nekoyan日記

雑記帳・スケッチブック・メモ

2017年8月19日~20日 南紀・大塔川・黒蔵谷

2017-08-20 23:59:59 | 

行った人:M内さん、僕

ほぼ10年ぶりの黒蔵谷。前回よりも楽しみながら遡行できたように思う。

大渋滞に巻き込まれたり、国道168号線の時間通行止めにひっかかったりで、前泊地の道の駅ほんぐうに到着したのは深夜1時半頃だった。翌朝6時半に道の駅を出発。大塔川沿いの林道に入って荒れた道を進む。落石が多く、パンクしないかとヒヤヒヤした。と、突然前を走っていたM内さんが車をとめてしきりに前を見つめている。両手を上にあげて怪物のような恰好をするので熊が出たのかと思ったら、やせこけた猪がトコトコと走っていた。僕の車は大杉谷林道のゲート前にデポし、M内さんの車で引き返して笹ノ瀬川国有林の看板のところに止めた。この車のデポ・回送だけで1時間20分くらい使ってしまったが、帰りの林道歩きを半減できるのでぜひともやっておきたい。前回はこれをしなかったので16キロ以上の林道を4時間かけて歩いたのだった。早速急な斜面を慎重に降りて大塔川に降り立つ。すぐに鮎返しの滝が現れる。

巻いて行こうかと思ったらM内さんが泳いで取りついて左側が登れそうと言う。ここは僕がトップでハーケン2本打って登ったが、上のほうは意外と厳しくて時間がかかってしまった。大岩に長いスリングをかけて支点をとってM内さんをセカンドビレイ。2本目のハーケンは深く刺さってなかなか抜けず、10分くらいトライしていたが埒が明かないので先に登ってもらい、後で僕が回収した。結局この滝の登攀に1時間かかってしまい、今回は途中で林道に上がることになるかなとうっすら予想した。この後淵が連続して泳ぎの連続となる。

    

ウェットスーツを着ているし天気もいいのでそれほど苦にならず楽しく突破。出谷、高山谷の出合も順調に過ぎた。前回は15時に高山谷出合に到着してここで泊まったのだが、このペースだともっと奥まで行けそうだ。これなら今回も途中で遡行切り上げをせずに済むだろう。この後また廊下となり、泳ぎの連続となる。そして広い釜を持った6M滝が現れる。

M内さんが泳いで取りついて登ろうとするがけっこう難しそう。上のほうには残置のハーケンがあるので登れそうだというので僕も行ってみるが、まず流れが速くて取りつきポイントまでたどり着くのが大変だった。そしてアンダーガバと水中のスタンスを利用して体を持ち上げようとするのだが、腕がパンパンでどうしても上げられなかった。再度M内さんがトライしてなんとか体を持ち上げたが、その上に登るのは難儀している様子。その間に僕は左側を巻いて登って上からロープを垂らしてM内さんに登ってもらった。このあとしばらくは河原や小滝の穏やかな渓相となる。

またゴーロ帯が始まり、10Mほどの滝が現れる。ここは左側から登ろうとするが、なぜか足が出ずM内さんにバトンタッチ。M内さんもしばらくトライしていたが結局諦めて右岸から巻いた。

そしてすぐに30Mの大滝が現れる。ここは前回は右岸から巻いたのだが、今回は左岸から巻いた。しかしかなりの大巻きとなり、どちらの巻きのほうがいいかは微妙なところである。

  

