていて今日はほとんどピークを踏んでいないなと思った。

  

ようやく野口五郎岳が迫ってきたが、疲れきったカオリはここも巻いて行きたいという。仕方なしに巻き道を通るが、山頂から降りてきた合流点から見ると山頂は目と鼻の先。しかも高低差は10Mもなさそう。せっかくなのでカオリは置いておいて僕だけ山頂を踏んできた。ただし曇っていて何も見えなかった。

この後野口五郎小屋に入った。

小屋にはたくさんの登山客がいたが、部屋は余裕があって快適に過ごせた。夕食前にビールを買ったが、外で飲んでいると寒かった。カオリは早々に中に入ってしまう。僕も冷やしそうなので玄関先で飲んだ。

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2014年7月19日~21日 北アルプス・湯股温泉~竹村新道~野口五郎岳 その1

2014-08-09 22:39:48 | 

この3連休はカオリの計画でのんびり山行をしようということで温泉三昧と裏銀座を歩くことにした。

18日の夜に家の近所のすき家で夕食をとった後出発した直後に早くも眠気に襲われた。ずっと残業続きでかなり疲労がたまっていたためだ。阪神高速から中国縦貫道に入ってすぐに名塩のSAで休憩と仮眠。その後も桂川、多賀、虎渓山と休憩をとりながら走るのでなかなか進めず、駒ヶ岳SAで仮眠しているうちにとうとう朝になってしまった。ここでカオリの提案で先に湯股温泉から行くことに決定。これだと体の負担が少ないのだ。長野道に入って安曇野ICで降り、朝食をとったり買出しをしたりしながら大町方面に向かう。七倉の駐車場に付いたのは8時頃。

早速準備をして登山届けを出しに登山相談所へ向かった。相談所には待ってましたという感じで相談員のおばさんがじーっと僕の顔を見ながら「どうぞ」と席を勧めてくれた。登山届けを記入して出すとおばさんのトークが始まり、やがてそれは炸裂し始めた。「湯股温泉?残念だったわね。今日10人くらいのパーティが入ってバーベキューするらしいわよ。ほんとは静かに過ごしたかったわよねー。あらあなたたち夫婦?失礼だけどそんな風に見えないわ。ちょっと年も離れてるわねー。ほんとに夫婦?そうなのー。いえ、よくいるのよ。夫婦じゃないのに夫婦を装ってくるのが。名前書くところにね、女性は名前しか書いてないの。あなたたちは苗字のところにチョンチョン書いてるけど書かないのよ。そういう人たちってね、やっぱりなんかよそよそしいのよ。わざとらしいっていうか。なんでだろうねー。山なんだから男と女が場合によっちゃ同じテントで過ごすことだってあるわけじゃん。別に普通に名前書けばいいのにね。やっぱりなんか後ろめたいことがあるのかしらね。でもご主人よかったわねー。同じことできる人もらって。あらご主人今何したの?奥さんの服に付いた蟻を取ったげたのね。そういうことって本当の夫婦じゃないとできないのよね。偽者の夫婦じゃ絶対そういうことしないわね。ねー、かおりちゃんはなんでこの人選んだの?・・・・」相談員のおばさんのおしゃべりはとどまるところを知らなかった。うーん、ここは何の相談所なんだろうと思ったけど、この人なかなかおもしろかった。

高瀬ダムへは歩いても1時間くらいだが、相談員のおばさんの「あんなところ歩いても何も面白くないわよ。タクシー使ったら?」というアドバイスに従ってタクシーに乗っていった。高瀬ダムからはのんびり歩く。最初は長いトンネルがあって、声がすごく響くので面白がって奇声を発していたらカオリに怒られた。

 

林道終点の駐車場に付くと、晴嵐荘の車が停まっていて女の子が大きな荷物を準備していた。ここで休憩していると雨が降り出したのでカッパを着込んだが、また歩きはじめてしばらくすると雨は止んだ。春嵐荘前の吊橋までくると、さっきの女の子が追いついてきた。

大きな荷物を背負ったこの人は晴嵐荘のスタッフの方だった。さっそくチェックインしてロビーで昼食。2年前に来たときに気になっていたラーメンを注文。おいしかった。昼食をとっているときにまた雨が降り出した。部屋でしばらく休み、雨がやんだので河原の温泉に行ってみる。登山道を少し歩いて水俣川にかかる吊橋を渡り、鳥居の前から河原に降りた。

 

ところどころに湯溜まりがあって、手をつけてみると適温である。

まずは墳湯丘を見に行こうと思ってさらに奥まで歩いた。墳湯丘は大小二つあって、大きいほうは高さ数メートルもある。1950年代から成長し続けているらしい。

小さいほうはわりと最近できたが、川の流路が変わって水流に洗われるようになってしまったので崩れかけているらしい。そのあとはさっそく河原風呂へ。墳湯丘の近くにいい湯溜まりがあったのでここに入ってみるとちょうどいい湯加減である。底は砂地なのでやわらかで気持ちよかった。カオリは持参したバサラ大名みたいなサーフパンツと山服を着て入浴。

すぐ近くを後からきた見物客が通ったが、気にせず僕は裸で入浴。

のんびりと湯に浸かってから晴嵐荘に戻った。晴嵐荘の中にも内湯があり、こっちにも入ったあと夕食をとった。晴嵐荘には翌日竹村新道を行く男二人のパーティがもう一組あって、5時に早立ちするとのことだった。僕らは足が遅いけど、野口五郎小屋までだったら時間的には大丈夫だろうと思って宿で朝食をとってから出発することにした。

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