この後もゴルジュが続き、2条2M滝が現れる。

手前の淵を泳いで右側の急なバンドを登るが、落ち口に降りるのが微妙に距離があって飛び降りれない。落ち口の大岩にうまく着地できたらいいが、ちょっとでもバランスを崩すと滝に落ちてしまいそうなのだ。まずはザックを先に下ろそうと思って下に放り投げたら流されて滝の下に落ちてしまった。ここでM内さんにバトンタッチするが、M内さんも詰まってしまう。ここはいったん淵を泳ぎ戻り、淵の右側にある岩の裂け目のようなところを登ったが、上のほうでザックが岩の隙間にひっかかってかなり難渋した。なんとか登ってさっきのバンド上で詰まっているM内さんにロープを垂らして懸垂で降りてもらい、僕も後に続いた。そろそろテン場を探したいところだが、8Mの斜瀑が現れ、M内さんが右側から落ち口へのトラバースを試みるが厳しそう。

ここはロープを出して僕がトップで右側を登るが、木がみんな腐っていてちょっと怖かった。狭い微妙なスタンスをなんとか見つけて支点をとりM内さんに登ってもらうが、途中手をかけた木が根こそぎ抜けて落ちていった。懸垂で落ち口に降りてようやく難所を抜ける。このあと地形図で見当をつけていたなるそうな地点に着いたが、川幅一杯に水が流れていてテン場にはできず、さらに進んで右岸に石垣が出てくる手前に平地を見つけてテン場とした。

翌朝テン場を出発してゴルジュを突破。

そのあとは難所もなく泳ぎもなくCo540の二又に到着。右に入ると野竹法師に詰めあがるが、僕らは左のお手軽林道コースへ。入る前にウェットを脱いでズボンに履き替えたが、泳ぎがなかったので最初からズボンでもよかった。すぐに水が切れて静かな谷を登っていくと大きな堰堤が見えてきた。と、その端にヘルメットをかぶりうずくまっている人の姿が見える。。M内さんに言うと、怖いから僕一人で見てきてくれというので近づいてみると、ビニールシートが人の形に見えただけだった。ここからさらに右の枝谷に入り、前方に樋状のものというか、樋が見えてくる。これはトユ状滝やなくてトユそのものやなと言いながらその脇から林道に這い上がった。

ここからは長い林道をだらだら歩いてデポした車に戻ったが、前回よりもよほど楽に感じた。車で入渓地点まで戻るときに猪の死骸を発見。前の日に見かけたあのやせこけた猪だろうか。。帰る前にわたらせ温泉に入り、168号線沿いの「黎明」で中華料理を食べようと思ったが、運悪く閉店していた。

<コースタイム>

1日目:8:30 駐車地 ~ 12:00 6M滝 ~ 14:15 10M滝 ~ 15:00 30M滝 ~ 17:45 テン場

2日目:7:30 テン場 ~ 8:40 Co540二又 ~ 9:20 林道 ~ 11:25 大杉谷林道出合

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5 コメント

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Unknown (まくうち)
2017-09-17 22:16:28
難所は全て山口さんにトップ行ってもらいました。
楽させてもらい、ありがとうございまいした。

わたらせ温泉めっちゃよかったですね。
黒蔵谷、ほんまに楽しかったです。

ほんまに良い谷でしたね。
Unknown (nekoyan_1967)
2017-09-18 00:14:17
はい、ほんまにきれいな谷でした。
わたらせ温泉は背中にデザインのある人たちや団体さんがいなくてよかったです。
Long time ago (kmd)
2017-10-11 18:24:51
カンタロウ滝の一つ下流側の10m滝は、水流にスタンスがあり、トコトコ登りました。水流までは左岸側から取り付きました。大島さんとtkd氏と三人で入った、これまた想い出の谷ですゎ。
10m滝 (nekoyan_1967)
2017-10-11 23:53:16
kmdさん
水流ですか。それは気が付きませんでしたわ。このへんが力量の差なんでしょうな。。
Riki Ryo (kmd)
2017-10-12 07:55:10
沢登りを始めて2年目の夏に行ったんですが、あの頃は怖いモノ知らずでしたし、釜が十分深かったので、落ちてもドボンで済む ということで突っ込みました。あと、「水が常に当たっている岩面はフリクションが比較的いい」ということも頭にあったような気がします。
次行く機会あればトライしてみてください。

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